NBA西地区注目カード「サンズvsレイカーズ」 デビン・ブッカーが復帰へ
NBA西カンファレンスでも特に注目度の高い一戦、フェニックス・サンズ対ロサンゼルス・レイカーズが、現地時間12月14日(日)に行われます。この試合で大きな話題となっているのが、サンズのエース、デビン・ブッカーが復帰し出場可能となったというニュースです。
ブッカーは直近3試合を鼠径部(グロイン)の張り・痛みにより欠場していましたが、チームの発表によると、このレイカーズ戦から復帰し、出場できるコンディションにあるとされています。また、サンズではディロン・ブルックスもこの試合でプレー可能なステータスとなっており、強豪レイカーズを迎えるうえで心強い陣容が整いました。
デビン・ブッカー復帰の概要
今回のニュースの中心となっているのは、やはりオールスターガードのデビン・ブッカーの復帰です。報道によれば、ブッカーは鼠径部の張り(グロインストレイン)により、およそ3試合連続で戦列を離れていました。その間、サンズはエース不在の中で戦うことを余儀なくされ、得点面・ゲームメイク面ともに苦しい時間帯が続いていました。
しかし、チームの最新のインジュリーレポートでは、「Devin Booker (groin) available Sunday」と明記されており、このレイカーズ戦で出場可能(available)と判断されています。また別の報道でも、「Suns All-Star Booker set to return vs. Lakers after missing three games with groin strain」とされており、「鼠径部の張りで3試合欠場したサンズのオールスターブッカーが、レイカーズ戦で復帰予定」と明確に伝えられています。
つまり、
- ケガの内容:鼠径部の張り・グロインストレイン
- 欠場試合数:直近3試合を欠場
- ステータス:このレイカーズ戦で出場可能(available)
- 位置づけ:サンズのオールスター、チームの絶対的エース
という状況です。
ディロン・ブルックスも出場可能に
今回の試合では、もう一人名前が挙がっている選手がいます。それがディロン・ブルックスです。ニュースでは、「Devin Booker, Dillon Brooks available for Suns-Lakers on Sunday」と伝えられており、サンズ対レイカーズ戦に、ブッカーと並んでブルックスも出場可能な状態で臨めると報じられています。
ブルックスは、タフなディフェンスとフィジカルなプレースタイルで知られるウイングプレーヤーで、相手エースへのプレッシャーや試合の流れを変えるエナジー面での貢献が期待される選手です。ブッカーに加えてブルックスも起用できることは、サンズにとってディフェンス面・メンタル面の両方で大きなプラスとなります。
この試合では、レイカーズ側にレブロン・ジェームズや強力なガード陣が揃っていることを考えると、ブルックスのような守備型ウイングの存在は非常に重要になります。レブロンに対するマッチアップや、ガード陣へのプレッシャー役として、どのように起用されるかにも注目が集まります。
ブッカー復帰がサンズにもたらすもの
サンズにとって、ブッカーの復帰は単なる一選手のカムバックという以上の意味を持ちます。ブッカーは、
- チームトップクラスの得点力を持つスコアラー
- 終盤のクラッチタイムでボールを託される絶対的エース
- ピック&ロールからの展開や、味方を生かすプレーメーク能力も併せ持つ存在
として、サンズのオフェンスの中心を担ってきました。そのブッカーが不在となっていた3試合は、どうしても得点の配分やシュートセレクションが変わり、周囲の選手の負担も大きくなっていました。
今回のレイカーズ戦でブッカーが復帰することで、
- オフェンスの重心が安定し、チーム全体のリズムが整いやすくなる
- 相手ディフェンスがブッカーに注意を向けざるを得ないため、他の選手がフリーになりやすい
- 終盤の接戦で、頼れる「決定打」を持つ安心感
といった効果が期待されます。
レイカーズとの一戦が注目される理由
今回のサンズ対レイカーズは、単に人気チーム同士の対戦というだけでなく、西カンファレンスの順位争いに大きな影響を与える可能性のあるゲームとしても注目されています。
