いわきFC、「常磐もの応援DAY」開催!藤枝MYFC戦の熱き戦いと試合詳細
2025年11月2日(日)、いわきFCは地元ホーム「ハワイアンズスタジアムいわき」にて、J2リーグ第35節・藤枝MYFC戦を開催しました。この日は地元名産品「常磐もの」を応援するイベントデー――『常磐もの応援DAY』も同時開催され、スタジアムは地域とサッカーが一体となる活気に包まれました。明治安田生命保険相互会社 いわき支社がマッチパートナーとなり、サッカー観戦が初めてという人でも楽しめる、多彩な催しが企画されました。
「常磐もの応援DAY」―地域の誇りをサッカーと共に
- 試合当日、オフィシャルブースは朝10時半からオープンし、特産品販売や地域PRコーナー、地元飲食ブースが軒を連ねました。
- ファンや家族連れが多数来場し、地元食材やグッズを手にしながらイベントを楽しむ姿が目立ちます。
- ペアグラス作りや「ハーマー&ドリー」のオープニングショーなど、子どもにも人気のプログラムが続き、家族での思い出や地域コミュニティの輪を広げる一日となりました。
- 選手やスタッフと一緒に地域の魅力を再発見できるイベントで、「常磐もの」のPRはスポーツを通じた地域活性化の好例ともなりました。
試合前・ホーム戦の緊張感――藤枝戦4連勝へ意気込み十分
直近のリーグ戦で連勝を3に伸ばしてきたいわきFCは、ホームでの藤枝MYFC戦に勝利し、4連勝の快挙を目指して意気込みを新たにしていました。前節は苦しい展開の中でも虎の子の1点で逃げ切る勝負強さを見せており、選手たちの表情からも気合が伝わってきました。シーズン終盤の順位争いが熾烈化する中、勝ち点の取りこぼしは許されず、サポーターにも一段と熱い応援が求められる状況です。
藤枝MYFC戦、本番を迎える選手たちの状況
- 両チームとも多くのスタメン変更があり、藤枝は森選手を含む4人が外れ、いわきは山下・加藤大の2人が外れるなど、布陣にも工夫が見られます。
- 藤枝側では甲府戦で良い采配が光り、特に後半の交代カードで攻撃が息を吹き返しましたが、今回は主力の森が出場停止というハンデがあります。
- いわきFCは、攻守の要・山下選手が出場停止となり、セットプレーでの攻撃力低下が懸念されたものの、新戦力や既存選手の奮闘でチーム一丸となってピッチに立ちました。
試合当日のスケジュールと会場の雰囲気
- シーズンチケットホルダーの待機列整理や先行入場が丁寧に行われ、一般入場は12時から。
- 13時過ぎからピッチ内ウォーミングアップ、オープニングショー、スタメン発表と進み、セレモニーでは山口大輝選手のJリーグ通算100試合出場を記念する特別イベントも実施されました。
- キックオフ直前はサポーターが肩を組み、声援を送る姿が印象的。スタジアム内外で温かな雰囲気が流れ、地元愛も一層強まりました。
前半の展開と両クラブのフォーメーション
いわきFCは3-1-4-2の布陣で臨み、藤枝MYFCは3-4-2-1と、どちらも安定した中盤を構築。試合開始直後から、両チームとも高い集中力で攻防を繰り広げます。藤枝側は、GKからのビルドアップとサイドワークを主体にし、いわきFCは守備からショートカウンターを狙う戦術で挑みました。
- 前半2分にいわきFCがオフサイドとなり、藤枝ボールに。
- 両クラブのここ最近の対戦成績は、いわきが若干勝ち越し。過去戦績も選手たちの自信につながっています。
- いわきFC直近5試合は3勝1分け1敗、藤枝は1勝1分け3敗。勢いの差がこの試合にも表れていました。
試合内容レビュー―激闘の末の結末
ピッチでは攻守が目まぐるしく入れ替わる展開が続きました。ホームチーム・いわきFCは前線からの強烈なプレスで藤枝のビルドアップを阻止し、相手DF陣のパス回しにミスが出るたびにショートカウンターからチャンスを作りました。藤枝側もサイド攻撃を軸に粘り強く対抗しますが、いわきの守備陣も集中を切らさず対応。特に中盤の柴田選手、熊田選手が攻守にわたり躍動したのが印象的です。
- 試合は終始拮抗した展開で推移し、両チームとも最後まで得点チャンスを狙い続けました。
- サポーターの声援も一段と熱を帯び、地域イベントの活気も合わさってスタジアム全体が一体となる空気に包まれていました。
藤枝MYFCの現状とプレーオフ進出への影響
藤枝MYFCは前節・甲府戦を1-1で引き分け、プレーオフ進出の可能性が完全に消えました。またJ2残留が決定し、今後の戦いは来季へ向けた準備と位置づけられることとなります。終盤でのオウンゴールによる得点や、後半の采配の的中など良い部分もありつつ、勝利に届かなかった悔しさはクラブ内外で共有されています。「お互いに『負けた気持ちになっているのは自分たちだ』と思ってしまう」――引き分けを巡る心情が、選手・スタッフからも滲み出ました。
いわきFCの今季ここまでの戦いと展望
いわきFCは、今季後半戦で自分たちの戦い方を更に磨き、怒涛の連勝によって上位キラーぶりを発揮しています。チームの勝ち点は49。前節の勝利で順位を上げ、今治を抜いて9位につけている状況です。取りこぼしが命取りとなる混戦のJ2リーグにおいて、ホーム戦をしっかり勝ちきることの大切さが、選手・スタッフはもちろん、サポーターにも伝わっています。
- 目標は「全勝によるプレーオフ圏内への滑り込み」。今後も一戦一戦がシーズンの行方を占う重要なものとなりそうです。
- 地元一丸となって戦う力強さ、若手選手の台頭や新戦力の活躍、そしてサポーターからの熱い後押しが、いわきFCの魅力として光ります。
まとめ:地域・選手・サポーターが一体となった2025年11月2日のホームゲーム
2025年11月2日、いわきFCホームゲームは、サッカーと地域文化の融合、熱気あふれるスタジアム、そして勝利への強い思いが三位一体となった一日でした。「常磐もの応援DAY」により地域愛が育まれ、選手たちの真剣勝負が来場者に大きな感動を与えました。これからもいわきFCは、地元福島県いわき市と共に歩み、J2の舞台で更なる飛躍を目指していきます。



