児島競艇「第37回瀬戸の女王決定戦」優勝戦を徹底解説!―田口節子・松尾夏海・寺田千恵ら実力派が激突
はじめに
児島競艇場(岡山県倉敷市)で開催中の「オールレディース第37回瀬戸の女王決定戦」が、熱戦の末にいよいよ最終日<2025年9月13日>の優勝戦を迎えます。本稿では、優勝戦進出6選手それぞれの戦績や注目ポイント、地元ファンの声、児島競艇の歴史的背景までを、やさしく丁寧に解説します。
大会の概要と注目のレース「優勝戦12R」
児島競艇場で行われる本大会は「女子選手限定」のハイレベルなGⅢレースであり、多くのボートレースファンが“瀬戸の女王”の栄冠を巡る争いに注目しています。
- 開催名:オールレディース 第37回瀬戸の女王決定戦
- 会場:児島競艇場(岡山県倉敷市)
- 最終日(優勝戦):2025年9月13日
優勝戦出場選手紹介
- 1号艇:田口 節子(岡山・岡山支部/44歳)
- 2号艇:平山 智加(香川・香川支部)
- 3号艇:寺田 千恵(福岡・岡山支部)
- 4号艇:松尾 夏海(愛媛・香川支部)
- 5号艇:魚谷 香織(山口・福岡支部)
- 6号艇:鎌倉 涼(大阪・大阪支部)
それぞれの枠番・支部を背負い、今回も華やかな顔触れが揃いました。
1号艇・田口節子―盤石のエース、地元ファンの期待を担う
今回も話題の中心は田口節子選手です。2025年の1コース戦績は42戦33勝と1着率79%の驚異的な数字を記録し、準優もきっちり1号艇で逃げ切り、堂々ポールポジション獲得となりました。
児島では9回目の優出、優勝回数は地元で6回、オールレディース通算253回目の優出・74優勝という抜群の実績を持ち、今大会でも危なげなく1コースから逃げ切っています。
2号艇・平山智加―児島との相性バツグン
平山選手は児島での優出実績3度、実は「2009年オール女子戦で2コース差し」「2012年同大会で2コースまくり」など、2コースからの優勝実績が輝きます。
2025年の2コース戦では8走4勝と着実な成績を出しており、「抜群の2コース巧者」として今回の優勝戦でも要注目です。
3号艇・寺田千恵―歴代1位タイの女子レジェンド再び
寺田選手は今節で全レース3連対(※1着・2着・3着)を果たし、堂々と優勝戦登場を決めました。なんと児島は37回目の優出で、過去6度の当地優勝もある女子競艇界の大ベテランです。
「オールレディース通算18V」という前人未到の記録を持ち、今回こそ児島の“瀬戸の女王”の戴冠なるかに注目が集まっています。
4号艇・松尾夏海―近況3節連続優勝、青いカポックの勢い
松尾選手は、近年安定した結果を残しており、「近況3節連続V(優勝)」の勢いそのままに4号艇・青いカポックで登場です。直近のレースで躍進が目立ち、今大会でも随所で鋭い捲りが光りました。
コース別1着率は12%(2025年)と大きくはありませんが、この勢いを武器に台頭なるか、地元ファンからも期待の声が上がっています。
5号艇・魚谷香織―初の児島オールレディース優出
魚谷選手は意外にもこれまで児島オールレディース出場がなく、今回が初優出となります。2025年9月12日の準優12Rでは2着に入り、鋭い差しを見せました。
2019年10月の福岡オールレディース以来、約6年ぶりのVへ向けたチャレンジ。存在感のあるレース展開で注目です。
6号艇・鎌倉涼―“女王”称号の実力を見せつけられるか
鎌倉選手は今節も粘り強く勝ち上がり、1~6着まで幅広く経験しつつも2着・4着など着実にポイントを積み重ね、優勝戦進出の切符を掴みました。
準優勝戦の振り返り
12日に行われた準優3レースは、それぞれ1号艇が順当に勝ち上がりました。田口選手が1コースから逃げ、平山・寺田選手も準優勝戦をそれぞれ制しています。近年、オールレディース優勝戦では2号艇の優勝が3節連続で続いているジンクスもあり、2号艇・平山選手の走りにも関心が高まっています。
児島競艇の歴史的背景と今大会の意義
今回の大会は、児島スタンドが新しく建て替えられる前の「現スタンド最後の開催」となり、3ヵ月間の休止期間に入ります。地元ファンにとっては、まさに歴史的な開催となりました。田口節子選手のような地元エースが最後を締めるのか、それとも他支部勢が戴冠するのか、ここにも大きな注目が集まっています。
ファンの声、有力選手への期待・応援
- 地元・岡山の田口選手には応援メッセージが殺到。 彼女の丁寧かつ力強いレーススタイルには、特に岡山ファンを中心に熱烈な声援が送られています。
- 寺田、鎌倉、松尾のレジェンド対決も注目ポイント。「経験と勢い」のどちらが勝るか、ネットでも予想合戦が繰り広げられています。
- 初優出の魚谷選手に対しても「新しいスター誕生に期待」の声が多数見受けられます。
まとめ:児島“瀬戸の女王”誕生のその瞬間へ
3カ月ぶりの休止を控えた記念すべき開催で、悲喜こもごもを乗り越えた6選手によって「新たな瀬戸の女王」が誕生します。1号艇・田口節子による地元Vの偉業か、2号艇・平山智加の2コース巧者としての連続優勝なるか、はたまた松尾夏海の3節連続Vでの快進撃か。2025年秋、児島競艇場で繰り広げられる“女王決定戦”の結末は、多くのファンにとって熱く心に残る一戦となるでしょう。
お子様や初心者の方でも楽しめるよう、ボートレーサーたちの人物像にも親しみを持ちつつ、今後も児島競艇の女子戦に注目していきましょう。