朝里川温泉スキー場で5歳男児がエスカレーターに挟まれる事故 意識不明の重体に

北海道小樽市の朝里川温泉スキー場で、スキー客の移動用に設置されているエスカレーターに5歳の男の子が挟まれるという、痛ましい事故が起きました。現在、男の子は意識がない状態で病院に搬送されていて、警察や消防が詳しい状況や原因を調べています。

スキーや雪遊びを楽しむはずの場所で起きた突然の事故は、地域の人々やスキー場を利用する家族連れに大きな衝撃を与えています。本記事では、これまでにわかっている事故の概要や現場の状況、安全面での課題について、できるだけわかりやすくお伝えします。

事故が起きた場所と状況

事故が起きたのは、北海道小樽市の朝里川温泉スキー場内に設置されているエスカレーターです。

  • 場所:北海道小樽市・朝里川温泉スキー場
  • 設備:ゲレンデに向かうためのエスカレーター(スキーやスノーボードを装着したまま乗れるタイプとみられる)

このエスカレーターは、リフトがまだ難しい小さな子どもや初心者でも、安全に斜面上部へ移動できるように設置されているとみられます。冬場のスキー場では広く利用されている設備ですが、その安全性が改めて問われる事態となりました。

発生日時と通報内容

消防などによりますと、事故の通報が入ったのは12月28日午前10時ごろです。

  • 発生日時:12月28日 午前10時ごろ
  • 通報内容:「スキー場のエスカレーターに子どもが挟まれました」

通報を受けて、消防が現場の朝里川温泉スキー場に出動し、挟まれていた子どもの救助活動が行われました。

被害にあった男の子の容体

挟まれていたのは5歳の男の子意識がない状態

  • 年齢:5歳の男の子
  • 救助時の状況:意識なし
  • 搬送先:病院へ救急搬送(意識不明と報じられている)

報道各社は、「意識がない状態」「意識不明」と伝えており、男の子の容体は非常に心配な状況とみられます。 現時点で、命に関わるかどうか、詳しい容体やその後の経過については公表されていません。

挟まれた部位など、わかっている情報

NHKなどの報道によると、「エスカレーターに子どもが挟まれている」との通報があり、腕が挟まれたとみられるという情報も伝えられています。

  • 挟まれたとみられる部位:腕などがエスカレーターに巻き込まれた可能性
  • 状況:詳細は捜査中だが、エスカレーターの一部に身体が挟まれた状態で見つかったとみられる

エスカレーターは本来、安全装置が作動して停止するように設計されていますが、どのような状況で挟まれたのか、また安全装置が正常に作動したのかどうかについては、今後の調査で明らかにされる見通しです。

警察・消防による捜査と今後の焦点

現在、警察と消防がスキー場の関係者から話を聞くなどして、事故の詳しい経緯や原因を調べています。

  • エスカレーターの構造や安全装置
  • 当時、現場に監視員や係員
  • 男の子がどのような姿勢・状況
  • 同伴していた家族や周囲の人が異変に気づいたタイミング

こうした点が、今後の捜査や安全対策の検討において、大きな焦点となりそうです。

スキー場でのエスカレーター利用と安全面の課題

スキー場のエスカレーターは、一般的な商業施設のエスカレーターと比べて、ブーツやスキー板・スノーボードを装着したまま乗ることが多く、転倒や巻き込みのリスク

特に、小さな子どもは

  • 身長が低く視界が狭い
  • バランスを崩しやすい
  • 不意の動きに対して危険を察知しにくい

といった特徴があり、大人と比べて事故の危険性が高まります。そのため、本来であれば、

  • 保護者や指導者が手をつないで乗る
  • 係員が乗り口・降り口で見守る
  • スキー板やストックなどの器具が巻き込まれないよう指導

といった対応が重視されます。

今回の事故では、こうした安全管理がどの程度行われていたのか、今後の調査で明らかになるとみられます。

地域社会と利用者への影響

北海道はウィンタースポーツが盛んな地域で、とりわけ小樽市やその周辺は、観光客や地元の家族連れでにぎわうスキー場が多くあります。朝里川温泉スキー場

そのような中で起きた今回の事故は、

  • 子どもを連れてスキー場に行く家族の不安感
  • スキー場全体に対する安全性への疑問
  • 運営側の安全対策強化への社会的な要請

など、さまざまな影響を与えています。

特に、ニュースで「5歳の男の子」「意識不明」と報じられたことで、多くの人が自分の子どもや身近な家族を重ね合わせ、胸を痛めています。

私たちが気をつけたい点

今回の事故の原因や詳しい状況は、まだ調査中です。しかし、スキー場に限らず、エスカレーターを利用する際に共通して気をつけられる点

  • 小さな子どもから絶対に目を離さない
  • 子どもには手をつないで乗る・ふざけない
  • 靴紐や衣服、手袋などが段差や隙間に近づかない
  • 危険だと感じた場合は非常停止ボタン

スキー場のようなレジャー施設では、「楽しい時間」という意識が強く、つい気持ちが緩みがちです。しかし、機械が動いている場所では、ほんのわずかな油断が大きな事故につながることがあります。

今後の情報と見守り

現時点では、5歳の男の子のその後の容体や、スキー場側の詳しい対応状況については、報道されている情報が限られています。

警察や消防が原因究明を進めるとともに、スキー場運営側も、設備の点検や安全対策の見直しを行うことが予想されます。その過程で、

  • エスカレーターの設計上の課題
  • 現場での人員配置や利用ルール
  • 子ども向けの安全教育のあり方

などについて、社会的な議論が高まる可能性があります。

まずは何よりも、挟まれて大きなけがを負った男の子の命が助かり、少しでも早く回復に向かうことを、願わずにはいられません。

まとめ:冬のレジャーと安全意識

北海道小樽市の朝里川温泉スキー場

スキー場や遊園地、ショッピングモールなど、子どもが多く集まる場所では、

  • 施設側の安全対策
  • 保護者の見守り
  • 子ども自身の危険への理解

この3つが重なり合うことで、事故のリスクを減らすことができます。

今回の事故の原因は、今後の捜査や検証を待つ必要がありますが、同じような悲しい出来事を繰り返さないためにも、私たち一人ひとりが「どんな場面に危険が潜んでいるのか」を考え、できる対策を取っていくことが大切です。

参考元