いすみ市長選挙で小路正和氏が初当選 3人の新人候補による激戦に決着

投票日は2025年11月30日 投票率は前回を上回る

任期満了に伴う千葉県いすみ市の市長選挙は、2025年11月30日に投開票が行われました。この選挙は、5期20年務めた太田洋市長の勇退に伴うもので、全員が無所属の新人という珍しい顔ぶれとなった3人による激しい戦いが展開されました。投票は市内13カ所の投票所で実施され、投票率は62.43%に達し、前回2021年の54.21%を8.22ポイント上回りました。当日有権者数は29,918人でした。

3人の候補者による三つどもえの戦い

今回の選挙に立候補したのは、いずれも無所属の新人3人です。まず、元いすみ市議で54歳の女性、高原和江(たかはら かずえ)氏が立候補しました。高原氏は市議会での経験を活かし、「幸せに住みつづけられるいすみ市」をスローガンに掲げていました。

次に、元千葉県議で57歳の男性、小路正和(こうじ まさかず)氏が立候補しました。小路氏は県議会での経験を持ち、自民党、立憲民主党、千葉維新の会、国民民主党の推薦を受けていました。「いすみに情熱旋風を!チェンジ&ブレイク!」をスローガンに、地域の新しいリーダーシップを訴えていました。

そして、元東金市議で75歳の男性、佐久間治行(さくま はるゆき)氏が立候補しました。農業を営む佐久間氏は、地域の農業振興に向けた活動を背景に選挙戦を展開していました。

小路正和氏が激戦を制して初当選

選挙の結果、新人で元千葉県議会議員の小路正和氏が見事初当選を果たしました。小路氏は複数の政党の推薦を受けていたという組織力が、この激戦で大きな力となったと考えられます。

詳細な選挙結果

開票結果は21時58分に確定しました。得票数は以下の通りです。

  • 小路正和氏:10,447票で当選
  • 高原和江氏:7,106票
  • 佐久間治行氏:991票

有効投票数は18,544票で、無効投票数(白票など)は134票でした。投票者数の合計は18,678票となっています。

投票状況と地域別の特徴

投票所は市内13カ所に設置されました。各投票所での投票結果を見ると、地域によって若干のばらつきが見られました。大原投票所では4,289票、太東投票所では3,630票、長者投票所では3,315票、東海投票所では3,571票など、比較的大きな投票所での投票が市全体の投票数を支えていました。期日前投票は8,835票に上り、全体の約47%が事前に投票を済ませていたことがわかります。

前回との比較と今回の特徴

今回の投票率62.43%は、前回2021年の54.21%から大きく上昇しました。この8ポイント以上の上昇は、3人の新人候補による激戦が、有権者の関心を高めたことを示しています。市民の市長選挙への関心が高まり、より多くの有権者が投票に参加したことが、投票率の向上につながったと考えられます。

小路氏の今後の課題

新たにいすみ市長となる小路正和氏には、地域が直面するさまざまな課題への対応が求められます。農業や観光、地域経済の活性化、高齢化への対応など、多くの重要な課題が控えています。複数政党の推薦を受けての当選であり、幅広い政治的背景を持つ市長として、どのような市政運営を行うのかが注視されています。

小路氏は「いすみに情熱旋風を!チェンジ&ブレイク!」というスローガンを掲げていることから、市政に対する新しい視点や改革姿勢をもたらすことが期待されています。市民からの高い関心のもとで選出された小路新市長の活動は、今後のいすみ市の発展を大きく左右する重要な要素となるでしょう。

選挙を終えて

今回のいすみ市長選挙は、前市長の5期20年の歴史に区切りをつけ、新しい時代への転換点となりました。全員が新人候補という状況のなかでの選挙戦は、市民にとって新しいリーダーシップを選択する大切な機会となったはずです。投票率の向上は、市民の市政への関心の高さを示す重要な指標です。小路新市長のリーダーシップのもと、いすみ市が新しいステージへ進んでいくことを期待する声が地域内でも高まっています。

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