2025年バロンドール候補30選手が決定!PSG最多9名、デンベレやヤマル、サラーも名を連ねる
2025年8月7日、フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』主催による世界最高峰のサッカー個人賞「バロンドール」の2025年候補30名が発表されました。今年のリストは、近年まれに見る熾烈な顔ぶれとなっており、パリ・サンジェルマン(PSG)からは最多の9名が選出。さらに、若干18歳となる天才ラミン・ヤマル(バルセロナ)、リバプールの絶対的エースであるモハメド・サラーなど、今季世界中のファンが注目したスター選手たちがノミネートされています。
2025年バロンドール注目候補と選考のポイント
今年の候補ラインナップは、欧州5大リーグでの活躍だけでなく、代表戦や各種国際大会におけるパフォーマンスも選考基準の一つとなりました。以下、特に話題となった選手、クラブの実績や個々の記録などをわかりやすく整理します。
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PSGから最多9名がノミネート
ヨーロッパのメガクラブであるPSGからは、今季特に著しい活躍を示したウスマン・デンベレやヴィティーニャを筆頭に、9名もの選手が候補に挙げられています。クラブとしての今季の躍進を象徴するノミネーション数です。 -
ウスマン・デンベレ:栄光への挑戦
PSGのウスマン・デンベレは、バロンドール最有力候補の一人として注目されています。しかし一部評論家からは、「ワールドクラス」と呼ぶにはまだ実績が十分ではないとの声もあり、今年の投票が大きな注目を集めています。 -
ラミン・ヤマル(バルセロナ):驚異の18歳
昨年・今年と若干18歳ながらトップレベルの公式戦で年間55試合出場、18得点22アシストの大記録を達成。ラ・リーガではアシスト王に輝き、バルセロナの主力としてタイトル獲得に貢献しました。そのプレーは年齢の枠を超えた評価を受けています。 -
モハメド・サラー(リバプール)
リバプールからはアレクシス・マック・アリスター、ヴァージル・ヴァン・ダイク、フローリアン・ウィルツとともに4名が選出。その中でもサラーは依然としてクラブと代表で高い決定力を誇っており、チームの躍進を支えています。
世界中を沸かせた候補選手たちの今季実績
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ラミン・ヤマル(バルセロナ):
18歳で55試合出場、18得点22アシスト。
ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャ制覇を達成。
アシスト王として攻撃の核を務め、チームの複数タイトル獲得に貢献。 -
ウスマン・デンベレ(PSG):
圧倒的なスピードとドリブル突破力でリーグアンを席巻。
CLでも印象的な活躍を披露し、タイトル獲得に貢献。
ただし過去数年は怪我などで不安定な時期もあり、「真のワールドクラスにはもう一歩」との評価も存在。 -
モハメド・サラー(リバプール):
プレミアリーグでの安定した得点力、重要な試合での決定的な働きは今年も健在。
クラブの主力として、リバプールを上位へ導く存在となりました。 -
ヴィティーニャ(PSG):
中盤での攻守における貢献度の高さ、PSGの試合展開におけるキープレーヤーとして存在感を発揮。
若手版バロンドール「コパ・トロフィー」の候補者も発表
毎年バロンドールと同時に発表される「コパ・トロフィー(コパ賞)」は、最優秀若手選手(21歳以下)を表彰します。今年も多彩な才能がリスト入りし、将来を嘱望される逸材たちが揃いました。
- 昨年受賞者ラミン・ヤマル(バルセロナ)が今年もノミネート。
- バルセロナのパウ・クバルシ、PSGのワレン・ザイール=エメリ、ドゥエなどビッグクラブ所属の若手が多数選出。
- アーセナルのマイルズ・ルイス・スケリー、ユヴェントスのケナン・ユルディズ、レアル・マドリードのディーン・ハウセンなど、欧州各国の逸材が名を連ねました。
コパ・トロフィーの受賞者発表は、2025年9月22日にパリの『シアター・シャトレ』での授賞式にて実施予定となっています。
各クラブの勢力図とバロンドール候補者数
フランスのPSGが今年最大の勢力を誇る一方で、バルセロナやリバプール、プレミアリーグやセリエAの強豪クラブからも多数の優れた個人が選ばれています。どのクラブのどの選手が最優秀選手の座を射止めるのか、今後も世界中のサッカーファンの大きな話題となるでしょう。
- PSG: 新旧スター選手が融合し、リーグ・アンで圧倒的な強さ。若手から主軸までバランスよくノミネート数を伸ばす。
- バルセロナ: ラミン・ヤマルをはじめ複数の若手もコパ・トロフィー候補入り。新世代の台頭が顕著。
- リバプール: モハメド・サラーを中心に4名選出。選手層の厚さと実績が反映。
ノミネート選手のこれまでと今後の展望
それぞれの選手たちは自国リーグ、欧州大会、ワールドカップ予選などで素晴らしい成績を収めていますが、バロンドールの受賞にはさらに決定的な存在感が求められます。デンベレのような「まだ殻を破りきれていない」と評価される選手、既にスターの地位を確立したサラーやヤマル、伸び盛りの気鋭など、誰が歴史に名を刻むのか。すべては今後の活躍と各大会での実績、9月22日の授賞式での最終結果に託されることとなります。
まとめ:栄冠への熾烈な競争、その行方に注目
今年のバロンドールは、クラブや個人の成績だけでなく、多様な要素が絡み合った極めてレベルの高い争いとなります。ウスマン・デンベレの覚醒なるか、ラミン・ヤマルの快進撃は続くのか、サラーや歴戦のエースたちの底力は発揮されるのか。
世界中のサッカーファンが注目するバロンドール。30名の候補者とともに始まった2025年最優秀サッカー選手誕生にむけた激闘の続報を、今後も目が離せません。