前田健太、楽天イーグルス移籍最有力!日米通算165勝の大ベテラン、古巣広島からはオファーなし
前田健太とは?日米で実績を積んだ右腕
前田健太(マエケン)は広島東洋カープ出身で、NPB(日本プロ野球)時代から圧倒的な存在感を放ち、2015年オフにポスティングシステムを利用しMLBロサンゼルス・ドジャースへ移籍。その後、ミネソタ・ツインズ、デトロイト・タイガースで合計9年に渡ってメジャーで活躍しました。
MLBでは通算226試合に登板し、ポストシーズン27試合の経験、さらにワールドシリーズ出場も2回を数えるなど、国際舞台でも確かな実績を誇る日米通算165勝のベテラン投手です。
楽天イーグルス、前田健太へ2年総額4億円以上の好条件提示
2025年11月20日、楽天イーグルスが前田健太に2年総額4億円以上(出来高含む)という好条件でオファーを出していることが明らかになりました。球界関係者の話によれば、前田選手は複数球団からオファーを受けたものの、楽天が最も強い熱意を見せ、また条件面でも他を上回る内容だったため、現時点で移籍先最有力と報じられています。
- 2025年シーズン終了後すぐに帰国し、自主トレを行うなど復調にも努めていた
- 今年5月にはMLBタイガースからDFA(メジャー40人枠外)になり、その後はカブス・ヤンキース傘下の3Aでプレー
- フォームを修正し、最速151.9キロの速球で完全復活をアピール
- 「どれだけ必要としてくれるか」を最重視し、球団選びに迷いながらも、日本球界復帰が本人にとって大きな動機になっている
古巣広島カープからはオファーなし、ファンの反応は?
前田健太選手といえば、カープへの愛着も強いことで知られますが、今回、広島からは公式なオファーがなかったことが明らかになり、SNS上では「どうして古巣が声をかけないのか」といった批判や残念がる声が上がりました。カープ側のチーム事情や世代交代など、さまざまな理由が背景にあると言われますが、ファンにとっては複雑な思いとなっています。
- 広島ファンからは「せっかくのレジェンドなのに」「なぜ最後はカープで…」と惜しむ声が多い
- 楽天移籍報道後、楽天ファンは「一流の実績と経験でチームが変わるのでは」と期待感を高めている
- 巨人なども交渉に加わったものの、楽天の「複数年契約」と出来高を含めた好条件が大きな決め手に
楽天イーグルスにとっての前田健太獲得の意義
楽天は2025年シーズン、13年ぶりのパ・リーグ優勝、日本一を目標とし、「勝てる投手」「若手の手本になるリーダー」の存在を求めていました。今季は規定投球回・2ケタ勝利投手がいないなど、投手陣の層の薄さが課題となっていました。
- 前田選手は、堂々たる実績だけでなく、「体の使い方」「フォーム改造」「メジャーでの調整法」など、多彩な知見を若手に伝えることが期待されています。
- 本人も「もうほとんどすべてのことを経験した。だからそういう経験は伝えられる」と語っています。
- 楽天は2013年以来のリーグVを実現するため、田中将大(マー君)に続くビッグネームとして前田投手を加え、「二大ベテラン投手体制」で投手力を底上げしたい考えです。
NPB復帰を決断した理由 「必要とされる場所で」
前田健太選手は今回のオフを迎えるにあたって「どれだけ必要としてくれるかを一番大切にしたい」と語り、誠意と熱意で迎えてくれる球団を選ぶ姿勢を一貫して見せてきました。米球界関係者も「いくつかのオファーがあったが、楽天の熱意が強かったようだ」と述べ、誠心誠意のアプローチが心を動かしたとみられます。
- メジャーでのトレード、FA、オプトアウト、フォームの崩れと復調、先発だけでなくリリーフ経験など、様々な波乱を乗り越えた経験が後輩にも大きな財産となる
- 日米通算200勝まであと35勝。本人にとっても大きなモチベーションに
- 日本球界での現役ラストチャプターを、求めてくれる場所で輝きたいという意思がうかがえる
球団関係者・森井社長のコメント「本人の決断を尊重」
一連の移籍報道について、楽天イーグルスの森井誠之社長は「逆に僕が聞きたいんですけど」と多くを語らず、報道陣の質問へ慎重な姿勢を見せました。ただ、球団側としては前田選手へのオファー内容に自信を持ち、本人の最終決断を静かに待つ方針であることは間違いありません。
- 楽天は近年、若手育成と経験豊富なベテラン補強のバランスを重視している
- 複数球団との交渉や争奪戦もあったが、条件・誠意の両面でリードした楽天
- 森井社長は球団を代表しつつも、メディアへのコメントを控えめにし、選手本人の意思決定を最大限リスペクト
ファンや球界の重鎮、SNS上での反応
SNSやファンコミュニティでは、マエケンの楽天移籍に大きな話題が集まっています。賛否両論あるものの、野球界全体として久々のNPB復帰を歓迎するムードが強まっています。
- 広島ファン:「なぜカープが手を挙げないのか」という不満や怒りがSNSで拡散
- 楽天ファン:「これで田中将大との二枚看板になる」「若手投手への影響も大きい」と歓迎ムード
- 他球団ファン:「日本球界での最後を見届けたい」「NPBのレベルが上がる」と期待感や温かなエール
一方で、「38歳のベテランがどこまでやれるのか」「マー君と同じように復活できるか」など、冷静な見方や課題意識を持つファンもおり、今後の活躍や適応力にも注目が集まります。
プロ野球に新たな刺激、マエケンが楽天で果たす役割
今季の楽天は先発ローテーション投手の強化という課題を抱えていました。規定投球回数の投手も2ケタ勝利投手もおらず、来季に向け大きなテコ入れが求められていました。前田健太の加入は、まさにこの補強ニーズに最高のマッチングとなります。
- 先発の柱として勝ち星の積み増し
- 若手投手の手本、特訓・助言などの役割
- チームの士気と話題性アップ
- 日本復帰11年ぶり、仙台での新生活をスタート
まとめ:前田健太、楽天入団決断は間近か 今後の動向に注目
現時点で前田健太の楽天イーグルス入りはほぼ決定的とされています。正式契約・発表は間近だと見られますが、日本球界復帰に際し、本人の決意と球団の熱意が強く結びついた形です。新たなシーズン、ベテランの知恵と力で日本球界がどのように進化するのか――ファンや関係者の期待は膨らむばかりです。
今後の動向や会見、入団セレモニー、さらに新天地での活躍ぶりに注目が集まります。




