カーリング日本代表、米国との初戦へ ミラノ・コルティナ五輪世界最終予選が開幕
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック出場をかけたカーリング世界最終予選が、カナダ・ケロウナで開幕しました。女子日本代表「フォルティウス」と、8年ぶりの五輪出場を目指す男子日本代表(SC軽井沢クラブ)が、そろって「初戦の相手・アメリカ」に挑む重要な一日を迎えています。
この大会は、すでに多くの国が五輪出場権を手にしている中で行われる「最後の2枠」を争う戦いであり、男女ともに日本代表にとっては一戦一戦が重い意味を持つ大会です。
ミラノ・コルティナ五輪世界最終予選とは?
ミラノ・コルティナ五輪のカーリング競技(男女4人制)は、各10カ国が出場枠を持ち、そのうち8枠はすでに世界選手権などの結果によって決定済みです。残る2つの出場枠をかけて行われるのが、この世界最終予選です。
会場はカナダ西部のケロウナで、日本時間では12月6日から12日にかけて試合が行われます。 世界最終予選に進んだ国々は、2024年・2025年の世界選手権で十分な五輪ポイントを獲得できなかった国や、予備予選を勝ち上がった国々で構成されています。
大会の方式:まずは総当たりの予選リーグ
男女の4人制カーリングは、それぞれ8カ国が参加し、まずは総当たりの予選リーグを行います。
- 8カ国が1回ずつ当たるリーグ戦(7試合)
- この結果で上位3チームがプレーオフへ進出
- 予選1位 vs 2位の決定戦①勝者が五輪出場権獲得
- 決定戦①の敗者が、予選3位と決定戦②を行い、その勝者が2つ目の五輪出場枠を得る
つまり、予選リーグで3位以内に入らないと、その時点で五輪出場の道が閉ざされてしまうという、大変シビアなレギュレーションです。
参加国と日本のライバルたち
今回の世界最終予選には、男女とも8カ国が出場します。
男子の主な参加国は、
- アメリカ
- 中国
- 日本
- オランダ
- 韓国
- フィリピン
- ポーランド
- ニュージーランド
女子の主な参加国は、
- ノルウェー
- アメリカ
- 日本(フォルティウス)
- トルコ
- エストニア
- チェコ
- ドイツ
- オーストラリア
男女とも、アメリカはまだ五輪出場権を得ておらず、この世界最終予選に回ってきました。 さらに女子ではノルウェーやトルコなど、最近実力を上げているチームが並び、「どの試合も簡単ではない激戦」となることが予想されています。
女子日本代表「フォルティウス」 初戦は米国戦、配信ページも続々
女子代表は、9月の代表決定戦を勝ち抜いたフォルティウスが日本代表として最終予選に臨みます。 すでにチームは現地に入り、会場のリンクの様子や調整の状況を発信しながら、決戦に向けて準備を進めてきました。
大会初日には、注目の「日本対アメリカ」の初戦が組まれており、この一戦に向けて試合配信ページをまとめた特設案内も公開されています。女子日本代表を応援するファンに向けて、ライブ配信や中継情報が整理されており、自宅からでも試合の一投一投を追うことができる体制が整っています。(ニュース内容1、ニュース内容3に関する説明)
報道では、「【速報します】五輪最終予選 女子日本代表フォルティウス、初戦の米国戦に挑む」と題した速報体制が敷かれ、エンドごとの点数やショットの成否、ラストストーンの駆け引きまで、リアルタイムで伝える準備が進められています。(ニュース内容3に関する説明)
フォルティウスは、これまで国内外の大会を通して着実に力をつけてきたチームであり、世界の強豪がそろう舞台でも安定したショットとチームワークが評価されています。世界ランキングや直近の国際大会の結果でも、一定の存在感を示しており、アメリカとの初戦は「勢いをつけるうえで絶対に落としたくない一戦」となります。
男子日本代表 8年ぶりの五輪へ、「とにかく初戦」の相手もアメリカ
男子では、8年ぶりのオリンピック出場を狙う日本代表が世界最終予選に挑みます。代表は、2025年の男子日本選手権を制し、日本代表決定戦を勝ち抜いたSC軽井沢クラブです。
SC軽井沢クラブは、過去に平昌五輪出場経験も持つ、日本カーリング界を代表する強豪チームの一つです。世界選手権では2025年大会で9位に入りながらも、五輪出場権(7位以内)には一歩届かず、今回の世界最終予選に回ってきました。
