2026年プロ野球オープン戦日程発表 春季キャンプから開幕前までの流れをやさしく解説
2026年シーズンに向けて、プロ野球ファン待望の春季キャンプ練習試合・オープン戦・青白戦のスケジュールが発表されました。
日本野球機構(NPB)は「春季非公式試合」と位置づけられるオープン戦の日程を公表し、各球団もそれに合わせてキャンプ中の練習試合や球団内の紅白戦・青白戦の計画を整えています。ここでは、発表された公式情報をもとに、2026年春のプロ野球の流れをやさしく整理してご紹介します。
2026年オープン戦は2月21日開幕、3月22日までの101試合
NPBは2026年度の春季非公式試合(オープン戦)日程を発表しました。
公式発表によると、2026年のオープン戦は
2月21日(土)から3月22日(日)まで、全国各地の球場で計101試合が予定されています。
オープン戦は、公式戦開幕前の最終調整の場として、毎年ファンからも高い注目を集めています。
・新戦力の状態や起用法
・レギュラー争いの行方
・ルーキーや若手の台頭
・ベテラン選手の調整具合
など、さまざまなポイントを実戦形式でチェックできる貴重な期間です。
なお、NPB公式サイトでは、日程の詳細が「2026年度 春季非公式試合(オープン戦)」として公開されており、対戦カード・球場・開始時間などが一覧で確認できるようになっています。
開幕カードは4試合 楽天-ロッテ、中日-阪神、DeNA-広島、巨人-ヤクルト
2026年オープン戦は、2月21日(土)に4試合が組まれています。
- 楽天 − ロッテ(金武) 13:00開始
- 中日 − 阪神(北谷) 14:00開始
- DeNA − 広島(宜野湾) 13:00開始
- 巨人 − ヤクルト(那覇) 13:00開始
いずれも春季キャンプ地やその周辺の球場で行われるカードで、普段はなかなか公式戦を生で見る機会が少ない地域のファンにとっても、プロの試合を間近に感じられる貴重な機会となります。
また、沖縄や九州、四国など各地のキャンプ地では、この時期に合わせて複数のカードが組まれており、キャンプ見学とあわせてオープン戦を楽しめるのも大きな魅力です。
キャンプ中の練習試合・青白戦は実戦感覚を取り戻す大切なステップ
今回の発表は主にNPB主催のオープン戦についてのものですが、各球団はこれに先立つ春季キャンプ期間中に、他球団との練習試合や、チーム内での紅白戦・青白戦を数多く実施します。
これらの試合はNPBの公式スケジュールには含まれませんが、球団の公式サイトやニュースリリースを通じて、
・キャンプ地での練習試合日程
・一軍・二軍の対外試合予定
・若手主体の紅白戦・青白戦
などが順次発表される形になります。
青白戦(紅白戦)は、同じチーム内で選手を2つのグループに分けて行う実戦形式の練習で、
・コンディションチェック
・ポジション争いの見極め
・新戦力と既存戦力の組み合わせ確認
などに用いられます。
キャンプ序盤から中盤にかけては青白戦・紅白戦、キャンプ終盤から2月下旬以降は対外試合・オープン戦へとステップアップしていくのが一般的な流れです。
「PRE-SEASON GAMES 2026」=NPBオープン戦の英語表記
ニュースなどで紹介される際に、2026年のオープン戦は「PRE-SEASON GAMES 2026」と英語表記されることがあります。
これは、NPBが英語圏向けに情報発信する際などに用いている表現で、内容としては春季非公式試合(オープン戦)そのものを指します。
日本語の「オープン戦」と「PRE-SEASON GAMES」は同じ意味合いで使われており、
・公式戦開幕前の準備期間に行われる試合
・順位など公式記録にはカウントされない
・新戦力のテストや戦術確認の場
といった位置づけです。
2026球春みやざきベースボールゲームズも開催
2026年の春は、オープン戦に加えて「2026球春みやざきベースボールゲームズ」の開催も発表されています。
NPBのオープン戦日程に付随する形で案内されており、
開催期間は2月25日(水)〜3月1日(日)とされています。
宮崎を舞台に、参加球団による実戦形式のゲームが組まれ、キャンプ地としておなじみの宮崎に再び注目が集まります。
この「球春みやざきベースボールゲームズ」は、オープン戦の一部とは別枠で紹介されることも多く、キャンプ終盤に差し掛かったチームにとっては、
・対外試合の数を増やして実戦感覚を高める
・若手選手にアピールの場を与える
