有原航平が主役!2025年日本シリーズ第1戦、ソフトバンクと阪神が激突

激闘の舞台:有原航平と村上頌樹、最強投手同士の初戦

2025年10月25日、みずほPayPayドームで福岡ソフトバンクホークスと阪神タイガースによる「SMBC日本シリーズ2025」第1戦が幕を開けました。ソフトバンクの先発は有原航平投手、対する阪神は村上頌樹投手。両者とも今季14勝を挙げたエースであり、プロ野球ファンにとって待ちに待った投手対決となります。

  • ソフトバンク有原航平:今季26試合14勝9敗、防御率3.03(パ・リーグ1位タイ)
  • 阪神村上頌樹:今季26試合14勝4敗、防御率2.10(セ・リーグ4位)

両投手は「日本生命セ・パ交流戦 2025」でも顔を合わせており、その際はソフトバンクが2勝1敗と優勢でした。このシリーズがどのような展開になるのか、両チームの投手陣が大きな鍵を握っています。

有原航平、2年連続大舞台で初戦のマウンドへ

昨年の日本シリーズ第1戦で7回4安打無失点の快投を見せ、勝利投手となった有原投手。今年は、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦で北海道日本ハム打線を6回4安打無失点に抑えるなど、ポストシーズンでも安定した力を発揮しています。

有原航平は「目の前の打者に集中し、とにかく粘り強く。チームが勝てるようにしっかり投げます」と語り、チームを勝利へ導く自信を見せています。対阪神戦では過去3試合(先発2)、1勝1敗1セーブ、防御率7.20とやや苦戦傾向ですが、数々の大一番を乗り越えてきた経験値が武器です。

阪神タイガース、最速優勝チームの意地

阪神タイガースは、NPB史上最速でセ・リーグ王者の座を獲得し、この日本シリーズに臨みます。村上頌樹は安定感抜群の右腕であり、有原航平との先発対決は日本のプロ野球ファンが最も注目するポイントとなっています。

  • 村上頌樹は2025年交流戦でも好投し、野村勇との対戦で2本の二塁打を許すなど、今後の展開が見逃せません
  • DH(指名打者)起用も戦略であり、阪神にとってはパ・リーグ本拠地という条件下で新たな采配が求められます

打線にも注目ポイント多数

ソフトバンク打線では野村勇選手がクライマックスシリーズで存在感を発揮。打率は.190ながら第1戦で先制弾、第4戦でも反撃の一発を放つなど、今シリーズでも要注意の存在です。村上頌樹との交流戦対戦でも2本の二塁打を放っており、パンチ力に期待が高まっています。

一方、阪神打線も豊田寛、糸原健斗、森下翔太ら多彩な選手がDHで起用される可能性があり、打撃戦の展開にも注目です。

監督・コーチ陣の戦術と熱意

  • ソフトバンク小久保監督は「だいぶ疲労が抜けてきた」と、第2戦でモイネロを中5日で投入する方針を明言
  • 藤川球児コーチは「セ・リーグ代表として必ず優勝を」と阪神の日本一奪取へ闘志を燃やします

ソフトバンクは左右のエースを序盤から繰り出す“強気布陣”で、3戦目以降の甲子園決着も視野に入れています。福岡移転後、日本シリーズ本拠地では過去7戦全勝という圧倒的な強さも追い風です。

個人データと成績で見る有原航平

  • 2025年シーズン、交流戦防御率:0.86で4位
  • シーズン通算成績:26試合登板、14勝9敗、防御率3.03
  • 対左打者被打率:.276と右打者よりやや高め、阪神打線の調整次第で勝負の行方に影響あり

ファンの熱狂と街の変化

大阪の道頓堀は阪神の勝利に沸くファンで埋め尽くされる予想。過去にも日本一決定時には歓喜のファンが詰めかけ、街全体が熱に包まれました。今年もソフトバンクの挑戦を前に、虎党のボルテージが急上昇しています。

福岡もまた、日本シリーズ進出2年連続達成のソフトバンク応援ムードが最高潮。初戦から激戦が予想される中、球場の雰囲気もファンの期待に満ちています。

今後の見どころ:第2戦以降の展開も熱気十分

  • 第2戦以降、モイネロが中5日で阪神打線に挑む予定
  • 甲子園での第3戦以降、阪神の地元ファンの応援がチームに大きな後押しとなる
  • 打線の爆発、好守備、継投策など、両軍の総力戦が日本一を左右

まとめ:有原航平の投球に全ての注目が集まる

日本シリーズ2025は、有原航平を筆頭とする最強投手陣と両打線の激突、さらには監督・コーチ陣の戦術が交錯する“夢舞台”となっています。パ・リーグ王者ソフトバンクとセ・リーグ王者阪神、球史に残る名勝負が今、始まります。ファンの応援や熱気も相まって、新たな伝説が生まれる瞬間を多くの人が固唾を飲んで見守っています。

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