第41回U20日本陸上競技選手権大会@静岡草薙――若き才能が集結する2日間

2025年9月27日(土)と28日(日)、静岡県静岡市に位置する草薙総合運動場陸上競技場で、「第41回U20日本陸上競技選手権大会」が開催されます。本大会は、2006年1月1日から2009年12月31日に生まれた日本国籍を持つ、いわゆるU20世代の選手たちが全国から集い、その実力を競い合う特別な大会です。
本記事ではライブ配信情報や、男女注目種目・選手を交えながら、今大会の見どころを優しく、できるだけ丁寧にご紹介いたします。

大会概要と開催趣旨

  • 主催:日本陸上競技連盟
  • 主管:静岡陸上競技協会
  • 開催日:2025年9月27日(土)~28日(日)
  • 会場:草薙総合運動場陸上競技場(静岡県静岡市駿河区栗原19-1)
  • 出場資格:2025年度本連盟登録者で、2006年1月1日~2009年12月31日生まれの選手

日本の未来を背負う若きアスリートたちが、夢の舞台であるこのU20日本選手権で一堂に会します。公式の競技日程・エントリーリスト等は日本陸上競技連盟公式サイトで随時更新されていますが、本大会はU20東アジア選手権とも同日程であり、代表入りした有力選手が一部不在なものの、多くの学生や高校生が“日本一”のタイトルを目指し火花を散らします。

大会種目

  • 男子18種目(100m、200m、400m、800m、1500m、3000m、5000m、110mH、400mH、3000mSC、走高跳、棒高跳、走幅跳、三段跳、砲丸投、円盤投、ハンマー投、やり投)
  • 女子18種目(100m、200m、400m、800m、1500m、3000m、5000m、100mH、400mH、3000mSC、走高跳、棒高跳、走幅跳、三段跳、砲丸投、円盤投、ハンマー投、やり投)

男女ともに、オリンピック種目を網羅する形で多様な競技が設定されています。それぞれの種目で、今年も新たなスターが誕生する瞬間が期待されています。

【ライブ配信情報】今年もライブで熱戦を!

本大会は2日間ともライブ配信が行われ、遠方のファンや保護者の皆さまもリアルタイムで選手たちの奮闘を応援できます。配信は日本陸上競技連盟の公式YouTubeチャンネルなどから1チャンネルで実施される予定です。
9月27日(土):競技開始10:00〜終了17:00頃まで
9月28日(日):競技開始10:00〜終了16:00頃まで
※配信時間・内容は状況により変更となる可能性があります。

また、会場での撮影制限(スマホ・タブレットのみ可、カメラ機器不可)が設けられています。迷惑撮影対策の一環ですので、観戦される際はご理解・ご協力をお願いいたします。

女子注目種目&有力選手――トップランナーたちの競演

  • 100m:今年の女子短距離は、杉本心結選手と山崎心愛選手が中心となりそうです。高校生世代として抜群のスピードを誇るこの両者の争いは、記録更新への期待が高まる注目カードです。
  • 100mハードル:福田花奏選手が記録更新を狙います。ハードラーとして端正なフォームと積極的な攻めが持ち味。好条件がそろえば全国新記録の可能性も秘めており、多くの視線が集まります。
  • やり投:インターハイチャンピオン・鈴木彩夏選手が、U20日本選手権とインターハイの二冠へ挑みます。安定した投擲テクニックとメンタルの強さが光る選手です。

これら以外にも各種目で新進気鋭の高校・大学生がしのぎを削ります。昨年から台頭してきた選手や、今年急成長を遂げた選手など、世代交代の象徴となる戦いが随所に見られることでしょう。

男子注目種目&有力選手――青春のスプリント&根性の長距離

  • 100m:最大の注目は菅野翔唯選手(東農大二・群馬)です。インターハイで追い風参考ながら10秒06を記録し2位の実力者。10秒24を持つ上山拓己選手(尚美学大)や、インターハイ3位安川飛翔選手(洛南高・京都)との競り合いも白熱必至です。
  • 5000m:長距離では、本田桜二郎選手が青山学院大の有力選手陣との対決に臨みます。トップクラスの駅伝ランナーが集結する青学勢を破っての優勝なるか注目されます。
  • 砲丸投:投てき競技では、大垣尊良選手が記録更新に期待。安定した投擲力とフォームの美しさで同世代トップレベルを誇ります。

男子種目では、平等に力を競い合う中で思いがけない新星が登場することも多く、毎年ドラマが生まれています。今年も一つひとつの種目で最後まで目が離せません。

U20日本選手権の意義と未来

U20世代の全国大会は、各地域で鍛え抜かれた若者たちが集まり、互いに刺激を受けてさらなる成長を目指す最高の舞台です。ここでの好成績や記録更新が、将来の日本代表や世界大会出場への大きなステップとなります。
静岡の地で全国から集まるトップアスリート同士の競演は、観戦者のみならず将来を夢見る後輩選手や、家族、指導者にも大きな希望と情熱を届けてくれることでしょう。

観戦方法と注意点

  • ライブ配信を通じて、ご自宅や学校・職場などどこからでもリアルタイム観戦が可能です。公式サイトやSNSを通してプログラム情報や最新の競技結果も随時チェックできます。
  • 現地観戦される方は、会場の案内や駐車場情報、撮影ルールなど事前のお知らせをよくご確認のうえ、お越しください。スマートフォン・タブレットでの撮影は可能ですが、迷惑行為となる撮影は固く禁じられています。

さいごに――若き才能の未来へエールを

第41回U20日本陸上競技選手権は、ただ“速さ”や“高さ”“遠さ”を競い合うだけの場ではありません。一人ひとりの選手が歩んできた努力の日々、その集大成がこの瞬間に現れます。
全国から寄せられる応援や期待が、選手たちのエネルギーとなり、のびのびと競技できる空間を生み出しています。今年のU20日本選手権もきっと、未来への新しいストーリーが生まれるはずです。

参考元