松戸市の新年を駆け抜ける「七草マラソン」 第68回大会が11日に号砲

千葉県松戸市の新年の風物詩として親しまれている「松戸市七草マラソン大会」が、今年も1月11日(日)に開催されます。第68回の節目を迎える伝統ある市民マラソンで、会場は例年通り松戸運動公園およびその周辺コースです。

地元出身で早稲田大学に進学した鈴木琉胤(すずき・るい)さんが招待選手として出場することも話題となっており、地元ランナーや市民の注目が一段と高まっています。毎年、走る人も応援する人も一体となって盛り上がる七草マラソンですが、今年も新年のスタートを彩るイベントとして大きな期待が寄せられています。

第68回松戸市七草マラソン大会の概要

第68回を迎える七草マラソンは、松戸市が誇る歴史ある市民マラソン大会です。住宅街の中を走る起伏に富んだコースが特徴で、新年の「走り初め」として毎年多くのランナーが参加しています。

  • 大会名:第68回松戸市七草マラソン大会
  • 開催日:2026年1月11日(日)
  • 会場:松戸運動公園陸上競技場および周辺コース
  • 主催:松戸市七草マラソン大会実行委員会
  • 受付開始:7時30分(予定)
  • 開会式:8時30分〜9時00分(予定)

コースは、スタート・ゴールともに松戸運動公園陸上競技場に設けられ、競技場から住宅街へと抜ける周回コースとなっています。新年らしいさわやかな空気の中、坂道を含むチャレンジングな道のりを走ることで、心身ともにリフレッシュできると評判です。

多彩な種目構成と、誰もが参加しやすい市民大会

七草マラソンは、小学生から一般まで幅広い世代が参加できることが大きな魅力です。大会要項によると、距離や対象を細かく分けた種目が設定されていて、家族での参加やランニング初心者にも参加しやすい構成になっています。

  • 2kmの部:小学生高学年・中学年、ファミリーの部など
  • 5kmの部:中学生や一般ランナー向けの短距離レース
  • 10kmの部:高校生、一般男子・一般女子の部など

スタート時刻は、2kmの部が9時台、5kmと10kmの部は10時前後と時間が分かれて設定されており、混雑を避けつつスムーズな進行が図られています。 また、10kmの部には中間地点40分、ゴール地点80分という制限時間が設けられ、交通規制との兼ね合いにも配慮されています。

ランナーには事前にゼッケンや参加賞が発送される仕組みとなっており、当日の受付の負担が軽減されているのも特徴です。会場までの無料シャトルバスも運行されるため、電車などで訪れる参加者にとっても参加しやすい大会となっています。

地元出身・早大の鈴木琉胤さんが招待選手として参加

今年の七草マラソンで特に注目を集めているのが、松戸市出身で早稲田大学に在籍する鈴木琉胤さん招待選手として出場するというニュースです。ニュース報道でも取り上げられ、地元の期待の星が新春のコースを駆ける姿に、沿道からの声援が一段と高まりそうです。

鈴木さんは地元の中学・高校時代から長距離で活躍してきた選手で、大学では箱根駅伝などの舞台を目指して日々トレーニングに励んでいる存在として知られています。その鈴木さんが、育った街・松戸に戻って走るという構図は、多くの子どもたちや市民ランナーにとって大きな励みとなるでしょう。

大会当日は、一般ランナーと同じコースを走りながらも、招待選手として最前列付近からスタートすることが予想されます。地元の人たちにとっては、テレビや大会結果で名前を見るような選手を間近で応援できる絶好の機会となりそうです。

新松戸中央公園では前日から準備とウォーミングアップ

七草マラソンを前に、前日の1月10日(土)には、新松戸エリアでも大会に向けた雰囲気が高まっていました。新松戸中央公園ではラジオ体操を取り入れた朝の運動が行われ、「明日の松戸七草マラソンに向けて」といった趣旨でウォーミングアップをする市民の姿もみられたと伝えられています。

こうした前日からの動きは、単に大会に出る人だけでなく、地域全体でマラソン大会を迎える空気をつくるものになっています。軽い体操やジョギングで体をほぐしながら、「明日は頑張ろうね」「沿道で応援するよ」といった会話が交わされ、新年ならではの明るい雰囲気が街に広がっています。