・ファンとの交流の機会を広げる
などの意味合いを持つイベントとなっています。
バンテリンドームでは3月1日に中日ドラゴンズのオープン戦初戦
各球団ごとに見ると、オープン戦の本拠地開催日程も順次明らかになってきています。
中日ドラゴンズは、NPBが発表した日程に基づき、バンテリンドーム ナゴヤでのオープン戦スケジュールを公表しました。
ナゴヤドーム(バンテリンドーム ナゴヤ)からの案内によると、
中日ドラゴンズのオープン戦初戦は、3月1日(日)のDeNA戦(14時試合開始)とされています。
バンテリンドーム ナゴヤの公式サイトでは、オープン戦の開催日程がイベントカレンダーで確認できるようになっており、観戦を予定しているファンは、試合開始時間や対戦カード、開催日などを事前にチェックできるようになっています。
NPB公式サイトで詳細カード・球場・開始時間をチェック
2026年オープン戦の全体日程は、NPB公式サイト内の「春季非公式試合(オープン戦)」ページで詳しく公開されています。
そこでは、
・日付ごとの対戦カード
・試合会場(球場名)
・試合開始予定時刻
が一覧形式で記載されており、PDF版としてダウンロードできる資料も用意されています。
例えば、2月下旬から3月上旬にかけては、
・倉敷、都城、静岡、宇部、春野 など各地での試合
・京セラドーム大阪、甲子園、東京ドーム、ZOZOマリン、バンテリンドーム ナゴヤ、マツダスタジアム など本拠地球場での試合
が予定されており、全国各地でプロ野球を楽しめる日程となっています。
また、3月中旬には、
・セ・パの人気カード(巨人−日本ハム、ヤクルト−オリックス、DeNA−ソフトバンク、中日−楽天、広島−阪神 など)
・ナイトゲームを含む京セラドーム大阪や東京ドームでの試合
が組まれており、公式戦さながらの雰囲気の中で開幕前の最終チェックが行われることになります。
オープン戦の位置づけとファンが楽しめるポイント
オープン戦は、公式戦とは異なり、勝敗や順位が直接シーズン成績に反映されるわけではありません。しかし、球団にとってもファンにとっても、非常に重要な時期です。
オープン戦ならではの楽しみ方として、次のようなポイントがあります。
- 若手・ルーキーの活躍をいち早くチェック
ドラフトで入団した新人や、二軍から一軍を目指す若手が多く起用されるため、「ブレイク候補」を見つけるチャンスになります。 - 新外国人選手や新戦力の実戦デビュー
新たに加入した外国人選手やトレード加入選手が、実戦の中でどうフィットするかを見られるのもオープン戦の醍醐味です。 - シーズンとは異なる打順・守備位置の試行
首脳陣がさまざまな打順や守備位置を試すため、「もしこの組み合わせがハマったら?」という想像をしながら見る楽しさがあります。 - キャンプ地や地方球場での観戦体験
普段は公式戦が行われない地方球場やキャンプ地で試合が組まれるため、その地域ならではの雰囲気を味わえるのも魅力です。
また、観客数や声援の雰囲気も公式戦とは少し違い、どこかゆったりとした空気の中で選手のプレーをじっくりと観察できるのも、オープン戦ならではの特徴です。
2026年シーズン公式戦へ向けて高まる期待
パ・リーグでは2026年の公式戦日程もすでに発表されており、例えば北海道日本ハムファイターズは、3月27日(金)福岡ソフトバンクホークス戦(みずほPayPayドーム福岡)でシーズン開幕を迎えることが明らかになっています。
エスコンフィールドHOKKAIDOでのファイターズ主催ゲームは、3月31日(火)の千葉ロッテマリーンズ戦がホーム開幕戦となり、9月24日(木)の楽天戦まで計72試合が予定されています。
このように、すでに発表されている公式戦日程と、今回明らかになったオープン戦日程がつながることで、2026年シーズン全体の流れが少しずつ見えてきました。
ファンにとっては、
・キャンプ〜練習試合〜青白戦
・オープン戦(PRE-SEASON GAMES 2026)
・公式戦開幕
という一連の流れを見通したうえで、どのタイミングで球場に足を運ぶか、どのカードに注目するかを考える楽しみが広がります。
各球団は今後、オープン戦のチケット販売情報や、キャンプ地での練習試合の観戦ルールなど、より具体的な案内を順次発信していくと見られます。
NPB公式サイトや球団公式サイトをこまめにチェックしながら、ひと足早く「球春到来」を感じてみてはいかがでしょうか。



