競馬ラボが大相撲九州場所で初の懸賞旗掲出
—異業種コラボが相撲ファンと競馬ファンに新たな話題を提供

2025年11月、競馬情報サイト「競馬ラボ」が、開催中の大相撲九州場所で初めて懸賞旗(けんしょうばた)を掲出し、多方面から注目を集めました。緑色をベースにした旗のデザインには、これまでの相撲業界では見られなかった、コミカルな馬のイラストが描かれており、斬新さと可愛らしさで観客やメディアの話題の的となりました。

異業種コラボレーションの舞台裏

従来、懸賞旗掲出は飲料や食品、金融業界などの企業が中心でしたが、競馬メディアによる掲出は異業種コラボとして業界内外の大きな関心を集めています。このコラボレーションの背景には、相撲と競馬が持つ共通点——たとえば「日本の伝統を感じるエンターテインメントであること」や、幅広い世代に支持されている点——が指摘されています。

特に、競馬ラボが用意した懸賞旗の中央には、「週末はお馬とドスコイ 競馬ラボ」というキャッチフレーズが大きく掲げられ、観覧席からも一目でわかる工夫がなされています。旗に描かれた馬のイラストはユーモラスで親しみやすく、競馬ファンだけでなく、相撲ファンや家族連れの観客にも笑顔を届けています。

福岡国際センター——九州場所の熱気の中で

今回話題となった懸賞旗が披露された場所は、福岡国際センターで開催されている大相撲九州場所です。
懸賞旗は、九州場所初日の人気取り組みである王鵬—若元春戦から登場し、その鮮やかな色彩とデザインで場内を彩りました。続く4日目には大の里—霧島戦にも掲出され、以降も義ノ富士、琴櫻、安青錦など注目の取り組みで掲出が続いています。皆勤で掲出されたわけではなく、取り組みカードやその日の話題性に応じて、日替わりでさまざまな取組の際に登場し、観る者の期待を高めました。

競馬ラボとは——幅広いコンテンツが魅力の競馬総合サイト

  • 競馬ラボは、調教分析や予想家コラム、データ分析など多彩な競馬情報を提供する日本有数の競馬情報サイトです。
  • 競馬エンタメの発展と普及を目指し、初心者から上級者まで楽しめる幅広いコンテンツを用意しています。
  • 今回の大相撲九州場所の懸賞旗掲出は、同社にとっても新たな試みとなり、競馬ファン以外の一般層へもブランド認知を広げるユニークなマーケティングとなりました。

懸賞旗掲出の意義とその広がり

そもそも懸賞旗は、取組前に土俵周囲を回り、スポンサー企業や団体のロゴやメッセージを掲げて力士への賞金提供をアピールするプロモーションとして長い歴史を持っています。その中で、近年は多様な業界からの参入が目立ちますが、「競馬ラボ」のようなネットメディア業界が本格参入するのは非常に珍しいケースです。

  • 旗の周回シーンはテレビ中継でも注目されやすく、会場内外へのPR効果も抜群です。
  • 今回の旗は、単に宣伝としての役割ではなく、馬のイラストなどで「競馬の楽しさ」や「スポーツの垣根を越えた親しみやすさ」を訴求しており、これがファン心理にも訴えています。

ファンや関係者の反応

  • 会場内では「こんなかわいい旗が相撲で回るなんて!」、「馬のイラストが斬新で子どもも大喜び」などポジティブな声が聞かれました。
  • 一部の競馬ファンは「競馬場以外で競馬ブランドを見かける日がくるとは」と驚きと喜びをコメントしています。
  • 相撲関係者からも「新しい協賛の形が今後増えるきっかけになるのではないか」と、今後のプロモーションの広がりに期待を寄せるコメントが出ています。

今後の可能性—スポーツの垣根を越えた交流の時代へ

今回の「競馬ラボ」と相撲界とのコラボレーションは、一過性のイベントだけでなく、これからのスポーツ業界のPRやブランド戦略に新たな指針を示すきっかけになったと言えるでしょう。ハイブリッドなファン層の創出や、イベントごとにコラボ仕様のノベルティ配布、スポーツ横断型のキャンペーン実施など、新しい取り組みにも期待が寄せられています。

まとめ:伝統×革新がもたらす驚きと笑顔

今回の競馬ラボの懸賞旗掲出は、伝統スポーツである大相撲と、人気競技である競馬メディアとの「異業種コラボ」という点で大きな話題を呼びました。
記憶に残るコミカルな馬のイラストと、「週末はお馬とドスコイ」のキャッチフレーズは、イベントに参加したすべての人々に新しい体験をもたらしました。今後もこうした試みから、さらに多様なスポーツやエンターテインメントの世界が広がっていくことでしょう。

参考:競馬ラボ懸賞旗の掲出スケジュール例(2025年九州場所)

  • 11月9日(初日):王鵬—若元春戦
  • 11月10日(2日目):安青錦戦
  • 11月11日(3日目):琴櫻戦
  • 11月12日(4日目):霧島戦
  • 以降、義ノ富士、琴桜、安青錦ほか、話題の取組で掲出。

おわりに

「競馬ラボ」の懸賞旗掲出は、単なるPR活動を超えた新しいスポーツ文化の創造へとつながる一歩です。競馬と相撲、二つの伝統が手を取り合うことで、地域やファン層を越えた交流が今後も広がっていくことが期待されます。今後の新たなコラボ展開や、他スポーツとの連携にも注目していきたいと思います。

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