アビスパ福岡・金森健志選手がメルボルン・シティFCへ完全移籍を発表
2025年8月5日、J1リーグのアビスパ福岡は、FWの金森健志選手(31歳)がオーストラリアの強豪クラブ、メルボルン・シティFCへ完全移籍することを正式に発表しました。金森選手は地元福岡出身で、約9年間にわたりアビスパ福岡の中心選手として活躍してきました。この移籍は、金森選手にとって初の海外挑戦となります。
金森健志選手のアビスパ福岡での軌跡
1994年4月4日生まれの金森選手は、地元福岡の筑陽学園高校を経て、2013年にアビスパ福岡へ加入。2015年にはアビスパ福岡のJ1昇格に大きく貢献しました。その後、2017年から2019年夏までは鹿島アントラーズ、2019年夏から2020年まではサガン鳥栖でプレーしたものの、2021年に再びアビスパ福岡に復帰しました。合計約9年でクラブ公式戦309試合に出場し、40得点を記録。クラブ史上初のルヴァンカップ優勝(2023年)にも貢献しています。
メルボルン・シティFCへの完全移籍の背景
メルボルン・シティFCは、オーストラリアAリーグの王者であり、2024-25シーズンに2度目のリーグ優勝を果たしました。2025-26シーズンはAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)にも出場予定で、アジア最高峰の舞台を目指しています。今回の移籍は金森選手にとって自己成長と新たなチャレンジを求める決断であり、2年契約で臨むことが発表されています。
金森選手本人のコメント
移籍に際し、金森選手は以下のようにコメントしています。
- 「9シーズンにわたりアビスパ福岡でプレーできたことに心から感謝しています」
- 「海外でプレーしたいという夢と挑戦を後押ししてくれたクラブに感謝」
- 「福岡という街、クラブ、スタッフ、仲間、スポンサー、ファン・サポーターの皆様は人生そのもの」
- 「この決断は自分自身のさらなる成長のための大きなチャレンジです」
- 「メルボルン・シティFCで新たな経験を積み、必ず一回り大きくなって戻ってきます」
アビスパ福岡とファンの反応
長年クラブの中心選手として活躍してきた金森選手の移籍は多くのファンに驚きと共に惜しまれる声が広がっています。しかし、クラブ側も本人の気持ちに寄り添い、海外挑戦を尊重する姿勢を示しました。ファン・サポーターからは「新たな舞台での活躍を願う」との応援メッセージが多数寄せられています。
移籍の意義と今後の展望
日本のJリーグで築いてきたキャリアを携え、初めての海外挑戦を決めた金森選手。メルボルン・シティFCはAリーグ屈指の強豪であり、アジアの頂点を狙う国際舞台への出場も控えています。金森選手にとって実力を試し、さらなる成長を遂げる絶好の機会です。日本サッカーのファンにとっても、海外での活躍が期待される注目の移籍と言えるでしょう。
まとめ
アビスパ福岡の生え抜きで長年クラブを支えてきた金森健志選手が、メルボルン・シティFCへ完全移籍することは、本人にとって大きな挑戦であり、クラブとファンにとっては惜別の時です。これまでの功績に敬意を表すとともに、海外の舞台でのさらなる活躍を心から期待したいと思います。