ラグビー日本代表、ヨーロッパ遠征「リポビタンDツアー2025」で歴史的ビッグゲームに挑む──試合の見どころと応援放送情報を徹底解説
リポビタンDツアー2025が始動
2025年シーズンの締めくくりとなる、ラグビー男子日本代表のヨーロッパ遠征「リポビタンDツアー2025」がいよいよ始まりました。大正製薬が特別協賛するこのツアーは、11月にイングランドで南アフリカ共和国戦、アイルランド代表戦、ウェールズ代表戦、そしてジョージア戦と、まさに「ビッグゲーム」の連続となっています。2015年のワールドカップで日本が南アフリカ共和国に勝利してから10年が経ち、次なる歴史的一戦に注目が集まっています。
戦う相手は世界の強豪国──南ア戦を前にした日本代表の挑戦
遠征の初戦は、現地時間11月1日(日本時間11月2日)、イングランド・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた南アフリカ共和国代表戦です。世界ランキング1位と13位の対戦で、勝負通り越して「歴史的試合」の呼び声高い一戦となりました。過去には、2015年ワールドカップで日本が南アフリカを下した伝説の「ブライトンの奇跡」がありましたが、その後は未勝利が続いており、今回のビッグゲームで再び金星を狙います。
南アフリカ共和国代表は、日本戦後、フランス、イタリア、アイルランド、ウェールズとの連戦を控えています。世界最強のナショナルチームとしてのプライドをかけ、全力の戦いを予想させます。一方、日本代表は「エディーJAPAN」が始動して2年目。2015年に代表を率いたエディー・ジョーンズヘッドコーチ率いる新体制下で、圧倒的なスピードと個性を武器に「ビッグゲームに強いチーム」へと進化を遂げようとしています。
南アフリカ戦への期待と選手の心意気
朝日新聞の記事では、かつて日本代表としてワールドカップで南アフリカに勝利した経験を持つ選手が「ビッグゲームに強いのは才能」と語っています。「一瞬の判断力」「逆境でも冷静さを保つ力」「チーム全員が同じゴールを見据える結束力」など、単なる実力差以上の「勝負強い」日本ラグビーのDNAが問われる一戦です。実際、今回の代表メンバーにも、若手からベテランまで、個々の経験や持ち味を活かして、歴史的な勝利を目指す意気込みが感じられます。
日本ラグビー協会によれば、今回の南ア戦で初キャップ(初代表戦出場)となる選手も含まれており、たとえば平生翔大選手は「ここに辿り着くまで支えてくださったすべての方々への感謝を忘れず、ひたむきに泥臭く体を張り続けたい」とコメントしています。世代交代が進む中、経験値と若い力の融合がチームの強みとなっています。
注目のメンバー構成と戦略
日本代表は今回の遠征メンバーとして38名を発表しています。オーストラリア代表戦に出場したキャプテンLO(ロック)ワーナー・ディアンズやSO(スタンドオフ)李承信といった主力メンバーに加え、早稲田大学3年・FB(フルバック)矢崎由高など、大学生でも有望株がスコッド入りしています。一方、負傷でHO(フッカー)江良颯、CTB(センター)中野将伍は欠場となり、チームは「次の一手」を求められる戦いとなります。
また、スーパーラグビーで活躍するクボタスピアーズからは6名が代表入りし、日本代表の力強い布陣に期待が高まっています。どのポジションでも個性豊かな選手たちが集まり、南アフリカの強力なフォワード陣とどう渡り合うかが最大の注目ポイントです。
応援放送情報──どこで観戦できる?
今回の日本代表戦は、NHK総合、WOWOW、J SPORTSの3つの放送局で生中継・生配信されることが発表されています。南アフリカ戦はWOWOWで11月2日(日)午前0:45から生中継されるなど、4週連続で日本代表の奮闘をテレビで観戦できる点も大きな特徴です。「NHK ONE」「WOWOWオンデマンド」「J SPORTSオンデマンド」などの見逃し配信サービスもあるため、リアルタイムで観戦できない方も安心です。
例年のように、各局で中継解説や特番も放送され、現地のスタジアムの様子や選手のインタビューも随時伝えられます。視聴率や話題性も非常に高く、SNSでも#リポビタンDツアー2025や#ラグビー日本代表などのタグで盛り上がりをみせています。
「ブライトンの記憶」と新たな歴史
朝日新聞の連載「ブライトンの記憶」では、2015年の南アフリカ戦で日本代表の躍進を支えた元主将の田中史朗選手が登場しています。「ケンカ腰の対話でつながった絆」というテーマで、当時のチームの結束やキャプテンとしてのリーダーシップ、試合中の選手同士のぶつかり合いが勝利につながったと語っています。今回の日本代表も、逆境であればあるほど力を発揮する「個々の強さ」と「チームとしての結束」に期待したいところです。
「ビッグゲームに強いのは才能」という言葉には、一朝一夕では身につかない経験や、困難を楽しめるメンタル、そして「絶対に勝ちたい」という日本人らしい粘り強さが込められています。世界の強豪国から学び、成長し続ける日本ラグビーだからこそ、もう一度「奇跡」を呼び起こせるかもしれません。
今後の展望とヨーロッパ遠征の意義
南アフリカ戦の後、日本代表は11月8日にアイルランド(アビバ・スタジアム)、11月15日にウェールズ(プリンシパリティ・スタジアム)、11月22日にジョージア(ミヘイル・メスヒ・スタジアム)と強豪国を連戦する予定です。これら一連の国際試合は「オータム・ネーションズ・シリーズ2025」の一環でもあり、日本代表にとっては「次のワールドカップ」に向けた貴重な経験となります。
エディー・ジョーンズヘッドコーチが掲げる「速くてエキサイティングなラグビー」がどのように進化し、世界とどう渡り合えるのか。ファンや関係者だけでなく、ラグビーを通じて日本を勇気づけたいすべての人にとって、このヨーロッパ遠征は大きな意味を持っています。
まとめ:日本代表が描く新たな歴史と、あなたも自宅で応援を
ラグビー日本代表の2025年ヨーロッパ遠征「リポビタンDツアー2025」は、まさに「歴史を変える」挑戦の年になりそうです。日本中が見守る中で繰り広げられるビッグゲーム、放送を軸に注目される次世代スターたち、そしてファンが一体となって盛り上がるSNSの熱気──すべてが新たな日本ラグビーの文化を生み出そうとしています。
お子さんからご年配の方まで、性別や年齢を問わず、いつもとはちょっと違う時間を一緒に過ごしてみませんか。あなたもご自宅のテレビやスマホで、日本代表の「新たな記憶」を作る一部になってみてはいかがでしょうか。



