2025年開催!大磯ブックマルシェの全貌 – いつ、どこで、何が楽しめるのか完全ガイド

こんにちは!お急ぎニュースメディア OISO(オイソ)の編集長、神奈川県大磯生まれ平塚育ちの湘南エリア担当記者「長嶋 駿」です。地元湘南の独断と偏見に加え、できるだけ多くの口コミや評判を参考にしながら、皆さまにお役立ち情報をお届けしています。今回は地元大磯で毎年注目を集める「大磯ブックマルシェ」について、2025年の開催情報を中心に徹底解説します。

大磯ブックマルシェ2025の開催概要

大磯ブックマルシェは2025年5月17日(土)と18日(日)の2日間にわたって開催される、大磯町全体を舞台にした街歩き型のブックイベントです。2022年から始まり、今年で4回目を迎える本のお祭りで、町内の様々な場所で本の展示・販売が行われます。

開催時間は以下の通りです。

  • 5月17日(土):11:00~17:00
  • 5月18日(日):10:00~16:00

私が昨年参加した際には、本好きな方々だけでなく、街歩きを楽しみたい人、カフェやレストランでのんびりしたい人など、幅広い層の方が楽しんでいました。昨年は雨で少し残念でしたが、今年は晴れの予報となっているようで期待大です。

会場は町内全域に広がる39カ所!

2025年の大磯ブックマルシェの最大の魅力は、会場数がなんと町内39カ所に及ぶという規模の大きさです。これは昨年の約2倍の規模とのことで、過去最大の盛り上がりが期待されています。主な会場は以下の4つが中心となります。

  1. 第一会場:つきやま Books Arts & Crafts(駅近く)
  2. 第二会場:旧出口書店(国道1号線沿い)
  3. 第三会場:大磯コネクト 2F 会議室(大磯港エリア)
  4. ノジマ大磯スクウェア

つきやま Books Arts & Craftsは2021年にオープンした大磯唯一の個人書店で、食を中心に暮らしや文化をテーマにした本と、器が並ぶ素敵な本屋さんです。また、旧出口書店は国道1号線沿いにある歴史を感じさせる建物で、大磯駅入口交差点から平塚方面に少し進んだところにあります。

その他、大磯町内のカフェ、レストラン、ギャラリー、雑貨店など様々なお店が参加会場となり、それぞれの店舗の特色を活かした本の展示や販売が行われます。例えば、昨年はパン屋さん「Lee’s Bread」では窓にパンに関する本が飾られ、店内にも素敵な本が並べられていました。

今年のテーマは「海辺のめぐり」

2025年の大磯ブックマルシェのテーマは「海辺のめぐり」です。これは大磯が「日本初の海水浴場」として知られる海辺の町であることにちなんでいるようです。昨年2024年のテーマは「点と線」で、「本を通してみんながつながれば」という想いが込められていたようです。

このテーマに沿って、町全体を回遊しながら、参加者それぞれが自分だけの「物語」を紡いでいくという趣旨があります。公式サイトには「大磯ブックマルシェは本の魅力に触れ、自分たちの物語を紡ぎながら街を歩く2日間です」と記されています。

出店者と参加書店の多彩さがおすすめポイント

2025年の大磯ブックマルシェには、過去最大となる49のブースが出店する予定で、これは大きなおすすめポイントの一つです。出店者は個人書店からミシマ社などの出版社、地元の作家や手作りクリエイターまで多岐にわたります。

昨年の参加者の例を見ると、「おさる出版」「野原本棚」「ビーナイスの本屋さん」「ミシマ社」などの出版社や書店、「Witch」「がらくた堂&なんなん庵」「サルトリイバラ」などの個性的なブースが並んでいました。

また地元の店舗からは「ギャラリー&アトリエ『umineco』」「カフェ暖」「Lee’s Bread」「ミートハウスささや」「大磯 井上かまぼこ店」など多くの店舗が参加し、それぞれの店舗の特色を活かした本の展示が行われるようです。

