阪神タイガースに元山飛優が加入!大学の先輩・中野拓夢と二遊間再結成、新たな挑戦への意気込み
阪神タイガース、内野の新戦力獲得を発表
2025年11月15日、阪神タイガースは球団事務所で前西武ライオンズ所属・元山飛優選手(26歳)の契約と入団を正式に発表しました。年俸は1200万円(推定)で、背番号は後日発表される予定です。内野全ポジションを守れるユーティリティ性、そして打撃・守備にわたる堅実さから大きな期待を集めています。
元山飛優選手のプロフィールとこれまでの歩み
- 大阪府東大阪市出身
- 生年月日:1998年12月4日(26歳)
- 身長:181cm 体重:82kg
- 右投げ左打ち
- 佐久長聖高校(長野)では1、3年夏に甲子園出場
- 東北福祉大学卒業(大学日本代表経験もあり)
- 2020年ドラフト4位で東京ヤクルトスワローズ入団
- プロ5年間でヤクルト・西武通算214試合出場、5本塁打、34打点、打率.220
- 23年オフ、西武へトレード移籍
今季は西武で49試合に出場しましたが、9月の日本ハム戦中に左肩の腱板炎を発症。その後、戦力外通告を受け、リハビリに励む日々を経て、今回阪神への新たな挑戦が始まります。
阪神入団会見で語った思い――「僕が頑張らないと」
入団会見では、元山選手の口から素直な喜びと決意が語られました。
- 「関西の野球少年にとっては小さいころからタイガースファンが当たり前。同じ左なので、金本知憲さんのモノマネもしていました」(会見コメントより)
- 守備力を高く評価されていることについて「チームプレーもしっかりできるように準備したい」と意気込み
- 東北福祉大時代の先輩・中野拓夢選手とは大学時代に二遊間を組んでおり、「頑張って」と声をかけてもらったと振り返り、「僕が頑張らないと」という責任感を語りました
元山飛優選手のプレースタイルと阪神での役割
- 内野全ポジション(セカンド・ショート・サード・ファースト)を守れるユーティリティープレーヤー
- 器用な犠打、小技にも定評あり
- 守備の堅実さと献身的なチームプレーへの姿勢
特に大学時代の二遊間再結成となる中野拓夢選手とのコンビネーションは、阪神ファン・球団ともに大きな期待を寄せています。その実直な守備力と柔軟なポジション適応力は、チームに厚みと安定感をもたらすとみられています。
阪神の内野陣事情と新戦力への期待
- 今シーズン阪神は、内野陣に怪我人や不調などもあり、戦力強化が課題
- ベテラン・中堅・若手をバランスよく起用する中、内野の複数ポジションを守れる選手の獲得は長期的な強化策として重要視されている
- 元山選手は守備のみならず、打撃・走塁も向上が期待され、ローテーション要員だけでなくゲーム終盤の守備固め、代走など多目的で使われる可能性も
球団は元山選手の多様な起用法を見据え、「オールラウンダー」として戦力計算に入れています。セ・リーグ復帰となる元山選手が自らの役割を全うし、新天地でどんな活躍を見せるのか、注目が集まります。
金本知憲さんのモノマネとタイガース愛
幼少期から阪神好きだった元山選手は、偉大な強打者・金本知憲さんの打撃フォームのモノマネをしていたという微笑ましいエピソードも披露しました。「同じ左」ということで、小さい頃から憧れの存在に近づくべく努力を続けてきました。その阪神への強い思いとプライドが、新たな戦いの原動力となっています。
今後の課題とファンへのメッセージ
- 昨季のけがからの復帰後、コンディション維持・再発防止がまず大切
- 打撃面でのさらなる成長が求められる
- 大学時代以来の「中野・元山」二遊間再結成で、ファンに感動を届けられるか
- 新天地・阪神で改めて自分の野球を磨き、「チームに貢献する」という自身の言葉を実現できるかが今後のポイント
元山飛優選手は「支えてくださる方々に、元気なプレーで恩返ししたい」と語り、阪神タイガースファンへ向けて力強いメッセージを発信しました。新しい環境でのスタートに、球団・ファン・本人すべてが大きな期待を寄せる2025年となります。
元山飛優選手のこれから――今後への期待
- 阪神入団を機にセ・リーグ復帰(2022年以来3年ぶり)
- 内野の万能選手としてローテーションの中核に
- 守備の安定感と小技の良さでチームに貢献
- 同世代選手・ベテラン・後輩の架け橋としても活躍が期待される
阪神タイガースでの新たな挑戦をスタートさせた元山飛優選手。その真摯な姿勢・野球への愛情・ユーティリティ性が、チームをより強く、そしてファンにとっても誇り高いものへと導いてくれることでしょう。



