阪神・藤川球児監督、茨木秀俊を開幕投手に抜てき「元々考えてました」

昨年の苦い経験を踏まえ、慎重に選手の状態を確認

阪神タイガースの藤川球児監督(45)は2月5日、今季の開幕投手に高卒4年目の期待の右腕・茨木秀俊投手(21)を起用する方針を明かしました。8日に行われる練習試合・日本ハム戦(名護)に先発させる予定で、その後の本開幕に向けて同投手を開幕投手として託す構想です。「映像も見ましたし、元々考えてました。茨木で、と」と、当初のプラン通りであることを強調しました。

昨年の教訓から丁寧なコンディション管理

茨木は2025年春のキャンプで腰痛により途中離脱した経験があります。この反省を踏まえて、藤川監督は今年のキャンプ運営に慎重さを加えました。茨木は現在、2軍首脳が指揮する具志川組でキャンプを過ごしており、初日のブルペン登板で108球を投げ込むなど、じっくりとした調整が進められています

藤川監督は「昨年は腰痛でキャンプを途中離脱したので、向こう(具志川)でじっくりやっていました」と説明。さらに自身の現役時代の経験に触れ、「僕も3年連続で離脱したことがありますから」と、選手の身体管理の重要性を理解している立場から、開幕投手起用にあたって慎重にアクセルを踏ませています。

初日から順調な仕上がり、本人も気合十分

茨木本人も期待に応えるべく、気合十分です。キャンプインの初日から精力的に取り組んでおり、初めてのブルペン登板では「いい球はあったけど納得はいっていない。もっと突き詰めてやっていきたい」と、自分に厳しい目を向けています。

藤川監督は「順調にやっています。第1クールなのでね。明日の報告を聞いて良ければ茨木で、と。元々ね」とコメントし、6日のコンディション確認を経て最終判断することを明かしました。

昨季から着実な成長、先発ローテ入りを目指す

茨木は2025年9月21日のヤクルト戦で1軍デビューを果たしました。中継ぎでの登板でしたが、2回無安打無失点に抑えるなど、堂々とした投球を見せました。今季は先発ローテ入りを目標に掲げており、開幕投手への抜てきはその目標達成へ向けた大きなチャンスとなります。

高卒4年目という年代は、プロ野球でも本格的な活躍が期待される時期です。茨木がこのタイミングで開幕投手として白星を挙げることができれば、今季の阪神の先発ローテーションの要としての地位確立が見えてくるでしょう。

2年目の藤川阪神、新たな形でチームを構築

藤川監督は去年、日本一を達成した阪神の監督として2年目のシーズンを迎えています。新しい選手の発掘と育成、そして既存の戦力の活用を通じて、「連覇という言葉は使いません。新たにチームをつくりあげ、素晴らしい最後の日を迎えようじゃないか」というメッセージを発信しています。

茨木への開幕投手起用は、藤川監督がいかに若き才能を信頼し、育成に注力しているかを示す象徴的な人事です。昨年の経験を踏まえた慎重さと、若手への積極的な信頼が両立された判断と言えます。

WBC参加選手の調整も同時進行

同時に、阪神はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に複数の選手を送り出す予定となっており、そうした主力選手たちのコンディション管理とも並行して行われています。8日の日本ハム戦は、こうした複雑な事情を踏まえながら、阪神の戦力全体を見極める重要なステップとなるのです。

南国・沖縄からのスタート

春季キャンプが行われる沖縄は、選手たちが心身ともにリフレッシュし、本格的なシーズンへ向けて調整を進める重要な場所です。茨木秀俊がこの南国の地で自身の力をアピールし、開幕投手としての地位を確かなものにできるかどうかが、今後の注視ポイントとなります。8日の練習試合での活躍に期待が高まります。

参考元