ラスカ平塚「ひらつか 駅の図書室」完全ガイド – 2025年3月11日オープン、平塚駅直結の新しい図書施設を徹底解説
私は神奈川県大磯生まれ平塚育ちの湘南エリア担当記者「長嶋 駿」。今回は2025年3月11日にラスカ平塚にオープンした「ひらつか 駅の図書室」について、独断と偏見に加えできるだけ多くの利用者の声や評判を参考にお役に立つ情報をお届けします。湘南エリアの読書環境に新たな息吹を吹き込むこの施設について、地元記者ならではの視点で詳しく解説していきましょう。
「ひらつか 駅の図書室」とは? – 設立の背景と基本情報
「ひらつか 駅の図書室」は、南図書館の改修工事に伴う休館(2025年2月16日から開始)の代替施設として、2025年3月11日から平塚駅直結のラスカ平塚6階に開設されました。設置期間は2026年6月までの予定となっており、南図書館の工事完了までの約1年3ヶ月間、市民の読書・学習環境を支える重要な役割を担っています。
施設概要
施設はラスカ平塚6階のラスカホール内に位置し、面積は約188㎡とコンパクトながらも機能的な空間となっています。南図書館の広さ(約1,126㎡)と比べるとかなり小規模ですが、駅直結という利便性の高さが大きな魅力です。
開館時間と休館日
利用時間は平日が午前10時から午後8時まで、土曜日・日曜日・祝日は午前10時から午後6時までとなっています。特に平日は夜8時まで開館しているため、仕事や学校帰りに立ち寄りやすい点が好評のようです。休館日は毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開室し、翌営業日が休室)、年末年始(12月29日~1月3日)、そしてラスカ平塚の休館日となっています。
提供サービスの詳細 – 図書館としての機能は充実!
「ひらつか 駅の図書室」では、コンパクトな施設ながらも充実したサービスを提供しています。
基本サービス
まず基本的なサービスとして、本や雑誌の閲覧、図書館資料の貸出・返却が可能です。また、図書館カードをお持ちでない方は、その場で利用者登録や図書館カードの発行も行えます。既にカードをお持ちの方は、登録内容の変更・更新、再発行などの手続きも可能です。
南図書館の蔵書はそのままでは並んでいないものの、特集コーナーの書籍や雑誌は閲覧できるとのことです。
便利な付加サービス
基本サービスに加えて、リクエスト受付や簡易なレファレンスサービスも行っています。また、閲覧・自習席(8席)が設けられており、申込制で利用できます。図書室内にはキッズスペースも用意されているので、お子さん連れの方も安心して利用できる環境が整っています。
さらに、「ブックスタート」への参加も申込制で可能となっており、子どもの読書習慣づくりをサポートするサービスも継続して提供されています。
駐輪場料金減免サービス
特筆すべき点として、中学生以下の方がひらつか駅の図書室を利用する場合、ラスカ平塚本館駐輪場の料金が3時間まで無料になるサービスが実施されています。利用方法は、駐輪する際に窓口で「中学生以下であること」と「駅の図書室を利用すること」を伝え、「駐輪場利用券」をもらい、図書室利用後にカウンターでスタンプを押してもらうという流れです。ただし、10分以内に駐輪場窓口に戻る必要があり、3時間を超えると超過料金(200円)がかかりますのでご注意ください。
ひらつか 駅の図書室の良い点・メリット
「ひらつか 駅の図書室」の最大の利点は、何といっても駅直結の立地の良さでしょう。平塚駅を利用する通勤・通学者にとって非常に便利な位置にあり、仕事帰りや学校帰りに気軽に立ち寄ることができます。また、買い物のついでに利用できる点も大きなメリットです。ラスカ平塚内にあるため、ショッピングと読書を組み合わせた効率的な時間の使い方ができるでしょう。
平日は夜8時まで開館している点も働く世代にとっては嬉しいポイントです。中央図書館よりも駅から近いため、雨の日や荷物が多い日でも気軽に立ち寄れる環境は、読書好きな方にとって大きな利点となっています。