ひとり親家庭や障がいのある子どもたちも招待 “みんなで走る”大会へ

松戸市七草マラソンは、単に競技としてのマラソンにとどまらず、誰もが参加しやすい市民スポーツの場を目指した取り組みも行われています。その一つが、ひとり親家庭慢性疾病・障がいのあるお子さんとその家族を対象とした招待企画です。

ある団体では、この七草マラソンに合計60人を招待する企画を行っており、事前の練習会ランニングシューズのプレゼントなどのサポートを通じて大会参加を後押ししています。 こうした取り組みにより、「走る機会を得にくい子どもたち」にも、安心して大会にチャレンジできる環境が作られています。

事前練習は松戸市内で行われ、12月の土日を中心に、走るフォームやペース配分を学びながら、少しずつ距離に慣れていく内容となっています。 初めて大会に出る子どもでも、「仲間と一緒だからがんばれる」「事前にコースをイメージできて安心」といった声が聞かれるなど、心の準備にもつながっています。

交通規制とシャトルバス 市民の生活への配慮も

七草マラソンの開催にあたっては、コース周辺での交通規制が実施されます。松戸運動公園周辺や八ケ崎方向にかけては、「9時45分から11時30分ごろ」といった時間帯で車両通行が制限されることが案内されています。

また、新京成バスの松戸東営業所は、大会に伴う交通規制により2026年1月11日(日)7時55分〜11時30分の間、一部区間で路線バスの運休や迂回運行を実施すると発表しています。 市民生活への影響を最小限に抑えるため、事前に運行情報を告知し、迂回ルートの利用を呼びかけています。

一方で、大会運営側は、会場までの無料シャトルバスを運行し、公共交通機関での来場を促しています。 これにより、会場周辺の混雑緩和や、駐車スペースの負担軽減を図るとともに、参加者が安心して会場までアクセスできる環境づくりが進められています。

七草マラソンが松戸にもたらすもの

「七草マラソン」という名前の通り、開催時期はちょうど七草の節句(人日の節句)の頃にあたります。新年最初の行事として、七草粥で一年の無病息災を願う日本の風習と重なり、健康を願う地域の行事として定着してきました。

松戸市七草マラソンでは、走り終えた後に七草粥などで温まる企画が紹介されることもあり、「走る」「食べる」「集う」といった要素が組み合わさった、新年ならではのイベントになっています。 坂の多いコースに挑戦したランナーにとって、温かい七草粥は何よりのご褒美です。

また、市民ランナーだけでなく、小学生や中学生、高校生など、子どもたちのスポーツ体験の場としても重要な役割を果たしています。完走を目指して練習を重ねる中で、目標を立てて努力する経験を得られることや、当日の応援を通して地域の人とつながることは、子どもたちの貴重な学びにもなっています。

大会当日に向けてのメッセージ

大会公式サイトでは、「新しい年の走り初めは松戸市七草マラソンで!」というメッセージが掲げられています。 坂のあるコースで自分の限界に挑戦しながら、沿道の応援とともに走る喜びを感じてもらいたいという思いが込められています。

ランナーにとっては、これまでの練習の成果を試す場であり、記録に挑戦する場でもあります。また、タイムを気にせず「完走」を目標に、新年の健康づくりや家族の思い出として参加する人も少なくありません。誰もが自分なりの目標を持ち、それぞれのペースでゴールを目指すことが尊重される大会です。

沿道で応援する市民にとっても、七草マラソンは一年の始まりを感じる行事となっています。「がんばれ!」「あと少し!」といった温かい声援や手作りの応援ボード、子どもたちの拍手など、街全体でランナーを後押しする光景が広がることでしょう。

第68回を迎える今年の七草マラソンは、地元出身の招待選手・鈴木琉胤さんの参加や、多様な背景を持つ子どもたちの招待企画などを通じて、これまで以上に「みんなで走る」大会としての色合いを深めています。新年を迎えた松戸の街を、多くのランナーと応援の声が彩ることになりそうです。

参考元