【ブレイキングダウン18】瓜田純士が“引退一時撤回” 名古屋大会で因縁の相手と激突へ

格闘技イベント「ブレイキングダウン(Breaking Down)」の人気ファイターであり、オーディションでは“ご意見番”としても知られる
瓜田純士さんが、「ブレイキングダウン18」での試合出場を理由に、いったん表明していた引退を一時的に撤回しました。
来年3月に予定されている「ブレイキングダウン19」名古屋大会では、「死ぬまで許せない」とまで語る因縁の相手との対戦が決定し、
ファンや関係者の間で大きな話題になっています。

瓜田純士とは?ブレイキングダウンを支える“カリスマ”

瓜田純士さんは、元アウトローという異色の経歴を持ちながら、更生後は作家・YouTuber・格闘家として活動してきた人物です。

「THE OUTSIDER」や「ブレイキングダウン」などの大会で名を広め、勝敗以上に、言葉の重み
生き様のストーリーで多くの視聴者を惹きつけてきました。
オーディションでは審査員役や、選手の“深掘り役”としても登場し、出場選手のバックボーンや覚悟を引き出す存在として欠かせない存在になっています。

最近では「BreakingDown17」のオーディションから、別室でのインタビュー形式で選手の本音を聞き出す役割も担っており、単なる選手にとどまらない、
大会の“顔”の一人として地位を確立しています。

これまでの引退・復活のドラマ

瓜田さんは、これまでのブレイキングダウン出場の中で、何度も“ラストマッチ”や“引退”という言葉が取り沙汰されてきました。

たとえば、2024年開催の「ブレイキングダウン12」では、元愚連隊総長で俳優の黒石高大さんに対して
「本当にこのまま引退でいいのか」と問いかけ、黒石さんに復帰と対戦を促したことで、大きな注目を集めました。
記者会見での「ふざけてんじゃねえぞ!」という熱い言葉はニュースにもなり、黒石さんが男泣きする場面も話題となりました。

その後の試合では、黒石さんが引退を撤回してリングに戻り、瓜田さんに5−0の判定勝利を収めています。
この一戦は、単なる勝敗以上に、「引退」「復活」「男気」といったキーワードが交錯した名勝負として、多くのファンの記憶に残っています。

また、2024年10月の「BreakingDown13.5」では、
瓜田純士ZERO超レボリューション」名義で“10人ニキ”との異色マッチにも挑戦し、エンタメ性の高いカードでも
大会を盛り上げました。
結果は判定負けでしたが、プロレス的な口撃と暴露トークで会場を沸かせ、「盛り上げ役」としての存在感も発揮しています。

一方で、2025年1月の「BreakingDown14.5」では、試合当日に襲撃を受け負傷したことで試合が中止になるアクシデントも経験しました。
それでも瓜田さんは、対戦予定だった「イエス」との再戦の意志を示し、「イエスが回復して望むタイミングで試合を受ける」とリング上で宣言。
この姿勢が、ファンから「筋を通す男」として支持され続けている理由と言えるでしょう。

ブレイキングダウン18での“引退一時撤回”

そんな瓜田純士さんが、話題となっているブレイキングダウン18で、あらためて
「引退を一時的に撤回する」という決断を下しました。

ブレイキングダウン18は、朝倉未来さんが社長を務める人気イベントの第18回大会で、
オーディション段階から激しいバチバチのやり取りや乱闘騒ぎも起きている大会です。
あるオーディション動画では、レジェンド格闘家のエンセン井上さんが激怒し、椅子を投げつける騒然としたシーンもありました。

その場面では、興奮状態のエンセンさんのもとに、瓜田さんが間に入り「エンセンさん落ち着いて」となだめようとしますが、
逆に「触るな!」と怒鳴られる一幕も映し出されています。
このように、オーディションからヒートアップする空気の中で、瓜田さんは“火消し役”でもありながら、
自らも強い感情を抱え続けてきました。

そしてついに、瓜田さんにとって「死ぬまで許せない」と語るほどの相手との試合が動き出し、
その対戦のために一度は口にしていた引退を一時的に撤回するという形になったとされています。

来年3月「ブレイキングダウン19」名古屋大会で因縁の対戦へ

話題の中心となっているのが、来年3月に予定されている「ブレイキングダウン19」名古屋大会です。

この大会で瓜田さんは、自身が「死ぬまで許せない」と表現する因縁の相手と対戦することが決まっています。
誰との対戦なのか、具体的なカードの詳細は今後の正式発表が待たれますが、
ブレイキングダウンのこれまでの流れを振り返ると、過去に遺恨のある選手や、襲撃・中止騒動に関わった人物など、
複数の候補がファンの間でささやかれています。