また、中学生以下を対象とした駐輪場料金の減免サービスは、子どもたちの読書習慣形成を支援する素晴らしい取り組みと言えるでしょう。
私自身、平塚育ちとして地元の図書館事情には詳しいつもりですが、この立地の良さは湘南エリアの図書施設の中でもトップクラスだと思います。これまで平塚駅前の予約図書受取所しかなかったことを考えると、閲覧スペースや自習席まで備えた本格的な図書室が駅直結の場所にできたことは、地元民として大変喜ばしいことです。
ひらつか 駅の図書室の悪い点・デメリット
一方で、デメリットとしては、やはり施設の規模が小さい点が挙げられます。約188㎡という面積は、南図書館の約1,126㎡と比べるとかなり小規模で、蔵書数も限られています。特に南図書館の蔵書がそのまま並んでいるわけではないため、特定の本を探している場合は事前に確認が必要でしょう。
また、自習席は8席のみと少なく、申込制となっているため、試験シーズンなどは利用しづらい可能性があります。平塚市の図書館利用者の中には、中央図書館などの広々とした空間で長時間過ごすことに慣れている方もいるため、コンパクトな空間が物足りなく感じることもあるかもしれません。
さらに、臨時的な施設であるため、2026年6月頃には閉館予定という点も欠点と言えるでしょう。長期的な利用を考えている方にとっては、再び施設が変わることへの不便さがあります。
個人的な意見としては、湘南エリアの図書館としては蔵書数が少ないのが最大の弱点だと感じます。しかし、これはあくまで臨時施設という性質上、致し方ない部分でもあります。
利用者の声から見えてくる評判
「ひらつか 駅の図書室」はまだ開設されたばかりですが、これまでの平塚市の図書館サービスに関する声から、いくつかの興味深い評価が予想されます。
ある利用者は「頻繁に利用していた平塚駅前の予約図書受取所がラスカ平塚6階に移転し、さらに機能が充実してうれしい」と喜びの声を上げています。駅直結の便利な立地に、単なる予約受取だけでなく、閲覧や自習もできる施設ができたことは多くの市民にとって朗報のようです。
一方で、平塚市の図書館施設については「建物が古く、設備に難があるが、蔵書は充実している」といった声も聞かれます。この点から考えると、新しいラスカ平塚内の施設は清潔で設備も整っている反面、蔵書の少なさが気になるという評価になる可能性があります。
また、「平塚市の図書館は子ども向けのスペースや本が充実している」という評価もあり、「ひらつか 駅の図書室」のキッズスペースも好評を博すことが期待されます。
私が平塚で幼少期を過ごした経験から言うと、地元の方々は図書館に対して「身近で利用しやすいこと」と「充実した蔵書」の両方を求める傾向があります。その点、駅の図書室は前者を満たし、後者については限られた空間ながらも工夫次第で市民のニーズに応えられる可能性を秘めています。
平塚市の図書館事情と比較してみると
「ひらつか 駅の図書室」の位置づけをより深く理解するために、平塚市の図書館事情と比較してみましょう。
中央図書館との違い
平塚市中央図書館は市の図書館の中心的存在で、約41万冊の蔵書を有しています。場所は平塚駅から徒歩約20分と、駅からはやや離れていますが、博物館や美術館に隣接し、文化公園内という閑静な環境にあります。
建物自体は老朽化が進んでおり、特に冬場は寒さが厳しいという声もありますが、蔵書の充実度や子ども向けスペースの広さは評価が高いようです。また、駐車場も整備されており、車での訪問にも対応しています。
対して「ひらつか 駅の図書室」は、駅直結の利便性と新しい施設としての快適さがあります。しかし、施設規模や蔵書数では中央図書館に及ばず、車でのアクセスを考えると、家族連れなどは従来通り中央図書館を利用する方が便利かもしれません。
南図書館との関係
「ひらつか 駅の図書室」は南図書館の代替施設という位置づけですが、南図書館(なