FC東京の木村誠二、ベルギー1部ウェステルローへ完全移籍決定間近
2025年8月5日、J1リーグのFC東京に所属する23歳のディフェンダー、木村誠二選手が、ベルギー1部リーグのウェステルローに完全移籍することが明らかになりました。FC東京は同日に「海外クラブへの移籍を前提とした手続き及び準備のため、木村がチームを離脱した」と公式に発表しています。また現地メディアは、木村選手が近日中に契約書にサインすると報じており、移籍が秒読み段階にあることを示しています。
木村誠二のこれまでの歩みと成績
木村誠二選手は186センチの長身を生かし、主にセンターバックのポジションでプレーしてきました。彼はFC東京の下部組織出身で、2020年にトップチームに昇格。その後、京都サンガ、SC相模原、モンテディオ山形への期限付き移籍を経験し、昨シーズンはサガン鳥栖で主力として活躍しました。2024年夏にはパリオリンピックのU-23日本代表として3試合に出場した経歴も持ちます。
今シーズンはレンタル先からFC東京に復帰し、公式戦9試合に出場しました。
ウェステルローへの移籍の背景と意義
ベルギーのウェステルローは、2024-25シーズンにベルギー1部リーグで16チーム中11位の成績を残したクラブです。同クラブにはかつてG大阪から移籍した坂本一彩選手も在籍しており、日本人選手との連携も期待されています。
海外クラブへの移籍は日本人選手にとってキャリアの大きな飛躍となることが多く、ヨーロッパのリーグでのプレー経験は国際的な競争力を高めるうえで重要です。FC東京としても、木村選手の海外挑戦を支援する姿勢を示しており、今回の移籍はクラブにとっても将来的な評価向上につながる動きとして注目されています。
FC東京の今後の体制と影響
木村選手の海外移籍に伴い、FC東京は同日にもう一人のセンターバック、木本恭生選手のJ2リーグ・サガン鳥栖への期限付き移籍も発表しました。これにより守備陣の戦力が大きく変動し、新たな選手補強が急務となる可能性があります。
クラブは移籍手続き完了後に正式な発表を行う予定であり、ファンや関係者に向けて今後の動向を注視するよう呼びかけています。
まとめ
- 木村誠二選手(23歳)がFC東京からベルギー1部ウェステルローに完全移籍の見込み。
- 木村選手はFC東京の下部組織出身で、昨夏パリ五輪U-23日本代表としても活躍。
- ウェステルローには先輩の坂本一彩選手も在籍し、日本人同士の連携に期待。
- FC東京は海外移籍に伴い守備陣に若干の穴ができるため、チーム再編が必要。
今回の移籍は木村選手にとって初の欧州挑戦の大きな一歩であり、世界の舞台での成長に期待がかかります。