私の地元大磯出身者としてのおすすめは、湘南の小さな出版社や手作り本を見ることができる貴重な機会なので、普段本屋さんで見かけないような珍しい本との出会いを楽しんでほしいですね。

イベントも盛りだくさん

大磯ブックマルシェでは本の展示・販売だけでなく、様々な特別イベントも開催されます。

  1. スペシャルトークショー「真鶴出版の本ができるまで」(5月17日)
    • 真鶴出版×東湘印版株式会社のコラボレーションで、本が出来上がるまでのプロセスについて学べるトークショーです。
    • 参加費は1,000円で、事前に電子チケットの購入が必要です。
  2. つくらない句会in大磯(5月18日)
    • 俳人の堀本裕樹さんと一緒に大磯の町を巡りながら、句会を行うイベントです。
    • 参加費は4,000円で、こちらも事前申し込みが必要です。
  3. 「地域と出版」をテーマにしたトークイベント
    • 神奈川県にある出版社「港の人」さんと「三輪舎」さんを招いたトークイベントです。
    • 地域と出版社の関係について考える内容になりそうです。
  4. ZINE FEST(5月18日)
    • ハンドメイドの小冊子「ZINE」を中心としたイベントが「Post-CoWork」で開催されます。
  5. 大磯市(いち)(5月18日)
    • 大磯港で開催される神奈川県下最大規模の朝市で、3,000〜5,000人の来場者を集める人気イベントです。
    • ブックマルシェと同時に楽しむことができます。

同時開催イベントで1日中楽しめる

特に注目すべきは、5月18日(日)に同時開催される「大磯市(いち)」です。神奈川県下最大規模の朝市と言われ、毎回3,000〜5,000人の来場者を集める人気イベントです。過去には1万人を記録したこともあるそうです。

大磯市の特徴は「Independent」と「Local First」という2つの選考基準を設けていることで、大手の出店はお断りし、湘南・西湘地域の個人を対象とし、地域の人が地域のものを使っていることを条件としています。そのため、大磯市でしか買えないものが溢れ、それが大きな魅力となっています。

また、「ししまいマルシェ」(5月18日)や大磯図書館での古本市なども同時開催されるようです。これらのイベントと合わせて回れば、1日中楽しむことができます。

大磯ブックマルシェの良い点・メリット

大磯ブックマルシェの良い点はたくさんありますが、特に注目すべき点をいくつか挙げてみます。

  1. 街全体を歩いて楽しめる点 大磯の町を散歩しながら「本のある場所」を巡るというコンセプトは、本好きにとっても街歩き好きにとっても楽しめるイベントです。特に大磯は海と山に囲まれた風光明媚な場所なので、5月の気持ちのいい季節に散策するのはおすすめです。
  2. 多様な本との出会いができる点 書店が減り、本と出会う機会が少なくなっている昨今、多様な本を手に取ることができ、本を創る人、繋ぐ人と出会える貴重な機会です。特に湘南エリアの小さな出版社や個人で活動している作家の本に触れられるのは貴重な体験です。
  3. 地元の魅力再発見につながる点 「大磯という町と出逢い、知ってほしい」というコンセプトのもと、町全体でイベントが行われるため、地元大磯の新たな魅力を発見できます。歴史ある建物や風景、地元のカフェやレストランなども併せて楽しめます。
  4. 作家や出版社の方と直接交流できる点 トークイベントやワークショップを通じて、普段は接することのできない作家さんや出版社の方と直接交流できるのも大きな魅力です。本ができる過程やその裏側のストーリーを聞けるのは貴重な体験でしょう。
  5. 地元経済の活性化につながる点 大磯市に出店することで認知度が増し、商品取り扱いショップが増えたり、予約が殺到したりするなど、地域経済の活性化にもつながっているようです。「アルバイトをやめ、作家一本で生計を立てることができるようになった」という声もあるほどです。

欠点やデメリットについても考えてみる

一方で、いくつかのデメリットや欠点も考慮する必要があります。

  1. 会場が広範囲に散らばっている点 39か所もの会場が町内に散らばっているため、すべての会場を回るのは時間的にも体力的にも大変かもしれません。特に小さなお子さんや高齢の方は、移動が大変になる可能性があります。
  2. 駐車場の問題 大磯ブックマルシェの公式情報では「公共交通機関の利用」が推奨されており、駐車場情報が少ないことから、車で来場する場合は駐車場の確保が難しい可能性があります。特に大磯市との同時開催日は混雑が予想されます。
  3. 人気イベントの事前予約が必要な点 スペシャルトークショーや句会などの人気イベントは事前予約制で、定員に達し次第締め切りとなるため、興味のあるイベントがあれば早めに申し込む必要があります。特に人気のあるイベントはすぐに満席になるようです。
  4. 天候に左右される点 昨年は雨天だったようで、屋外での移動が多いイベントなので、天候に左右されやすいという欠点があります。雨天時の対策も考えておくと良いでしょう。
  5. 情報が錯綜しやすい点 多くの会場と出店者が参加するため、情報が錯綜しやすく、パンフレットの誤植も見られるようです。最新の情報は公式SNSなどで確認するのがおすすめです。

こんな人におすすめ!こんな人には向かないかも?

これらの良い点・悪い点を踏まえて、どのような方におすすめできるか、また向かないかを考えてみましょう。

おすすめな方:

  1. 本好きの方 言うまでもなく、本が好きな方にはたまらないイベントです。大手書店ではなかなか出会えない個性的な本や、地元の小さな出版社の本など、珍しい本との出会いが期待できます。
  2. 街歩きを楽しみたい方 大磯の町を散策しながら様々なお店や場所を巡るという経験は、街歩き好きにはたまらないでしょう。5月の気持ちのいい季節に、大磯の町並みや海を楽しみながら歩けるのは大きな魅力です。
  3. 地元の魅力を再発見したい方 地元の方でも、普段は入ったことのないお店や知らなかった場所を訪れるきっかけになります。改めて大磯や湘南の魅力を再発見できるでしょう。
  4. 作家志望の方 「自分も本を作ってみたい」という夢を持つ方にとって、実際に出版に携わる方々との交流は大きな刺激になるはずです。「新しい夢を見つけた日」という体験談もあります。
  5. フォトジェニックな場所を探している方 大磯の町並みや海、そして本を扱う素敵なディスプレイなど、写真映えする場所が多いので、SNS投稿が好きな方にもおすすめです。

おすすめしない方:

  1. じっくり本を選びたい方 多くの人で賑わうイベントのため、書店のようにゆっくりと本を選ぶ環境ではないかもしれません。特に人気ブースは混雑する可能性があります。
  2. 移動が大変な方 会場が町内に広がっているため、歩くのが大変な方や小さなお子さんを連れての参加は、すべての会場を回るのは難しいかもしれません。
  3. 人混みが苦手な方 特に大磯市との同時開催日は人出が多く、昨年は約1万人が訪れたという記録もあります。人混みが苦手な方は避けたほうがよいかもしれません。
  4. 限られた時間しかない方 39か所もの会場を巡るには半日では足りないでしょう。時間に余裕をもって参加するのがおすすめです。

実際の参加者の声から見る大磯ブックマルシェの魅力

実際に参加された方の声を紹介します(匿名化しています):

「週末は『大磯ブックマルシェ』に行きました。大磯に行くのは2回目。海の近くで暮らしたいとずっと思っていて、おしゃれすぎず、人が多すぎず、素朴な海辺の小さな町を求めて訪れました。確かに鎌倉や江ノ島に比べると人は少なかったし、なんだか懐かしい素朴な匂いのする町でした。それに何より、駅前に自然食品のお店があるのがいいですね」

「大磯の駅周辺にはブックマルシェの旗がたくさん立っていて、地図がついたチラシを手に歩く人たちが大勢いました。前回来た時より街全体がとてもにぎやか。チラシを手に歩く人を見ると、あなたも本が好きなのね、となんだか親近感が湧いてきます」

