竹下幸之介が東京ドーム「第1試合出撃」を提案も却下される プロレス界トップを目指す野心を明かす
新日本プロレスが1月4日に東京ドームで開催する「サンセイアールアンドディ presents WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」で、IWGP世界ヘビー級王者・竹下幸之介とIWGPグローバルヘビー級王者・辻陽太によるダブル王座戦が行われます。この大一番に向けて、竹下幸之介が興味深い提案をしていたことが明かされました。
竹下幸之介が「第1試合」での開催を提案
1月3日に開催された前日記者会見で、竹下幸之介は大胆な構想を明かしました。メインイベントが棚橋弘至の引退試合に決まった際、新日本プロレスに対して「東京ドームの第1試合でIWGPをやるのはどうか?」と提案したというのです。
この提案は、常識を覆す革新的な発想でした。通常、ビッグマッチは大会のメインイベント(最終試合)で行われることが慣例です。しかし竹下幸之介は「時代を変えましょう」という想いから、この大胆な提案に至ったのです。
辻陽太が「新日本らしさ」を理由に却下
この提案に対して、辻陽太は「東京ドームの第1試合こそ、ヤングライオンのシングルマッチであるべき」と反論し、竹下の提案を却下しました。
辻陽太は、第1試合の意義について「それが新日本プロレスだと思う」と語り、団体の伝統と未来を担う若手レスラーの登竜門としての重要性を強調しました。新日本プロレスが培ってきた伝統的な大会構成を守ることが、団体のアイデンティティだという考え方です。
竹下幸之介の視座の違い「プロレス界全体のトップを目指す」
この第1試合提案の却下後、竹下幸之介は記者会見での発言で、自身の大きな野望を明かしました。「新日本プロレスを背負おうとする者か、プロレス界を背負おうとする者か。どちらが先に立つのか明日の試合で見てほしい」と述べ、プロレス界全体のトップに立つ野心を隠しませんでした。
竹下幸之介は、単に新日本プロレスの最高峰を目指すのではなく、「僕がプロレス界の先頭に」立つことを目標としています。これは、新日本プロレス、AEW、DDTの三団体に所属する規格外のレスラーだからこその視点であり、より大きなステージでプロレス界全体を牽引しようとする姿勢を表しています。
異例の「前哨戦なし」での頂上決戦
今回のダブル王座戦は、ビッグマッチとしては異例の「前哨戦なし」での激突となります。通常、大きな試合の前には、選手の実力や物語を見せるための前哨戦(別の試合)が組まれることが多いのですが、今回はそうした予備戦を設けない決定が下されたのです。
これについて、竹下幸之介は「前代未聞だが、常識を覆してきたから関係ない」と涼しい顔で対応。多くの試合経験を積んできた彼にとって、試合順や大会での位置づけは問題ではなく、どのような舞台でも最高のパフォーマンスを発揮する自信が感じられます。
辻陽太「人生の大一番」への覚悟
一方、辻陽太にとっては、この試合は「間違いなく人生の大一番」であり、背負う期待とプレッシャーは計り知れません。記者会見での発言から、この試合にかける覚悟がひしひしと伝わってきます。
辻陽太は、IWGPヘビー級王座の復活を目指しており、「過去を大事にできなければ未来も」という思想を持っています。新日本プロレスの伝統を守りながらも、その歴史を背負って次の時代へ進むという決意が感じられます。
竹下幸之介の本気「120パーセントのTAKESHITA」
対する竹下幸之介は、自身のDDT時代の経験を引き合いに出しました。「観客8人の前で試合をしたことがある。試合順に関係なくベストな試合を見せる」という言葉から、どのような状況でも最高のパフォーマンスを発揮する姿勢が読み取れます。
そして、「辻陽太の人生の大一番だというなら、僕は明日120パーセントの本気のTAKESHITAで受けて立つ」と宣言しました。相手の覚悟を受け止め、全力で応える姿勢を示しています。
新日本プロレスの未来がかかった試合
このダブル王座戦は、単なる王座防衛戦ではなく、2026年以降のプロレス界を担う大一番として位置づけられています。
竹下幸之介と辻陽太は、相反する視座で戦うことになります。新日本プロレスの伝統を守りながら団体を背負う者と、プロレス界全体のトップを目指す者。この思想の対立が、1月4日16時からの東京ドーム会場で、どのような試合として花開くのか。プロレスファンの注目が集まっています。
両者の「本気」がぶつかり合う瞬間まで、あと数時間です。


