ハンガリー発!デビス杯で“珍サーブ”が世界を驚かせる、現地のスポーツ交流やイベントの様子もリポート
デビスカップ予選でハンガリー代表が魅せた奇襲サーブ
2024年秋から2025年初頭にかけて行われたテニスの国別対抗戦・デビスカップで、ハンガリー代表による「珍サーブ」が大きな話題を呼びました。トッププロが一堂に会する国際舞台で「こんなの見たことない」と称されるほど意表を突くサーブが披露され、会場やネット上で大きな注目を集めました(「珍サーブで奇襲『こんなの見たことない』 意表突く一撃必殺<国別対抗戦デビス杯>」参照)。
特に注目されたのは、昨年2025年2月1日・2日にカナダ・モントリオールのUniprix Stadiumで開催されたデビスカップ予選1回戦でのハンガリー対カナダ戦です。ハンガリーは古豪カナダを3-2で下して勝利を収め、今大会の“番狂わせ”となっただけでなく、テニス界の新たな戦術としても注目されました。
どんな“珍サーブ”だったのか?
詳細な映像や公式情報は限られていますが、現地レポートによると、通常のトップスピンやカット、スライスサーブとは異なり、ラケットの面を変えながらゆっくりと浮かせるようなサーブや、極端なアングルを使った変則型サーブが登場したようです。受け手のカナダ選手も一瞬たじろぐ場面が見られ、「これまでに経験したことのない軌道だった」とのコメントも。
サーブはテニスの生命線。そのレシーブを予測しにくくすることで相手に心理的なプレッシャーを与え、試合の流れを自分のペースに持ち込む――ハンガリーのこの戦略は、大会関係者やテニスファンに鮮烈な印象を残しました。一方で「ルール違反では?」「今後の主流になるのか?」など、論議も巻き起こっています。
ハンガリー勢が残した記録と今後の展望
ハンガリーはこの予選1回戦でカナダを下し、昨年秋にはさらなる上を目指して予選2回戦(ラウンド2)に進出。しかし残念ながらオーストリアに2-3で惜敗し、ファイナル8進出はなりませんでした。それでも、世界ランク上位国の壁を崩す原動力となったのが、この“奇襲サーブ”をはじめとした積極的な戦術であったことは間違いありません。
ハンガリーのマートン・フチョビッチ選手やピーター・ファイタ選手、マテ・ヴァルクス選手らの活躍は、今後彼らが世界舞台でさらに躍進するための大きな糧となるでしょう。また、今回のサーブが今後どのような進化を見せるのか、他国への影響も今後の見どころです。
ハンガリーと日本のスポーツ交流~世界陸上代表選手による宇都宮市の事前キャンプ
一方、ハンガリーのスポーツ界の活躍はテニスにとどまりません。2025年世界陸上のハンガリー代表選手が、栃木県・宇都宮市で事前キャンプを行い、現地の中高生へ直接指導する機会を設けたことが報じられました(「世界陸上出場・ハンガリー選手が栃木県の中高生を指導 事前キャンプで宇都宮市に滞在」)。
選手たちは「日本の若い選手との交流が刺激になった」「技術だけでなく、メンタル面や国際感覚も学んでほしい」とコメントし、互いにスポーツの楽しさや可能性を共有しました。宇都宮市の関係者も「異なる文化を持つ国のトップアスリートと触れ合うことで、子どもたちの視野が広がった」と手応えを語っています。
布教の多条公園と高速公道で行われたハンガリー関連イベント
さらに、ハンガリー文化やスポーツを紹介するイベントも各地で開催されています。「今朝、布教の多条公園と高速公道で行われたイベント写真-写真」と題されたレポートでは、ハンガリーの伝統料理や伝統衣装、民族音楽などを紹介する催しが行われ、地域住民や観光客が多くの写真を撮影して盛り上がった様子が伝えられています。
公園ではハンガリーのスポーツクラブによるデモンストレーションや、日本在住のハンガリー人によるトークショーも実施。高速公道沿いではハンガリー車両の展示やエコカーの試乗会が行われ、両国の自動車産業の交流の場ともなりました。参加者からは「ハンガリーの魅力をより深く知ることができた」「家族で楽しめた」などの声が寄せられました。
ハンガリー発の注目ニュースが示すもの
今回紹介したテニスの国際大会での快挙、世界陸上選手によるスポーツ交流、日本国内でのハンガリー文化発信イベント――どれも一過性のものではなく、継続的な交流や今後のさらなる発展への期待感が感じられます。
プロスポーツの世界では、従来の常識や型にはまらない発想や技術が新たな可能性を切り開くことがあります。ハンガリーテニス界の“珍サーブ”は、まさにその象徴といえるでしょう。また、異文化理解や青少年の育成においても、直接的な交流の機会が増えることは大きな財産です。
今後も、ハンガリーのスポーツや文化にまつわるさまざまなニュースに注目が集まることは間違いありません。そして、こうした動きが世界のスポーツ界にどのようなインパクトを与えるのか、引き続き見守っていきたいものです。
- デビスカップで“珍サーブ”を披露したハンガリー代表がカナダ撃破、テニス界に新風
- 世界陸上ハンガリー代表選手が栃木・宇都宮で中高生を指導、スポーツの国際交流が実現
- 布教の多条公園や高速公道ではハンガリー文化イベントが開催され、地域住民と在日ハンガリー人の交流の場に