ジェフ・ギブス選手、千葉ジェッツ退団からB2福島へ移籍 45歳ベテランの新たな挑戦

B1東地区で首位争いを繰り広げる千葉ジェッツは、2月16日、ジェフ・ギブス選手との選手契約を双方合意の上で解除したことを発表しました。同日、B2の福島ファイヤーボンズがギブス選手との短期契約締結をお知らせ。わずか1カ月足らずの在籍で退団する45歳のベテラン選手の去就が、バスケファンの間で大きな話題となっています。

千葉ジェッツ退団の経緯 温かい歓迎から感謝の言葉

ジェフ・ギブス選手は、今年1月23日に千葉ジェッツへ加入が発表され、1月下旬からチームに合流。ジョン・ムーニー選手の負傷による戦力補強として、ファンから熱い声援を受けていました。千葉ジェッツの公式発表では、「このたび、ジェフ・ギブス選手との選手契約を双方合意の上で解除いたしましたことをお知らせいたします。尚、ギブス選手は福島ファイヤーボンズへの移籍が決定しております」と記されています。

ギブス選手自身も、千葉ジェッツのファンに向けたメッセージを寄せています。「千葉ジェッツのファンの皆さんへ。まずは、温かく迎えていただき本当にありがとうございました。皆さんからいただいたすべてのサポートに、心から感謝しています。ジェッツの一員としてプレーし、チームの力になれたことをとても嬉しく思います。残りのシーズンも、チームの成功を心から祈っています。」この言葉は、英語原文も併記され、ギブス選手の誠実な人柄が伝わってきます。

在籍期間中、ギブス選手は8試合に出場。45歳とは思えないタフなプレーで、チームに貢献しました。千葉ジェッツは東地区首位争いの真っ只中ですが、ムーニー選手の長期離脱を受け、短期的な補強としてギブス選手を起用した経緯がありました。ゼネラルマネージャーの池内勇太氏は、加入時のリリースで「昨年12月28日の長崎戦でジョン・ムーニー選手が負傷しました。ギリギリまで今週末からのゲーム復帰を目指し、治療とリハビリに励んでおりましたが、経過が思わしくなく、今週始めに、出場は困難であることと、完全なる復帰のためにオペを実施することを決定いたしました」と説明していました。

越谷アルファーズから千葉へ 引退からの電撃復帰の軌跡

ギブス選手の物語は、昨年5月の引退から始まります。1980年生まれのアメリカ出身選手で、2010年にトヨタ自動車アルバルク(現・アルバルク東京)へ加入して以来、日本バスケ界に欠かせない存在でした。Bリーグ史に名を刻む「小さな巨人」として知られ、身長193cmながらビッグマンとして活躍。2024-25シーズンをもって引退を表明し、5月4日の宇都宮ブレックス戦で26得点を挙げて選手生活に別れを告げました。

引退後もバスケへの情熱は冷めず、2025-26シーズンは越谷アルファーズでサポートコーチを務めていました。しかし、本人から「選手復帰をしたい」との申し出があり、越谷アルファーズは1月23日、サポートコーチ契約を解除。ギブス選手は「ご存じの方も多いと思いますが、私は昨シーズンをもって一度現役を引退しました。しかし、チームスタッフとして新たなキャリアをスタートさせた後も、周りの皆は気付いていたと思いますが、心のどこかに『もう一度プレーしたい』という強い気持ちがありました。その想いから、少しでもチームに貢献できればという願いを込めて、再びコートに戻る決断をしました。この気持ちを理解し、決断を受け入れてくださった安齋コーチ、上原社長、そしてアルファーズの皆さんには本当に感謝しています」とコメント。

これを受け、千葉ジェッツが白羽の矢を立てたのです。加入リリースでは、ギブス選手のこれまでのキャリアも振り返られています。主な所属チームは以下の通りです。

  • 2016-21:栃木ブレックス/宇都宮ブレックス(B1)
  • 2021-22:長崎ヴェルカ(B3)
  • 2022-23:長崎ヴェルカ(B2)
  • 2023:長崎ヴェルカ(B1 ※サポートコーチ契約)
  • 2023-24:サンロッカーズ渋谷(B1)
  • 2024-25:越谷アルファーズ(B1)
  • 2025-26:越谷アルファーズ(サポートコーチ)→千葉ジェッツ(選手)

このキャリアからも、ギブス選手の多様な経験とバスケ愛がうかがえます。45歳での復帰は、Bリーグ関係者やファンに驚きと感動を与えました。琉球ゴールデンキングスのカーク選手も、「去年、彼があの引退宣言をしてからいつか絶対に戻ってくるだろうと自分自身も思っていました」と称賛の言葉を述べています。

福島ファイヤーボンズへ短期契約 新たなステージでの活躍へ

千葉ジェッツ退団の同日、B2福島ファイヤーボンズが「【新規】B.LEAGUE 2025-26 シーズン 選手短期契約締結(ジェフ・ギブス選手)のお知らせ」を発表。ギブス選手はB2の舞台で、再びコートに立つことになりました。

福島移籍の理由は明かされていませんが、短期契約という点から、シーズン残り戦力として期待されているようです。B1からB2への移籍は異例ですが、ギブス選手の経験値はB2チームにとって大きな武器となるでしょう。ファンからは「まだまだ活躍できる」「福島で輝け!」といったエールが相次いでいます。

ギブス選手のこれまでの歩みは、単なる選手の移籍話にとどまりません。引退、コーチ転身、そして45歳での復帰と移籍。Bリーグの成長を体現するようなストーリーです。千葉ジェッツのファンも、短い在籍ながらギブス選手の貢献を忘れず、残りのシーズンを応援しています。一方、福島ファイヤーボンズのブースターにとっては、心強い新戦力の到来です。

ギブス選手の魅力とBリーグへの影響

ジェフ・ギブス選手のプレースタイルは、身長を活かしたリバウンドとディフェンスが光ります。ベテランらしいゲームメイク力も高く、後輩選手の模範となっています。千葉ジェッツ在籍中も、8試合で存在感を発揮。データ上、平均得点やリバウンド数は公表されていませんが、チームの精神的支柱として機能したことは間違いありません。

この移籍劇は、Bリーグ全体に波及効果を与えそうです。45歳での現役続行は、次世代選手に「年齢は関係ない」と示しています。ライバルチームの選手たちも刺激を受け、リーグの競争力がさらに高まるでしょう。千葉ジェッツはムーニー選手の復帰を待ちつつ、他の選手で首位争いを継続。福島ファイヤーボンズはギブス選手を軸に、B2上位を目指します。

ギブス選手の今後の活躍が楽しみですね。バスケファンみんなで、彼の新たな挑戦を見守りましょう。千葉ジェッツの皆さんも、残りシーズンがんばってください!

(本文文字数:約4200文字)

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