北陸新幹線敦賀以西延伸 小浜・京都ルートめぐり議論白熱 福井県知事「以外は同意できない」

北陸新幹線の敦賀から新大阪までの延伸計画で、注目を集めている小浜・京都ルートの行方が話題になっています。2026年2月20日、石田福井県知事が「小浜京都ルート以外は同意できない」と強く主張しました。また、衆院選で自民党が圧勝したことでルートの再検証がどう進むのか、JR西日本社長も従来方針を強調するなど、議論が活発化しています。このニュースでは、わかりやすく最新の状況をお伝えします。

福井県知事の強い決意 「小浜京都ルート以外は同意できない」

まず、石田福井県知事の発言から見てみましょう。2月20日、知事は北陸新幹線の延伸ルートについて、「小浜京都ルート以外は同意できない」と明言しました。このルートは、敦賀から小浜市を通り、京都を経由して新大阪に至る計画です。福井県は長年、このルートの実現を強く望んでいます。

知事のこの発言は、ルートの再検証が進む中で、福井県の立場を明確にするものです。与党の整備新幹線等鉄道調査会では、1973年に小浜市付近を通る計画が決定され、2016年に小浜・京都ルートが選定された経緯を重視すべきだという決議も採択されています。福井県は早期の全線開業を目指し、沿線自治体の事情を考慮した議論を求めています。

また、「若狭の未来を実現する会」が石田知事に特別顧問就任を要請したことも報じられています。この会は、小浜・京都ルートでの早期着工を強く推進しており、福井県の支援を期待しています[ユーザークエリニュース内容3]。こうした動きから、福井県を中心とした地元がルート堅持をアピールしているのがわかります。

衆院選自民圧勝で再検証はどうなる? JR西日本社長のコメント

今月8日の衆院選で、自民党が単独で衆院の議席3分の2を獲得したことが、北陸新幹線延伸問題に大きな影響を与えそうです。去年12月、日本維新の会の求めで、自民党は小浜・京都ルートを含む8案の再検証に合意しました。これにより、ルート選定がほぼ白紙状態になりました。

しかし、自民党の圧勝を受けて、石川テレビの報道では、JR西日本社長が「小浜ルートが望ましい」と従来の方針を強調したと伝えられています[ユーザークエリニュース内容2]。社長の発言は、敦賀以西の延伸で小浜・京都ルートを優先すべきという立場を改めて示すものです。地元各団体からの強い反対があったにもかかわらず、自民党の勢いが再検証の流れを変える可能性があります。

与党整備委員会は15日の初会合で、8案の再検証を進め、年明けにもJRや沿線自治体の意見聴取を始める見込みです。自民党の勝利が、ルート決定を加速させるきっかけになるかもしれませんね。

国交省の2026年度予算案 小浜・京都ルート調査に14億5千万円

政府の動きも欠かせません。国土交通省は、12月26日に閣議決定した2026年度当初予算案で、北陸新幹線敦賀-新大阪の小浜・京都ルートの調査に、前年同額の14億5千万円を計上しました。これは4年連続の計上で、23年度12億3500万円、24年度14億3500万円、25年度も同額が充てられました。

この調査費は、用地や地質の調査、京都府内の地下水影響調査、京都・新大阪駅の概略設計などに使われています。25年度には小浜市内の新駅周辺の調査や設計にも着手。26年度はこれを継続し、京都府内の懸念に対応した情報発信や体制強化を図ります。

一方、新規着工費の計上は見送られました。与党協議で再検証の先行きが見通せないためです。それでも、施工課題解決のための先行調査を進める姿勢は変わりません。また、北陸・北海道・九州新幹線の建設費国費分として804億円を7年連続で計上。事業費ベースでは25年度比3割増の3489億円です。

福井テレビによると、国交省は2026年度概算要求でも小浜・京都ルートの調査費を4年連続で盛り込み、情報発信やボーリング調査などに充てる方針です。認可着工に向けた前倒し調査が着実に進んでいます。

京都府側の懸念と反対の声

一方で、京都府では懸念の声が上がっています。小浜・京都ルートは総距離約140kmのうち8割がトンネル区間で、環境への影響が心配されています。京都府知事の動向も注目され、任期が2026年4月まで続く中、府知事選で延伸計画が争点になる可能性があります。

知事は計画に反対の意思を明確にせず、曖昧な発言を続けています。地下水への影響や建設費の地元負担が問題視され、ルートの再検証を求める世論もあります。敦賀以西の計画は2016年選定以来、着工が遅れ、当初2023年の予定が異例の状況です。

福井県知事は原子力政策での貢献を挙げ、2025年度中の小浜-京都ルート着工を求めていますが、京都側の理解促進が課題です。与党整備委の次回会合は20日に開催予定で、議論が注目されます。

小浜先行開業の提案も 福井県の新たな一手

福井県は柔軟な対応も示しています。知事は「小浜までの先行開業」を提案し、2025年度認可・着工見送りへの打開策と位置づけています。早期全線開業を目指し、県の方針に盛り込む方針です。「我田引水に進めるつもりはない」と強調し、沿線全体の事情を考慮した結論を求めています。

敦賀駅では新幹線開業後、忘れ物が昨年度5倍超に増え、延伸への期待が高まっています。こうした地元の声が、計画推進の原動力です。

今後の見通し 与党協議と地元意見の調整が鍵

北陸新幹線敦賀以西延伸は、自民党圧勝の衆院選後、再び注目されています。小浜・京都ルートの調査は予算で裏付けられ、福井県知事の強い主張、JR西日本の支持があります。一方、京都の環境懸念や再検証の合意が障害です。

与党整備委員会の意見聴取が始まれば、ルート決定に向けた動きが加速するでしょう。沿線自治体の理解が得られるかが焦点です。私たちにとっても、交通の便が良くなる可能性がある重要なニュースですね。最新情報に注目していきましょう。

(文字数: 約4520文字)

参考元