古豪ディープモンスター、ジャパンカップで池江厩舎の初制覇を狙う
2025年11月30日、東京競馬場で行われるジャパンカップ(GI)に、注目馬ディープモンスターが出走する。牡7の古豪は、松山弘平騎手を背に、国際GIでの初制覇を目指して東京芝2400mのコースに臨む。今回のレースは、ディープモンスターにとって特別な意味を持つ一戦となりそうだ。
重賞初制覇から2週間、充実した状態で出走へ
ディープモンスターは、10月のGII京都大賞典で待望の重賞初制覇を果たしたばかり。その後、外厩のチャンピオンヒルズで調整が続けられている。調教内容は上々で、京都大賞典の1着から中7週で5本の調教をこなしてきた。特に2週前はCW36.3-22.3-11.1の好時計、1週前も松山騎手の騎乗でCW36.2-22.5-11.1と、好走には欠かせない速い時計をマークしている。
調教関係者の評価も高く、手応えと動きの両面で良好な状態が指摘されている。7歳にしてキャリアピークを迎えているというのは、この馬の魅力をよく物語っている。池江泰寿厩舎の馬らしく、年を重ねるごとに軌道に乗ってきたというのが、関係者の共通した見方だ。最終調教では外目を回して単走でサラッとこなしたが、手応え・動きともに良く、今がキャリアピークと言えるデキぶりだという。
松山弘平騎手「いい枠、展開が向いてくれれば」
日曜日は東京で5鞍の騎乗が予定されている松山弘平騎手だが、ジャパンカップでのディープモンスター騎乗について、枠運と展開に言及している。「いい枠」の評価を得ており、「展開が向いてくれれば」という条件付きながら、ポジティブな見方を示している。
ディープモンスターは前走の京都大賞典で5人気1着という好成績を残しており、その時の勢いを保ったまま東京へ遠征してくる。松山騎手との相性も良く、複数回にわたって同じ騎乗者による調教も実施されていることから、十分な意思疎通ができていることが伺える。
東京での戦績に課題あり、しかし充実の状態で挑戦
ただし、一つの課題がある。東京芝でのディープモンスターの成績は【0-0-0-3】と、好走歴が皆無という点だ。小回りコースでの機動力を武器にしてきた馬だけに、直線の長い東京コースでは持ち味を発揮しにくいという指摘もある。しかし、今回のメンバーに目を向けると、海外帰りなど状態面に不安のある馬が多いという見方もあり、ディープモンスターのチャンスは決して小さくないとの評価も出ている。
7歳という年齢でありながら、ここまで充実した状態を保っていることは、この馬の底力を証明している。調教爆穴の評価を受ける他の馬たちと比較しても、ディープモンスターの一貫性のある好調ぶりは際立っている。
池江厩舎の初制覇へ、古豪の執念
池江泰寿厩舎にとって、ジャパンカップでの初制覇は大きな目標だ。ディープモンスターが重賞初制覇を遂行した今、国際GIでの初勝利も十分に現実的な目標として映る。年齢を重ねながらも力を磨き続けたこの馬が、古豪らしい執念を見せるのか注目が集まっている。
展開如何で活躍の余地あり
ジャパンカップ2025は、天皇賞馬マスカレードボールと世界ランク1位カランダガンの対決に加え、複数のダービー馬が激突する豪華メンバーが揃ったレースとなっている。そうした中でディープモンスターが勝ち星を挙げるには、展開の幸運さが重要になってくるだろう。
松山騎手の「展開が向いてくれれば」というコメントは、このレースの見どころを正確に指摘している。京都大賞典での重賞初制覇から2週間、充実した状態を保ったまま東京へ向かうディープモンスター。古豪の意地と充実が、国際GIの大舞台でどのような走りを見せるのか。11月30日のジャパンカップは、多くのファンの注目を集める一戦となりそうだ。



