福井県あわら市長選挙、現職と元職による一騎打ちで投開票

福井県あわら市の市長選挙が1月25日に投開票を迎えました。任期満了に伴う今回の選挙には、無所属で再選を目指す現職の森之嗣氏(72)と、無所属で返り咲きを狙う元市長の佐々木康男氏(67)の2名が立候補しました。両候補者ともに政治信条をしっかり持つベテラン議員で、あわら市の将来像をめぐり激しい選挙戦を繰り広げています。

立候補者のプロフィール

現職の森之嗣氏は同志社大学卒業。市議を3期務めたのち市会議長を経て、2022年1月の前回市長選で初当選しました。金津小学校のPTA会長も務めるなど、地域活動にも積極的に関わっています。今回は自由民主党県連、国民民主党県連、公明党県本部の推薦を受けており、党派的な支援基盤を備えています。

一方、元市長の佐々木康男氏は一橋大学法学部卒業という高学歴の持ち主です。福井県に入庁後、観光、商工労働、国際交流などの業務に従事してきました。2018年のあわら市長選挙で初当選し、1期4年間市長を務めた実績があります。今回は返り咲きを目指しての立候補となっており、現職との政策の違いをどう打ち出すかが焦点となっていました。

選挙の告示から投開票まで

本選挙は1月18日に告示され、選挙戦は7日間の短期間となりました。立候補受け付けは18日午前8時半から市役所で行われ、代理人が出席してくじ引きで届け出順が決められました。期日前投票は19日から24日まで午前8時半から午後8時まで、市役所と市保健センターの2ヶ所で実施されました。

投票は25日午前7時から午後8時まで、市内17投票所で行われ、同日午後9時から市役所で開票される予定となっていました。投票日当日の選挙人名簿登録者数は、男性1万459人、女性1万1545人の計2万2004人と報告されています。

前回選挙との比較

参考までに、前回2022年1月の市長選挙を振り返ると、当時の森之嗣氏(当時68)は6490票(得票率46.9%)を獲得して初当選しました。この時は現職の佐々木康男氏(当時63)と新人の医療法人理事長・中川智和氏(当時58)との三つ巴の戦いでしたが、森氏がトップ当選を果たしています。今回はこの中川氏が立候補せず、現職と元職による一対一の対決構図となっています。

あわら市が直面する課題

あわら市はこの選挙の実施と時を同じくして、大きな転機を迎えようとしています。北陸新幹線の延伸が計画されており、これによる経済効果が期待される一方で、地域内のインフラ整備や商業施設のあり方をめぐる課題が浮上しています。あわら温泉からの関東への観光客数も増加傾向にある中で、その恩恵を市全体でどのように活かしていくかが重要な政策課題となっており、今回の市長選の争点の一つとなっていたと考えられます。

選挙の意義

今回のあわら市長選挙は、単なる首長の選出にとどまりません。北陸新幹線延伸という大きな機会を前に、あわら市がどのような方向性を目指すのかを問う選挙となっています。現職の森之嗣氏は4年間の実績をどう評価させるか、そして元市長の佐々木康男氏は前任期の経験をどう活かすかという点で、それぞれの陣営が全力を尽くして支持拡大を進めていました。

今後、当選者は任期4年間であわら市の行政の舵取りを担当することになります。地域経済の活性化、観光産業の振興、生活基盤の整備など、多くの課題を抱える中での市政運営となるだけに、今回の選挙結果はあわら市の今後の発展方向を大きく左右することになるでしょう。

投開票結果と今後の展開

1月25日の投開票により、あわら市民による民意が示されることになりました。この結果は、北陸地方の地域振興と自治体政治の動向を考察するうえでも注目される選挙となっています。あわら市の未来像がどのような形で実現されていくのか、今後の市政に大きな影響を与える決定がなされたのです。

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