日本保守党、次期衆議院選挙で3氏を擁立 群馬2区に伊藤純子氏
日本保守党が、次期衆議院議員総選挙に向けて小選挙区で3人の新人候補を擁立する方針を正式に発表しました。今回公表されたのは、群馬県第2区、東京都第8区、そして東京都第29区の3選挙区で、それぞれ党の支部長を務める人物が候補予定者として名を連ねています。
中でも注目されているのが、群馬2区での擁立が決まった伊藤純子(いとう・じゅんこ)氏です。伊藤氏は、長年にわたり地元・群馬で地方議員として活動してきた経歴を持ち、地域密着型の政治姿勢で知られています。
日本保守党が発表した3人の候補予定者とは
日本保守党は2026年1月7日付の発表で、次期衆議院選挙に向けた小選挙区の候補予定者として、以下の3氏を公表しました。
- 群馬県第2区:伊藤純子 氏(群馬県第2区支部長)
- 東京都第8区:大谷司郎 氏(東京都第8区支部長)
- 東京都第29区:小坂英二 氏(東京都第29区支部長)
いずれも各選挙区の支部長を務めている人物が、そのまま衆院選の候補予定者となっている点が特徴です。 支部運営や地域での活動を担ってきたメンバーを前面に立てることで、「地元に根ざした候補」を打ち出す狙いがうかがえます。
群馬2区から立候補予定の伊藤純子氏とは
伊藤純子氏は、日本保守党の群馬県第2区支部長を務めており、今回の発表で同選挙区からの衆院選候補予定者となりました。
伊藤氏は1968年生まれで、オーストラリア国立メルボルン大学を卒業した後、地元の新聞社で記者として勤務した経歴を持ちます。 その後、2003年(平成15年)に伊勢崎市議会議員に初当選し、通算6期にわたって市議を務めてきたベテランです。
市議としては、特に防犯分野への高い関心と見識で知られ、市政に対して鋭い視点から質問や提案を重ねてきたとされています。 地域の安全や暮らしの問題に丁寧に取り組んできた姿勢が、支持層の広がりにつながっているようです。
伊藤氏は、2024年(令和6年)に日本保守党の理念や政策に共鳴して入党し、同年8月、群馬支部の設立と同時に群馬支部長に就任しました。 その後の人事で、群馬県第2区支部長として選挙区を担当する立場となり、今回いよいよ国政選挙の候補予定者として名乗りを上げる形になりました。
地方議会から国政の舞台へ 伊藤氏のこれまでの歩み
伊藤純子氏の経歴を見ると、「地方から国へ」という一貫した流れがうかがえます。
- オーストラリアでの大学卒業後、地元新聞社で記者として活動
- 2003年に伊勢崎市議会議員に初当選し、6期連続で市政に携わる
- 防犯など暮らしに密着したテーマで、市民の目線に立った提言を続けてきた
- 2024年、日本保守党に合流し、群馬支部長、続いて群馬2区支部長に就任
記者経験で培った取材力・情報収集力と、長年の市議としての実務経験は、国政を担う上でも生かされると見られます。特に、防犯・安全対策は国レベルでも重要な課題であり、地域の現場を知る伊藤氏の視点がどのように国政で発揮されるのか、関心が集まりそうです。
東京都8区・29区でも新人候補を擁立
今回の発表では、群馬2区に加えて、東京都の2つの選挙区でも新人候補が示されています。
- 東京都第8区:大谷司郎 氏(東京都第8区支部長)
- 東京都第29区:小坂英二 氏(東京都第29区支部長)
両氏は、2025年の人事異動でそれぞれの選挙区の支部長に就任しており、その流れを受けて今回、次期衆院選の候補予定者という位置づけが明確になりました。 日本保守党としては、首都圏での足場固めと、国政での存在感の拡大を図る重要な一歩といえます。
日本保守党の体制整備と今後の展望
今回の候補予定者発表は、単に3人の名前を公表しただけではなく、日本保守党が今後の国政選挙と地方選挙に向けて体制を整えつつあることを示すものです。
党の発表では、衆議院小選挙区について、今回示された4選挙区(群馬2区、東京8区、東京29区、愛知4区)のほかにも、決まり次第、順次候補者を公表していく方針が示されています。 これは、今後さらに複数の選挙区で候補の擁立を進めていく構えがあることを意味します。
一方で、地方選挙では、福井県議会議員補欠選挙への公認候補擁立を見送ったことも同時に発表されています。 すでに名前が出ていた大坂こうたろう氏は出馬しないものの、引き続き組織運動本部部長(福井担当)として福井での政治活動を続けるとされており、国政と地方の双方でバランスを取りながら活動を進めていく姿勢がうかがえます。
群馬2区での戦いが持つ意味
群馬県第2区は、これまで自民党が強いと言われてきた地域の一つであり、野党や新興政党にとっては決して易しい選挙区ではありません。その中で日本保守党が、地元で長く活動してきた伊藤純子氏を擁立したことは、「外からではなく、中から変えていく」というメッセージと受け止める向きもあります。
伊藤氏は、市議としての実績に加え、日頃からインターネットや動画配信などを通じて時事問題を取り上げるなど、情報発信にも積極的な一面があります。 こうした姿勢は、従来の支持層だけでなく、政治に関心を持ち始めた若い世代にもアピールする可能性があります。
今後、各党が候補者を出そろえ、選挙戦が本格化していくなかで、群馬2区での争点が何になるのか、また、伊藤氏がどのような政策を掲げ、有権者にどのように訴えていくのかが焦点となっていくでしょう。
衆議院選挙に向けて有権者が注目したいポイント
今回の日本保守党の発表を受けて、次期衆議院選挙に向けて、有権者として押さえておきたいポイントを整理してみましょう。
- どの選挙区に誰が立候補を予定しているのか
群馬2区、東京8区、東京29区で、日本保守党が新人候補を擁立する方針が明らかになりました。 - 候補予定者はどのような経歴・考え方を持っているのか
特に伊藤純子氏は、長年の地方議員経験と、防犯分野での取り組みが特徴です。 - 日本保守党が国政で何を目指しているのか
代表の百田尚樹氏のもと、「日本を豊かに、強く。」というスローガンを掲げる同党が、具体的にどのような政策を提示してくるのかが注目されます。 - 既存政党との違いはどこにあるのか
候補者のメッセージや公約を比較し、自分の暮らしや地域にとって何がより良い選択なのかを考えることが大切です。
選挙は、「誰が国会に行くのか」を選ぶだけではなく、「これからの社会をどうしていくのか」を一人ひとりが考える機会でもあります。今回の日本保守党の動きは、その判断材料の一つとして、今後も注目を集めていきそうです。
今後の情報のチェック方法
今回のような候補予定者の発表は、政党の公式サイトや記者会見、プレスリリースなどで徐々に明らかにされていきます。 選挙が近づくと、各候補者が政策集や街頭演説、インターネットを通じた発信などを行うようになります。
有権者としては、
- 政党や候補者の公式発表を確認する
- テレビ・新聞・インターネットなど、複数の情報源を見比べる
- 実際に候補者の話を聞いたり、配布物に目を通したりして、自分なりに判断する
といった形で、情報を主体的に集めていくことが大切です。
日本保守党は今後も、決定した選挙区の候補予定者を順次公表していくとしています。 今回の3氏の擁立発表は、その流れの中でも、地方と首都圏の両方で足場を固めていこうとする同党の姿勢を象徴する動きといえるでしょう。



