吉田鋼太郎さんも登場!「キャプテン翼」高橋陽一×ファミマ新戦略×南葛SCがつながった一日
コンビニエンスストア大手のファミリーマートが、新たなエンタメ戦略として「遊べるコンビニ」を掲げたイベントを開催しました。その場には、人気俳優の吉田鋼太郎さんや松平健さんが登場し、さらに『キャプテン翼』作者の高橋陽一さんが、自身が代表を務めるサッカークラブ南葛SCのユニフォームに主人公・大空翼を描くライブドローイングを披露し、大きな話題となりました。
本記事では、このイベントの様子や、ファミリーマートの新たな取り組み、『キャプテン翼』と南葛SCのつながり、そして吉田鋼太郎さんがどのように場を盛り上げたのかを、やさしい言葉でわかりやすくご紹介します。
『キャプテン翼』高橋陽一さん、南葛SCユニフォームに“大空翼”をライブで描く
まず注目を集めたのは、漫画『キャプテン翼』の作者であり、サッカークラブ南葛SCのクラブ代表も務める高橋陽一さんによる、ライブドローイングのパフォーマンスです。
高橋さんは、イベントのステージ上で、南葛SCの2025シーズンのユニフォームをキャンバスのように使い、その場で主人公大空翼を描き上げました。南葛SCの2025年モデルは、クラブエンブレムや背番号に加えて、大空翼のイラストを特徴とするデザインが用意されており、「キャプテン翼のクラブ」ならではのユニフォームとして注目されています。
南葛SCは、原作『キャプテン翼』の中で大空翼が所属するチームと同名で、実在する社会人サッカークラブです。高橋さん自身がクラブの代表を務め、「葛飾からJリーグへ!」を合言葉に活動を続けています。今回のライブドローイングは、そのクラブの象徴ともいえるユニフォームに、物語の主人公を直筆で描くという、ファンにとって非常に特別な瞬間となりました。
また、こうした「大空翼×南葛SCユニフォーム」の組み合わせは、関連グッズやソフビフィギュアなどにも展開されており、翼が小学生時代に着用していた南葛市代表ユニフォームの“ブルーバージョン”など、ファンの心をくすぐるアイテムとしても人気を集めています。
ファミマが目指す「遊べるコンビニ」――5000店舗にゲーム機設置へ
今回のイベントでは、ファミリーマートが掲げる新たなコンセプト「遊べるコンビニ」も大きく発表されました。ファミマは、全国の約5000店舗を対象に、ゲーム機を設置する方針を示し、店舗を「買い物の場」から「遊びも楽しめる場」へと進化させようとしています。
このゲーム機には、クレーンゲームなどのアミューズメント機や、人気キャラクターとのコラボコンテンツが導入される予定で、IP(知的財産)戦略の強化がその狙いとされています。コンビニの中で、日用品を買うだけでなく、ゲームで遊んだり、限定グッズを手に入れたりできるようになることで、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる新しい空間づくりを目指しています。
この動きは、デジタルコンテンツやキャラクターと親和性の高い若年層へのアプローチとしても期待されており、従来の「近くて便利」なコンビニから、「行くのが楽しい、滞在したくなる」コンビニへの転換を象徴する取り組みと言えます。
ファミマが「フェス」を開催――コラボや新戦略を一挙発表
こうした新戦略が披露された場が、ファミリーマートによる大型発表イベント「ファミフェス2025」です。会場では、ゲーム機導入などの新サービスのほか、さまざまな企業やコンテンツとのコラボ企画が紹介され、ファミマが今後どのような「体験」を提供していくのかが、来場者に向けてわかりやすく示されました。
イベントには、時代劇やバラエティなどで幅広く活躍する俳優の松平健さんが登場し、「ファミマはどんどん進化していく」とコメント。長くエンターテインメントの世界で活躍してきた松平さんならではの説得力ある言葉で、ファミマの新たな挑戦を後押ししました。