瓜田さんはこれまでも、自身に対して暴言を吐いた相手に対し「けじめとして試合をしよう」と要求したり、
ネット上で茶化されてきた言動に対して、リングの上で“答えを出す”形を選んできました。
その意味で、今回の名古屋大会のカードも、単なるマッチメイクではなく、
長年の感情の決着戦として受け止められています。

ブレイキングダウン18の全体像と対戦カードの注目点

ブレイキングダウン18自体も、多くの話題を抱えた大会です。

  • オーディションから乱闘・因縁勃発が多発
  • レジェンド格闘家や喧嘩自慢出身の選手、インフルエンサーが多数参戦
  • 1分1ラウンドという短期決戦ならではのスピード感ある展開

特にオーディションでのエンセン井上さんの激怒シーンは、「Breaking Downらしさ」が良くも悪くも凝縮された出来事として話題になりました。
レオ選手との因縁、チーム同士の衝突、そして運営側への不満などが一気に噴き出す中で、
瓜田さんは“仲裁役”としても動きつつ、自身もまた火中に身を投じる決断をしています。

ブレイキングダウン18本戦では、キックルール、総合ルール、特別ルールなど多彩なカードが組まれ、
シリーズ全体を通して見ても重要な転換点となる大会と目されています。

朝倉未来も絶賛の“超新星”・賢民とは?

ブレイキングダウン18、およびその前後のシリーズで、もう一つ大きな注目を集めているのが、
朝倉未来さんも絶賛する“超新星”・賢民(けんみん)選手の存在です。

格闘技専門メディアのイーファイトでは、
賢民選手が王者・細川一颯選手に挑戦するカードを紹介し、
賢民選手が「オマエを喰ったらおいしい」と語る強気なコメントと、その実力が取り上げられています。(ニュース内容3より)

賢民選手は、スピードと破壊力を兼ね備えた striking(打撃)スタイルで注目されており、
ブレイキングダウンという“1分決着の舞台”と非常に相性の良いファイターと評価されています。
朝倉未来さんも、そのポテンシャルと伸びしろを高く評価しており、
次世代の看板選手候補として名前が挙がる存在です。

王者・細川一颯選手に挑むタイトル戦は、単なる一試合を超えて、
世代交代新スター誕生を占う意味も持つ重要な一戦と見られています。

ベテラン瓜田と“超新星”賢民 世代を超えた物語

今回のニュースを象徴的に見ていくと、

  • 引退を一時的に撤回して、因縁の相手との決着に挑む瓜田純士
  • 王者に挑み、「オマエを喰ったらおいしい」と豪語する超新星・賢民

という、対照的な二つのストーリーが浮かび上がります。

瓜田さんは、これまでの人生と格闘キャリアのすべてを背負ってリングに上がる
“物語を背負ったベテラン”
一方の賢民選手は、これから大きな実績を積み上げていく
“未来への可能性”そのものです。

ブレイキングダウンという舞台は、こうしたバックボーンのまったく異なる選手たちが交錯し、
時にはぶつかり合うことで、単なる1分間の勝ち負け以上のドラマを生み出してきました。

瓜田さんが「死ぬまで許せない」と語る相手との決着戦に臨むこと、
そして賢民選手が王者・細川一颯選手に挑むこと。
この二つのニュースは、ブレイキングダウンが
“過去の清算”と“未来の台頭”という両面を同時に描き出そうとしていることを物語っています。

ファンが注目すべきポイント

  • 瓜田純士のコンディションと覚悟
    引退を口にした後の復帰マッチとなるだけに、どこまで仕上げてくるのか、試合前のコメントや表情にも注目が集まります。
  • 対戦相手との“因縁”の中身
    過去の発言、トラブル、すれ違いなど、なぜ「死ぬまで許せない」とまで言わせるのか。その背景が試合前の会見などでどこまで語られるのかも見どころです。
  • 賢民 vs 細川一颯のタイトル戦の行方
    一気に世代交代の象徴的な試合になるのか、王者が貫禄を見せるのか。短いラウンドの中で、どちらが先に主導権を握るかが勝負のカギになります。
  • ブレイキングダウン18全体の流れ
    オーディションから続く因縁や騒動が、本戦でどう決着していくのか。大会を通して一つの“物語”として楽しむ見方もおすすめです。

ブレイキングダウンは、賛否含めて常に大きな反響を呼ぶイベントですが、
そこには、過去を背負って生きる大人たちと、
これから名を上げたい若者たちの、リアルな感情がぶつかり合っています。

その中心に立ち続けてきた瓜田純士さんが、なおもリングに戻る決断をしたことは、
ブレイキングダウンというイベントの“今”を象徴する出来事と言えるでしょう。
そして、賢民選手のような新たなスター候補が台頭してくることで、
今後もこのイベントから目が離せない状況が続きそうです。

参考元