藤ノ川の弟・碇潟が「初髷」デビュー 伊勢ノ海部屋が投稿した一枚に広がる温かな反響

大相撲・伊勢ノ海部屋から、心温まるニュースが届きました。幕下力士・碇潟がついに自身初となる「初髷(はつまげ)」を結い、その姿が部屋の公式X(旧ツイッター)で公開されたのです。

碇潟は、元幕内・大碇で現在は甲山親方を務める父を持ち、兄は現役幕内力士の藤ノ川という、まさに相撲一家のサラブレッド。 初めて髷を結ったその姿に、ファンからは「藤ノ川関にますますそっくり」「高校生の時のお父さんに似ている」と、多くの驚きと祝福の声が寄せられています。

伊勢ノ海部屋が投稿した“記念の一枚”

伊勢ノ海部屋は1月10日、公式Xを更新し、「【初髷】」というタイトルで碇潟の写真を公開しました。

投稿には、「碇潟が初めて髷を結いました 甲山親方の次男で藤ノ川の弟、これからの活躍にどうぞご注目ください」とのメッセージが添えられ、正面・横・斜め前から撮影された碇潟の姿が紹介されました。

写真の碇潟は、初めて髷を結ったとは思えないほど堂々とした表情を見せており、その顔立ちや雰囲気が「父や兄と瓜二つ」と話題を呼んでいます。

「藤ノ川関にそっくり」「高校時代のお父さん」 ファンの声が続々

部屋の投稿には、ファンや相撲関係者と思われる人々から、次々とコメントが寄せられました。

  • 「おめでとうございます さすが髷お似合いですね」
  • 「初髷 素敵です!」
  • 「髷を結われると藤ノ川関にますますそっくりですね」
  • 高校生の時のお父さんに似たはる」

祝福の言葉と同時に、「似ている」「瓜二つ」といった家族の面影に触れるコメントが目立ちました。父である甲山親方、兄である藤ノ川、そして碇潟。この三人に共通する端正な顔立ちや体格が、初めて髷を結ったことで一層際立ったといえそうです。

父は元幕内・大碇、兄は幕内・藤ノ川 相撲一家に生まれた碇潟

碇潟の父・甲山親方は、現役時代には大碇として幕内で活躍した元力士です。 引退後は親方として後進の指導にあたり、その相撲にかける姿勢は多くの弟子たちに受け継がれています。

一方、兄の藤ノ川は現在、幕内で土俵を務める力士。兄弟そろって伊勢ノ海部屋に所属し、同じ環境で稽古に励んでいます。

今回注目を集めた碇潟は、この甲山親方の次男であり、藤ノ川のにあたります。 投稿文にも「甲山親方の次男で藤ノ川の弟」と明記されており、その血筋と期待の大きさがうかがえます。

埼玉栄高校出身、デビューから1年でつかんだ「初髷」

碇潟は、相撲の強豪として知られる埼玉栄高校の出身です。 高校卒業後に角界入りし、昨年の初場所で三段目最下位格付け出しとしてデビューしました。

「格付け出し」とは、アマチュア相撲で一定の実績を収めた選手が、序ノ口・序二段を飛ばして上位の地位からスタートできる制度で、埼玉栄で培った実力がそのまま評価された形といえます。

デビューから約1年を経て、今回ようやく髷を結える段階まで成長したことは、本人にとっても、部屋にとっても一つの大きな節目です。 力士にとって髷は、見た目の変化だけでなく、「一人前へ近づいた証」としての重みがあり、その意味でも今回の「初髷」は大きな話題となりました。

「初髷」とは何か? 力士にとっての大きな節目

今回のニュースのキーワードである「初髷」は、力士がそれまで短かった髪を十分に伸ばし、初めて本格的な髷を結えるようになった瞬間を指します。

相撲界では、髷を結えることが一つの通過儀礼のように受け止められており、弟子入りしてから日々の稽古だけでなく、髪を伸ばし、整え、徐々に力士らしい姿に近づいていきます。髷が結える長さになったということは、単に髪が伸びただけでなく、体つきや番付、生活のリズムなど、総合的に「力士として形になってきた」タイミングと重なることが多いのです。

伊勢ノ海部屋が、「【初髷】」とわざわざ見出しを付けて紹介したことからも、師匠や部屋にとってこの瞬間がいかに特別なものであるかが伝わってきます。

伊勢ノ海部屋が伝える、家族のつながりと部屋の温かさ

伊勢ノ海部屋の公式Xには、日頃から稽古の様子や力士たちの日常、場所中の一コマなどが投稿されています。そのなかで今回の「初髷」投稿は、家族の絆部屋全体の温かい雰囲気がにじみ出る内容となりました。

メッセージには、「これからの活躍にどうぞご注目ください」と添えられ、単なる写真紹介にとどまらず、「碇潟を皆さんで応援してほしい」という思いが伝わってきます。

また、ファンから寄せられた「父や兄にそっくり」という声は、相撲一家としての物語性をより強く印象づけました。元力士である父、現役幕内の兄、それに続く形で髷を結った弟。こうした世代を超えたリレーのような構図は、多くの相撲ファンにとっても心惹かれるものがあります。

藤ノ川との“兄弟力士”としての今後の楽しみ

兄の藤ノ川は、すでに幕内の土俵で活躍する力士として知られています。 その弟・碇潟が初髷を結ったことで、今後は兄弟そろっての活躍に期待が高まります。

現時点では、碇潟は幕下という位置づけですが、これから経験を積み、番付を上げていけば、将来的には兄と同じ土俵、あるいは同じ幕内で戦う日が来るかもしれません。

もちろん、相撲界で勝ち上がっていく道のりは平坦ではありません。しかし、父譲り、兄譲りの素質に加え、相撲の名門・埼玉栄で鍛えられた土台、そして伊勢ノ海部屋の指導環境があれば、碇潟がさらなる成長を遂げる可能性は十分にあります。

今回の「初髷」は、その長い道のりの、まだ入り口に過ぎないのかもしれません。それでも、写真に写る少し誇らしげな表情からは、「ここからが本当のスタートだ」という決意のようなものが感じられます。

ファンとともに見守る、碇潟と藤ノ川、そして甲山親方のこれから

伊勢ノ海部屋の今回の投稿をきっかけに、碇潟の名前を初めて知ったというファンも少なくないはずです。一方で、藤ノ川のファンや、かつて大碇として活躍した甲山親方を応援してきた人々にとっては、「次の世代」が力強く歩み出したことを実感できるニュースとなりました。

コメント欄には祝福の言葉だけでなく、「これからも応援します」「活躍が楽しみです」といった、将来への期待を込めた声も見られます。 SNSを通じて、力士の節目の瞬間をファンと共有できるという点は、現代ならではの魅力といえるでしょう。

相撲は、土俵上の勝敗だけでなく、そこに至るまでの物語背景も含めて、多くの人々に愛されてきました。父と兄の背中を追いかけながら、自らの道を切り開こうとする碇潟の姿も、そんな相撲の物語の一つとして、今後ますます注目を集めていきそうです。

初めて髷を結ったその日から、力士としての新たなステージが始まります。藤ノ川の弟という看板に甘んじることなく、自らの相撲でファンの心をつかめるかどうか。伊勢ノ海部屋が「これからの活躍にどうぞご注目ください」と呼びかけたように、その歩みを温かく見守っていきたいところです。

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