元ロッテ荻野貴司選手、チェコリーグの強豪ドラチ・ブルノへ移籍決定
40歳の俊足外野手、家族とともにチェコへ
千葉ロッテマリーンズを昨シーズン限りで退団した荻野貴司選手(40)が、チェコのプロ野球リーグ「チェコ・エクストラリーガ」に所属する強豪ドラチ・ブルノへの入団を発表しました。昨季同リーグを制した強豪球団への移籍となります。契約期間は2026年4月から9月で、月給は二十数万円となっています。
荻野選手は、妻と9歳の長男を含む家族全員でチェコに移住することを明かし、「体が動く限りは現役を続けたいと思っています。いつも応援してくれているファンの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。チェコで頑張ってきます」とコメントしています。
海外挑戦への道のり
ロッテを退団した荻野選手は、現役を続けることを強く望んでいました。しかし、「(国内では)ロッテ以外でやるのは気が引ける」という想いから、海外の球団でプレーすることを模索することになったのです。
当初、荻野選手は台湾や韓国の球団を探していたといいます。しかし、これらの国々では選手としての採用はかなわず、チェコでのプレーという選択肢にたどり着きました。荻野選手は、このチェコでの新たなチャレンジについて、「自分がここからどれだけできるか。進化したい気持ちがある」と前向きなコメントを残しており、新天地での活躍に向けた強い決意が感じられます。
ロッテでの輝かしい実績
荻野選手は2009年のドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから単独1位指名を受け、ロッテでのキャリアをスタートさせました。プロ入り後の2010年は、球団では25年ぶりとなる新人外野手として開幕戦に先発出場し、開幕から46試合で25盗塁を記録するなど、俊足を活かした活躍を見せていました。
その後も荻野選手は、ロッテの主力選手として活躍を続けます。特に注目される成績として、2022年6月22日のソフトバンク戦では、新人から12年連続で2桁盗塁を達成。これは25年ぶり、ロッテ球団では初の快挙となりました。また、2022年8月には1000安打を記録し、2022年9月には1000試合出場を達成するなど、長きにわたってロッテの顔として活躍してきたのです。
引退ではなく現役続行を選択
ロッテとの関係が深い荻野選手ですが、シーズンオフには球団からコーチ就任を前提とした引退の打診を受けていました。しかし、荻野選手はこの打診を固辞し、現役続行を希望する意思を示しました。この決断が、今回のチェコへの移籍につながっているのです。
40歳という年代でありながら、なお現役にこだわる荻野選手の姿勢は、プロ野球人としての強い信念を感じさせます。これまでロッテで培った経験と技術を、新たな舞台であるチェコで発揮することになります。
チェコでの新たな挑戦
ドラチ・ブルノは、チェコ・エクストラリーガの強豪球団で、昨季同リーグを制しています。国内のリーグで優勝を経験した球団への入団は、荻野選手にとって大きなチャレンジとなるでしょう。
荻野選手が示した「進化したい気持ち」は、単なるキャリア延長ではなく、新たなステージでの自己成長への強い願いを表しています。40歳という年代でありながら、新しい環境へ飛び込む決断は、多くのファンからも注目を集めています。
家族を連れてのチェコ移住という人生の大きな決断をした荻野選手。彼の新たなチャレンジが、どのような結果をもたらすのか、今後の活躍に期待が寄せられています。