さらに、会場ではクレーンゲーム機を使ったデモンストレーションも行われ、その場にいた吉田鋼太郎さんと松平健さんが「友達」という設定で、ゲームに挑戦する姿も披露されました。お二人が楽しそうにクレーンゲームを操作する様子は、会場を和ませると同時に、「コンビニで遊ぶ」というコンセプトを視覚的に伝える役割も果たしました。
吉田鋼太郎さんが見せた「大人も楽しめる」遊べるコンビニの姿
今回のキーパーソンの一人が、俳優の吉田鋼太郎さんです。重厚な演技で知られる吉田さんですが、イベントでは、それとはまた違った、親しみやすくユーモアあふれる一面を見せました。
クレーンゲームのデモンストレーションでは、松平健さんとの「友達」設定で掛け合いをしながらプレイし、その姿は「大人が本気で遊ぶ楽しさ」を体現したものになっていました。ファミマが目指す「子どもだけでなく、大人も気軽に遊べるコンビニ」というイメージを、俳優という立場からわかりやすく表現した形です。
また、吉田さんや松平さんといった、幅広い世代に知られる俳優がイベントに登場したことで、ファミマの新戦略が、特定の世代だけでなく、家族みんなで楽しめるものであるというメッセージも伝わりました。今後、ゲーム機コーナーやコラボ企画が本格的に展開されれば、「仕事帰りに少しだけクレーンゲーム」「休日に家族で立ち寄って遊ぶ」といった、これまでのコンビニにはなかった利用シーンも生まれてきそうです。
『キャプテン翼』×南葛SC×ファミマがつながる意味
今回のイベントを象徴的にしているのが、『キャプテン翼』と南葛SC、そしてファミマの取り組みが一つの場で交わった点です。
- 南葛SCは、『キャプテン翼』の主人公・大空翼が所属するチームと同名の実在クラブで、高橋陽一さんが代表を務めています。
- 2025シーズンの南葛SCユニフォームには、クラブエンブレムと背番号に加え、大空翼のイラストがあしらわれたデザインが展開されており、『キャプテン翼』ファンにもサッカーファンにも響くアイテムになっています。
- ファミマのイベント会場では、そのユニフォームを使ったライブドローイングが行われ、作品世界とリアルなサッカークラブ、そしてコンビニエンスストアの新戦略が、一つのステージで表現されました。
『キャプテン翼』は、これまで世界中の多くのサッカーファンやプロ選手に影響を与えてきた作品として知られています。その作者が代表を務めるクラブのユニフォームに、イベントの場で主人公を描き入れるという行為は、「スポーツ」「漫画」「ビジネス」を横断する象徴的なシーンとなりました。
一方、ファミマはキャラクターIPやゲームといったエンタメ要素を積極的に取り入れることで、「日常の買い物」と「非日常の楽しさ」を融合させようとしています。こうしたコラボレーションは、単にキャンペーンを盛り上げるだけでなく、コンビニというインフラ的な存在を、文化やエンタメの発信基地へと変えていく試みとも言えます。
これから広がる「遊べるコンビニ」の可能性
今後、ファミリーマートが全国約5000店舗にゲーム機を設置していくことで、私たちのコンビニ体験は少しずつ変わっていくかもしれません。
- 買い物ついでにちょっとしたゲームを楽しめる場所
- 人気キャラクターやIPと出会えるコラボの拠点
- 家族や友人と立ち寄って思い出をつくる場
そうした新しいコンビニ像を、今回は吉田鋼太郎さんや松平健さん、高橋陽一さんといった、幅広い分野の人気者たちが一緒に形にしてみせました。日常のすぐそばにあるコンビニから、スポーツや漫画、ゲームといった多様なエンターテインメントが広がっていく未来に、期待が高まります。
そして、『キャプテン翼』の世界から生まれた南葛SCが、ユニフォームやイベント、コラボ企画を通じてどのようにファンの輪を広げていくのかも、これからの楽しみなポイントです。高橋陽一さんが描いた大空翼がプリントされたユニフォームは、単なるスポーツウェアを超え、「夢やあこがれ」を身につけるアイテムとして、多くの人の心をつかんでいきそうです。




