秋季埼玉県高校野球大会2025 組み合わせ決定!叡明、昌平、浦和実、山村学園がシード校に

2025年の高校野球界では、秋季埼玉県大会の組み合わせが決まり、県内各地の野球ファンや関係者の間で大きな注目を集めています。本大会は9月26日に開幕し、決勝戦は10月5日に県営大宮球場で行われる予定です。出場校の力関係や、新たにA・Bシードとなった強豪校の動向などが今大会の見どころとなっています。

大会概要と今季の特徴

  • 大会期間:2025年9月26日(金)~10月5日(日)
  • 主会場:県営大宮球場(その他、レジスタ大宮、UD上尾スタジアム、越谷市民球場でも開催)
  • 入場料:一般800円、中高生200円(身分証提示)、小学生以下無料など詳細な区分あり
  • 投球数制限:1投手につき1週間で500球以内
  • 継続試合・タイブレークルール採用

今大会では、従来通り試合途中での雨天中断時には「継続試合」、9回終了時に同点の場合は10回からタイブレーク(無死一、二塁)を導入しています。ルールの面でも選手の健康を最優先した運営体制が導入されています。

シード校と注目カード

2025年秋季埼玉大会では、夏の県大会での成績がシード権に直結。以下の4強校がシードとなりました。

  • Aシード:昌平高校

    2025年夏大会の準優勝校。攻守ともにバランスが取れ、安定感のある戦いぶりが期待されます。
  • Bシード:浦和実業高校

    2024年秋季大会優勝、夏の大会4強であり、地力と勢いを兼ね備えたチーム。独自の戦術で多くの強豪校を退けてきました。
  • Bシード:山村学園高校

    同じく夏の県大会4強の一角。守備力と粘り強い打線が持ち味です。
  • 叡明高校

    2025年夏、悲願の初優勝を果たしたニューリーダー。今大会での勢いも注目で、初戦は三郷北高校と対戦します。

なお、組み合わせ抽選により叡明は三郷北と1回戦で激突。昌平はAシードとして安定のトーナメントスタート。浦和学院は浦和実業と、花咲徳栄は昌平と同ブロックとなり、早くも強豪同士の対決も期待されています。

トーナメント展望と注目ブロック

組み合わせ決定を受け、各ブロックごとにさまざまな因縁カードが組まれ、戦前から熱気を帯びています。

  • 浦和学院 vs 浦和実業

    埼玉の2大名門が早い段階で激突。特に、浦和学院は2015年から2022年にかけて優勝・準優勝を繰り返した実績校。浦和実業は2024年秋の覇者として、2大勢力の頂上決戦となります。
  • 花咲徳栄 vs 昌平

    花咲徳栄も歴代優勝回数が多い強豪で、2023年、2019年に決勝で勝利した実績があります。昌平も2020年、2022年に優勝しており、再び両校の名勝負が期待されています。
  • 叡明初優勝後の挑戦

    今年の夏に初優勝した叡明は、秋の戦いでも底力を見せられるか注目です。1回戦の三郷北戦では、新たな強豪としての実力を問われます。

過去の大会から見る傾向と、今大会での新戦力

埼玉県の秋季大会は、近年神奈川・千葉など他県にも劣らぬレベルの高さで注目されています。過去10年では浦和学院・花咲徳栄・昌平・浦和実業などが常に上位を争ってきました。

年度 優勝 準優勝
2015 浦和学院 花咲徳栄
2016 浦和学院 花咲徳栄
2017 花咲徳栄 市立川越
2018 春日部共栄 東農大三
2019 花咲徳栄 西武台
2020 昌平 細田学園
2021 浦和学院 花咲徳栄
2022 昌平 浦和学院
2023 花咲徳栄 昌平
2024 浦和実業 西武台

こうした歴史を踏まえつつも、今年は夏の頂点に立った叡明が秋の舞台でもシード校や伝統校にどこまで食い込めるかが楽しみです。また、地方大会から這い上がってきた新鋭校にも注視が集まっています。

全国への道と今後の注目ポイント

埼玉県秋季大会の上位2校は10月18日から山梨で行われる秋季関東大会出場権を獲得し、そこで上位に入ると、更に翌春・センバツ高校野球大会への道が開けます。8強に入った学校は来春の地区大会の免除特典も付与されます。

各チームは「秋の勝利が一冬の成長と春センバツへの希望をもたらす」重要な大会として、新チームでの実力を試します。投手の球数制限や新制度の下、いかに総合力と選手層の厚さ、采配力が問われるかがカギです。

各チーム注目選手と保護者への案内

シード校を中心に好投手・好打者が多数所属しており、プロ志望届を目指す逸材たちにも熱い視線が注がれます。また大会期間中は各種媒体を通じて試合速報が発信されるほか、会場観戦時には小学生以下や一部中学生チームは無料入場が可能(引率者・保護者は有料)、障害者手帳をお持ちの方及び付添い1名も無料となっています。

野球少年やその家族、地域住民を巻き込んでの応援が、選手たちの成長や感動のドラマにつながるのが秋季大会ならではの醍醐味です。

さいごに

2025年秋季埼玉県高校野球大会は、新旧の名門や新興勢力が入り乱れる実力伯仲のトーナメントです。選手一人一人の成長はもちろん、学校・指導者・地域の総力が賭けられる“秋の陣”。どの高校が栄冠を勝ち取るのか、そしてセンバツへの切符を掴むのはどこなのか、最後まで目が離せません。

参考元