アトレティコ・マドリード、2025年夏の大型補強と新シーズンへの展望
2025年夏、アトレティコ・マドリードはヨーロッパサッカー界でも注目を集める大型補強を繰り広げ、その動向が多くのメディアで報じられています。
ディエゴ・シメオネ監督のもと、チームは「バルセロナ」「レアル・マドリード」の二強に挑むため、戦力の底上げを果たしました。
また、今夏の移籍市場においては久保建英やカラスコなど、ドリブラーの獲得を巡る報道も相次ぎました。その一方で、今夏の補強を事実上終了とし、「予期せぬ退団がある場合のみ追加補強に動く」と強調する姿勢も見られます。
新シーズンに向けたアトレティコの戦略
アトレティコ・マドリードは昨シーズン、ラ・リーガで一時は首位に立ちながらも最終的には3位フィニッシュ。さらにクラブワールドカップ・アメリカ大会ではグループ敗退という結果に終わり、今季に向けて巻き返しを期しています。
シメオネ監督は「4位を気にしないで戦えるシーズンにしたい」、「若い世代とともに優勝争いを堂々とできるチーム作り」が目標であることを明言しており、その意図を反映した補強が目立ちます。
今夏の大規模補強――8人目、9人目…話題の新戦力
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アレックス・バエナ(MF)
ビジャレアルから獲得した「10番タイプ」の多才なミッドフィルダー。今のラ・リーガには少なくなったタイプの選手として、攻撃の中核を期待されています。 -
ジョニー・カルドーソ(MF)
アメリカ代表で活躍する中盤の潰し屋。流動性のある中盤作りに貢献が期待されます。 -
ティアゴ・アルマダ(FW)
アルゼンチン代表であり、クリエイティブな攻撃スタイルを持つ選手。攻撃陣の新たなピースとなります。 -
ダヴィド・ハンツコ(DF)
フェイエノールトから加入したスロバキア代表ディフェンダー。堅実な守備力が売りです。 -
クレマン・ラングレ(DF)
フランス代表DFで、今季から完全移籍に切り替わり守備の柱に強化されました。 -
フアン・ムッソ(GK)
アルゼンチン代表GKとして、信頼感ある守護神としてゴールを守ります。 -
その他
初めて加入する新戦力、さらにはレンタルから完全移籍へ移行した選手を含め、合計8〜10名が一気に加わり、まさに「大型補強」と呼ぶにふさわしい陣容となっています。
ドリブラー補強の動向と久保建英、カラスコへの関心
今夏、アトレティコは“ドリブルで打開できるウイング”の獲得にも強い関心を示したことで話題になりました。
その最大のターゲットとなったのが、レアル・ソシエダで主力を務めてきた日本代表MF久保建英です。
スペインメディア『マルカ』によれば、久保はユベントスのニコラス・ゴンザレスとともに、最も高く評価された存在だったと報じられました。
ただし、アトレティコの首脳陣は「今夏の移籍市場には基本的に満足しており、重要な放出――すなわち攻撃陣の主力退団が発生しない限り、追加のドリブラー補強には動かない」と明言しています。
すなわち、現陣容をベースに新シーズンへ攻め込むという方針です。
また、サウジアラビアリーグでプレーしていたカラスコの復帰話も浮上しましたが、同様に「現状は補強終了」と強調され、カラスコも現実的には「緊急時の選択肢」として扱われています。クラブとしては、不測の退団や怪我人が発生した際のみ、再びマーケットで動く可能性を残しています。
シメオネ監督の意気込み――「二強打破へ」
監督のディエゴ・シメオネは、明確に「若さと即戦力の融合」をめざし、チーム力の底上げに成功した夏と述べられています。
既に新メンバー中心のトレーニングも始まり、エースのコケも「若手の力で新しい現実を作る」と、チームの雰囲気は良好。
昨季はリーグ3位で終えたものの、「今年こそはバルセロナ、レアル・マドリードと真剣に優勝争いを繰り広げる」という明確な野心を持ち、シーズンインします。
また、加入選手は即戦力だけでなく将来性も見据えた若手が多いことから、新たな戦い方やシステムの構築にも期待が高まっています。林陵平氏・倉敷保雄氏のラ・リーガ展望でも「今年のアトレティコは本当にすごい補強」と高く評価されているのが印象的です。
今年のアトレティコ――「今までと違う」「若手に注目」
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躍動する若手
若手有望株の獲得が続き、シーズンを通じて「世代交代」がテーマとなる可能性が高まっています。ラ・リーガの中でも、アトレティコ独自の若手起用路線が今季のカギとなりそうです。 -
激化する攻撃的ポジション争い
アレックス・バエナやティアゴ・アルマダ、久保建英への関心からも分かるように、ドリブラーや攻撃的ミッドフィルダーの獲得と競争が加速。シーズンを通じてポジション争いの激化が予想されます。 -
守備の再編・強固さアップ
DFラインには複数の新戦力を加え、伝統の「堅守アトレティコ」にさらなる安定感をもたらします。
今後の補強策とチーム運営のスタンス
まとめると、2025年夏のアトレティコ・マドリードは「大補強の集大成」と言うべき動きでしたが、今後は「よほどの予期せぬ事態」が起きない限り現有戦力を中心に戦い続ける構えです。
特定ポジションに関しては、急な離脱や怪我があった場合のみ、再び移籍市場で動く可能性を残しています。
ファン・サポーターにとっても「いつもとは違う、攻撃的かつフレッシュで期待感溢れるシーズン」が待ち受けていることでしょう。
まとめ:2025年夏のアトレティコがラ・リーガの台風の目になるか
アトレティコ・マドリードは今夏、最大10名近くの新戦力を加えながらも、チーム全体のバランスを重視。久保建英やカラスコなど話題性の高い選手にも注目が集まりましたが、「現有戦力で勝負する」というシメオネ監督の意志が明確に示されました。
新シーズン、名門アトレティコがラ・リーガの新たな台風の目となるのか、大いに注目が集まります。