「いつか私も本を作りたい。大磯ブックマルシェで、新たな夢を見つけました」

こうした声を見ると、単なる本のイベントを超えて、人々に新しい出会いや夢を与える場になっていることが伺えます。

訪れる際のアクセス方法と注意点

大磯ブックマルシェを訪れる際のアクセス方法と注意点をいくつかご紹介します。

アクセス方法:

  1. 電車の場合:JR東海道線「大磯駅」が最寄り駅です。東京から約1時間、横浜からは約30分でアクセスできます。
  2. 車の場合:小田原厚木道路「大磯IC」から約5分ですが、駐車場が限られているため公共交通機関の利用が推奨されています。

注意点:

  1. 会場MAPを入手する:複数の会場を回るためには、会場MAPが必須です。公式ウェブサイトからダウンロードするか、当日会場で入手しましょう。
  2. SNSをチェック:公式のInstagramやXアカウントでは、最新情報が随時更新されているので、要チェックです。
  3. 時間に余裕を持つ:すべての会場を回るには時間がかかります。また、人気のトークイベントなどは早めに会場に向かいましょう。
  4. 雨具の準備:天候に左右されるイベントなので、雨具の準備も忘れずに。昨年は雨だったそうです。
  5. 食事の計画:町内の飲食店も会場として参加していますが、混雑が予想されるため、食事の時間帯や場所も計画しておくと良いでしょう。「三日月」というお店のパウンドケーキが評判のようです。

湘南エリア担当記者だからこそ知る大磯の魅力

私が大磯生まれの湘南エリア担当記者として、大磯の魅力をいくつか補足しておきます。

大磯は明治時代に日本初の海水浴場が開設された歴史ある町で、「湘南」という言葉の発祥地とも言われています。東京からも近く、政財界の要人たちの別荘地としても栄えました。現在も旧吉田茂邸や旧大隈重信邸などの歴史的建造物が残り、歴史と文化の薫り高い町です。

また、大磯は海と山の自然に恵まれた地で、5月には新緑と薔薇が美しく、「大磯オープンガーデン」というイベントも開催されています。「大磯ブックマルシェ」の時期は、こうした自然の美しさも楽しめる絶好のシーズンです。

地元民としてのおすすめは、ブックマルシェを楽しんだ後に大磯の海岸へ足を延ばすことです。日本初の海水浴場だった大磯海岸は、相模湾の美しい景色を眺めながらゆったりと過ごすのに最適です。ただし、波打ち際を歩くと「ばっしゃ〜ん!」と水しぶきで濡れることもあるので、ご注意を(笑)

まとめ:本と人と町をつなぐ素敵なイベント

大磯ブックマルシェは単なる本のイベントではなく、「本を通してみんながつながる」場であり、大磯の町の魅力を再発見する機会でもあります。書店が減り、本と出会う機会が少なくなっている現代だからこそ、このような場は貴重です。

2025年5月17日・18日の開催に向けて、すでに様々な準備が進んでいるようです。昨年までの倍近い会場数、過去最大の49ブースの出店など、規模を拡大して開催される今回の大磯ブックマルシェは、例年以上の賑わいが期待されます。

特に18日は大磯市との同時開催で、本だけでなく地元の食や手作り品なども楽しめる一日になりそうです。「大磯全体を市(いち)にしよう!」というコンセプトの下、町全体が活気づくこの週末は、湘南エリアの初夏の風物詩とも言えるでしょう。

私も地元民として、今から楽しみにしています。皆さんもぜひ、海辺の町・大磯で、本との素敵な出会いを楽しんでください。新たな夢や発見が、きっとそこにあるはずです。

【大磯ブックマルシェ2025基本情報】

  • 開催日:2025年5月17日(土)~18日(日)
  • 開催時間:17日 11:00~17:00、18日 10:00~16:00
  • 会場:大磯町内39カ所
  • 公式サイト:http://oiso-book-marche.jimdosite.com/
  • Instagram:@oiso_book_marche
  • X(旧Twitter):@BookOiso

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(文:お急ぎニュースメディア OISO 編集長 長嶋 駿)