ESPNなどの試合ページでは、この試合がロサンゼルス・レイカーズ(17勝7敗)とフェニックス・サンズ(14勝11敗)という状況で行われていることが伝えられています。レイカーズは西の上位争い、サンズは中位から上位を窺うポジションにおり、直接対決の結果によっては勝率やゲーム差に大きな変化が出てきます。
その中で、ここ数試合欠場していたブッカーが復帰するというのは、サンズにとってはもちろん、レイカーズにとってもゲームプランに影響を及ぼす大きな要素です。レイカーズ側としては、
- ブッカーのシュートエリア(ミドルレンジ、3ポイント、ドライブ)のすべてをどう抑えるか
- ダブルチームに出るタイミング、ローテーションの優先順位
- ブッカーと他のシューター(グレイソン・アレンなど)との連携をどう断ち切るか
といった対策が求められることになります。
試合経過から見えるブッカーとブルックスの存在感(速報ベース)
試合速報のプレー・バイ・プレーを見ていくと、このレイカーズ戦で実際にブッカーとブルックスがコートに立っている様子も確認できます。
ESPNのライブスコアでは、
- 第2クオーター残り2分22秒の場面で、「Devin Booker makes free throw 1 of 1」、続けて「Devin Booker makes 12-foot pullup jump shot」と記録されており、ブッカーがフリースローとミドルレンジのジャンプシュートを決めていることが分かります。
- 同じく第2クオーター残り5分26秒には、「Dillon Brooks makes 27-foot three point jumper (Devin Booker assists)」というプレーが記録され、ブッカーのアシストからブルックスが3ポイントを沈めたシーンがありました。
- さらに残り1分16秒の場面では、「Dillon Brooks makes two point running layup」とあり、ドライブからのレイアップで得点していることも確認できます。
これらの記録からも、
- ブッカーは復帰戦で積極的にボールを持ち、得点だけでなくアシストでも存在感を発揮している
- ブルックスもベンチから流れを変えるようなプレーで、オフェンス面でも貢献している
ということが分かります。特に、ブッカーのアシストからのブルックスの3ポイントというプレーは、この二人が同時起用された際の相乗効果を象徴する場面と言えるでしょう。
サンズにとっての「正念場」の試合
戦績の面から見ると、サンズは14勝11敗と勝ち越してはいるものの、西カンファレンスの中では決して安泰とは言えないポジションにいます。上位との差を詰めるためには、同じ西の強豪であるレイカーズとの直接対決で白星を挙げることが非常に重要です。
ここでブッカーが復帰することは、
- チームに勢いを取り戻すきっかけ
- 連敗や不安定な試合内容からの立て直しの象徴的な出来事
として、選手たちのメンタル面にも大きなプラス材料となります。また、ブルックスも出場可能となったことで、ディフェンス面の強度や試合の流れを変える「スパイス」的な役割も期待できます。
ファンにとっての見どころ
この「サンズvsレイカーズ」戦は、ファンにとっても見どころが非常に多い一戦です。特に、
- デビン・ブッカーのコンディション:復帰直後の動きや、得点ペース、プレータイムがどの程度になるか。
- ブッカーとブルックスの共存:オフェンスとディフェンスのバランスがどう変化するか。
- レイカーズ側の対応:レブロン・ジェームズらが、ブッカー復帰後のサンズオフェンスにどう対処するか。
- 西カンファレンスの順位争い:1試合の勝敗が、今後のシーズンの流れにどのような影響を与えるか。
といった点は、試合を観戦するうえで押さえておきたいポイントです。
まとめ ― ブッカーとブルックスの「ダブル復帰」でサンズはどう変わる?
今回のニュースで明らかになったのは、
- デビン・ブッカーが鼠径部の張りから復帰し、レイカーズ戦で出場可能となったこと
- ディロン・ブルックスも同様に出場可能となり、戦力として期待されていること
- ブッカーは3試合の欠場を経て戻ってきたサンズのオールスターエースであり、この一戦はチームにとって大きな意味を持つこと
です。強豪レイカーズを相手に、ブッカーとブルックスをそろえたサンズがどのようなパフォーマンスを見せるのか。西カンファレンスの行方を占ううえでも、非常に注目度の高いゲームとなっています。




