開幕!世界バレー女子2025 ― 石川真佑主将率いる新生日本代表が世界へ挑む

世界バレー女子2025、タイでついに開幕

2025年8月22日、世界中のバレーボールファンが注目する「FIVBバレーボール女子世界選手権2025」がついにタイで幕を開けました。今大会はバンコク、チェンマイ、ナコンラチャシマ、プーケットを舞台に、8つのグループ(各4チーム)・計32チームが頂点を争います。日本女子代表も、世界ランキング5位の実力を武器に上位進出を目指して闘志を燃やしています。

注目集まる新キャプテン・石川真佑選手

今年の日本代表の象徴は、やはり新キャプテンの石川真佑選手です。男子日本代表で活躍する石川祐希選手を兄にもつ石川真佑選手は、イタリア・セリエAの強豪ノヴァーラで培った技術と経験を武器に、絶対的エースとしてチームを牽引します。

  • これまでも国際大会で日本の得点源として躍動
  • キャプテン就任で精神的支柱としての責任も担う
  • 攻守両面における安定感と、ここ一番での勝負強さは世界トップレベル

強豪揃いの世界選手権で、石川真佑選手のキャプテンシーと勝負どころでの得点力が、日本の躍進のカギを握ります。

代表を支える主要メンバーたち

石川選手とともに、新時代の主役に期待がかかるのは以下の選手たちです。

  • 佐藤淑乃選手:前主将・古賀紗理那選手(2024年をもって代表引退)に代わり、新エースとして堂々たるプレーを披露中。2024-25SVリーグで最優秀新人賞&日本人最多得点。ネーションズリーグでもトップスコアラーを獲得し、その爆発力が今大会でも期待される。
  • 和田由紀子選手:NECレッドロケッツ川崎で佐藤選手と並び攻撃の軸。変幻自在な攻守で安定したプレーを発揮。
  • 小島満菜美選手・福留慧美選手(リベロ):守備の要として広い範囲をカバーし、粘り強いレシーブでチームを支えます。
  • 島村春世選手・山田二千華選手(ミドルブロッカー):攻守にわたる高さと連携を誇る日本の屋台骨です。

実績と若さが融合したバランスの良いメンバー構成で、今大会最大のサプライズが生まれそうです。

2025年代表メンバー一覧

ファン注目の日本代表登録メンバーの顔ぶれをご紹介します。

  • 2 荒木彩花(185cm・MB/SAGA久光スプリングス)
  • 3 島村春世(182cm・MB/ペッパー貯蓄銀行AIペッパーズ・韓国)
  • 4 石川真佑(174cm・OH/イゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァーラ・イタリア/キャプテン)
  • 6 関菜々巳(171cm・S/UYBAバレー・ブスト・アルシーツィオ・イタリア)
  • 8 小島満菜美(158cm・L/LOVBソルトレークバレーボール・アメリカ)
  • 11 山田二千華(184cm・MB/NECレッドロケッツ川崎)
  • 12 福留慧美(162cm・L/ヴィクトリーナ姫路)
  • 15 和田由紀子(179cm・OH/NECレッドロケッツ川崎)
  • 18 佐藤淑乃(176cm・OH/NECレッドロケッツ川崎)

それぞれが、高いポテンシャルをもつ精鋭14名。クラブでも主力として活躍するメンバーが勢ぞろいです。

大会フォーマットと日本の展望

今大会は32チームが8つのプールに分かれ予選ラウンド総当たり戦を実施。各プール上位2チームが決勝ラウンド(16強)に進み、さらにトーナメント形式で準々決勝→準決勝→決勝と進行します。

  • 日本は初戦でカメルーンと対戦予定。以降も強豪国との試合を重ねながら勝ち進む必要あり。
  • 予選を突破すれば一発勝負の決勝ラウンドが待ち受けています。

日本代表は過去最高戦績(2010年銅メダル)を上回る表彰台を目標に、選手・スタッフ一丸となり全力で挑戦しています。

兄・石川祐希が率いる男子代表の話題も熱い

同時期に男子日本代表も新たな挑戦が始まっています。キャプテン・石川祐希選手、髙橋藍選手が牽引する男子代表は、世界ランク2位イタリアと強化試合を実施。大会前のラストスパートとしてTBSやU-NEXTでのライブ配信が決定し、大きな注目が集まっています。

男子代表も、「表彰台」を共通目標に掲げており、日本バレーボール界全体が歴史的な瞬間を迎えようとしています。

注目の対戦相手 ― 世界のライバルたち

今大会参加国の顔ぶれは非常に強豪ぞろいです。アメリカ、ブラジル、イタリア、中国、セルビアといった常連国だけでなく、新興勢力のトルコやタイなど、毎戦が「世界基準」。特にイタリアやブラジルは直近の大会でメダルを争ったライバルです。

現地の盛り上がりとファンの期待

バンコクをはじめタイ国内は、日本代表をはじめ強豪国のプレーを生観戦しようと各地で大きな盛り上がりを見せています。SNSなどには「#世界バレー」「#石川真佑」「#日本代表」などのハッシュタグが踊り、現地に足を運ぶファン、日本国内でテレビや配信を通じて応援するファンも非常に多いです。

今大会は、国際映像の地上波放送やU-NEXTでの独占ライブ配信など、日本国内からも最新情報に瞬時にアクセスできる体制が整いました。全試合を通じて、新生日本代表がどこまで「世界の壁」に迫るか、歴史的な証人になっていただけるでしょう。

「新生日本」ここから世界の表彰台へ

過去最多の参加国・最高レベルの競争を迎えた2025年大会で、日本女子代表がどのようなドラマ・感動を生み出すかは未知数です。しかし、石川真佑主将を中心に結束力と高い技術力を武器に、今までにないチームワークと“日本のバレー”で世界に勝負を挑みます。

テレビやネットでの応援はもちろん、未来の日本女子バレーボールに夢を託すジュニア世代や家族たちにとっても、目を離せない大会となること間違いありません。日本代表への温かな声援が、世界の大舞台で大きな力となります。


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