男子代表の選手たちは、ポジションにかかわらず多様な役割をこなせる「オールラウンダー」として知られています。その中の一人はインタビューで、
「とにかく初戦。アメリカに勝って勢いをつけたい」
と語り、強い決意をにじませました。(ニュース内容2に関する説明)
男子も女子と同様に、初戦の相手はアメリカです。 世界的にも実績のあるアメリカ男子代表に対して、日本がどのようなゲームプランで挑むのか、大きな注目が集まっています。
「初戦アメリカ」が意味するもの 精神面と順位争いの両面で重要
男女そろって「初戦の相手がアメリカ」という組み合わせは、今大会の日本にとって非常に象徴的です。
その重みには、次のようなポイントがあります。
- 勢いづくための鍵になる試合:総当たりの予選リーグで7試合を戦う中でも、初戦の結果はチームの雰囲気や自信に大きな影響を与えます。
- ライバルを直接叩けるチャンス:アメリカも日本と同じく「最後の2枠」を狙う有力国であり、直接対決の結果は、最終的な順位やプレーオフ進出にも大きく響きます。
- 精神的なプレッシャーを乗り越える経験:世界最終予選という舞台自体がプレッシャーのかかる場ですが、その初戦で強豪アメリカと対戦することは、むしろ「最初の壁を越えるきっかけ」にもなり得ます。
男子代表の選手が「とにかく初戦」と繰り返すのは、戦術的な意味だけでなく、自分たちのメンタルを一気に試合モードに持っていくための合図でもあると言えるでしょう。(ニュース内容2に関する説明)
日本カーリングの現在地と、ケロウナへの期待
日本のカーリングは、ここ数年で世界選手権やグランドスラム大会などで着実に経験を積み、国別ランキングでも上位に顔を出すようになってきました。 男子日本は世界ランキングで5位前後、チーム別でも10位以内に入るなど、国際的にも実力国として認識されています。
女子代表フォルティウスも、国内での激しい代表争いを勝ち抜いてきたチームです。代表決定後も海外遠征や国内合宿を重ね、ショット精度やコミュニケーションを磨いてきました。
今大会の舞台であるケロウナは、北米でもカーリングが盛んな地域の一つであり、会場となるリンクも世界レベルの大会を多数開催してきた実績があります。 氷の質、ストーンの癖、観客の雰囲気など、日本チームは短い調整期間の中で順応を求められますが、その対応力も含めて、世界と戦う「総合力」が試される大会になります。
ファンが注目すべきポイント
今回の世界最終予選で、日本のカーリングファンが押さえておきたいポイントをまとめると、次のようになります。
- 男女とも「初戦の相手はアメリカ」という構図
- 女子はフォルティウスが代表として出場し、日本対アメリカ戦の配信ページがまとめられているため、視聴手段が整っていること(ニュース内容1の説明)
- 男子は8年ぶりの五輪出場を狙うSC軽井沢クラブが代表で、「とにかく初戦」と強調するほど米国戦を重視していること(ニュース内容2の説明)
- 上位2カ国しか五輪出場権を得られない、非常に狭き門であること
- 予選リーグでまずは3位以内に入ることが絶対条件であること
試合は多くが日本時間の早朝から午前中にかけて行われ、テレビ中継やインターネット配信が予定されています。 各メディアは、女子フォルティウスの初戦について「速報」でのエンドごとの経過報道を計画しており、試合中も結果を追いやすい環境になっています。(ニュース内容1・3に関する説明)
「一投の重み」を共有しながら見守る最終予選
カーリングは、氷上のチェスとも呼ばれるほど戦略性と精密さが要求されるスポーツです。一投一投に選手の駆け引き、呼吸、緊張感がこめられています。
今回の世界最終予選は、
- これまで世界選手権などで積み重ねてきた経験
- 国内での厳しい代表争い
- そして、オリンピックの舞台に立ちたいという選手たちの強い思い
がぶつかり合う、まさに「ラストチャンスの舞台」です。
男女ともに、日本代表は初戦で強豪アメリカと激突します。結果がどう転んでも、その一戦が大会全体の流れを大きく左右することは間違いありません。配信や速報を通して、氷上で繰り広げられる日本代表の戦いを、ぜひ多くの人に見守ってほしいところです。



