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自民党 両院議員総会で揺れる石破首相の続投と党の行方
参院選敗北を受けて自民党の両院議員総会が開催
2025年8月8日、自由民主党(自民党)は、東京都の党本部にて両院議員総会を開きました。この総会は、7月に行われた参議院選挙で自民党が過半数獲得に失敗し、“歴史的な敗北”を喫したことを受けて急きょ開催されたものです。
この総会では、石破茂首相の続投への賛否や、今後の党運営をめぐる議論、さらには次期党総裁選挙の時期を早めるべきかどうかなど、党内のさまざまな意見がぶつかる場面となっています。また、新たな連立の可能性として、日本維新の会との関係にも注目が集まっています。
参院選の総括と党幹部の責任問題
今回の両院議員総会の中心議題は、参院選敗北の総括と党の今後の方針です。既に7月31日には「参院選総括委員会」が初会合を開き、森山裕幹事長が委員長に就任。本委員会には、執行部や選挙対策本部、政策調査会、組織運動本部、広報本部など党の要職が集まり、地方組織や友好団体、外部有識者からも意見を聴取し、8月中には総括報告書をまとめる方向です。
森山委員長は「改めるべきをはばかることなく改め、国民政党として信頼回復に努めたい」と述べており、今後の党改革にも並々ならぬ覚悟を示しています。
石破首相の続投に対する党内の賛否
今回の参院選敗北で、党内では石破茂首相の続投に対する疑問や、政権責任の所在に関する議論が活発になっています。石破首相は現在、広島を訪れた際に「今後も総理を務めることを前提に節目のメッセージを考えたい」と語るなど、続投に意欲を見せています。
しかし「政治改革が道半ばで止まってしまった」「総理・総裁になったものの党内事情で政策実行が滞った」との厳しい指摘も党内外から上がっており、こうした“物足りなさ”が今回の大敗につながったのではないかという見方も強まっています。
党内で強まる首相退陣要求と総裁選前倒しの動き
- 参院選敗北の責任をめぐって「首相退陣を要求する声」が増えている
- 「党の新陳代謝」を促すべく「総裁選を前倒しで実施すべきだ」という意見も党内の一部から出ている
- 一方、「今こそ団結して再起を図るべき」として石破首相続投を支持する意見も根強い
これにより、総会内では激しい意見交換が予想され、各派閥・若手議員・ベテラン議員から様々な意見があがる見込みです。
維新との連立構想や党運営の課題
自民党が過半数を割ったことで、与党としての安定運営には新たなパートナーが必要となっており、日本維新の会との連立構想も取りざたされています。
維新側の動きや、連立による政策の柔軟化、党改革の現実味など、今後の政局運営は予断を許さない状況となっています。
国民の目線を意識した党再生へ
自民党内では今回の選挙敗北を「民意の厳しい審判」と受け止め、「国民政党として多くの信任を取り戻す必要がある」との機運が高まっています。党は地方組織や各種団体、有識者など幅広い意見を反映させ、信頼回復や民主的な党運営の再構築に全力を注ぐ意向です。
今後の展開に注目集まる
総会の動向次第では、石破首相の進退や総裁選の前倒し、さらには新たな連立政権の発足など、大きな政治的転換点となる可能性があります。自民党が真の立ち直りを果たし、国民の信頼を再び取り戻せるかどうか、今後も注目が集まりそうです。
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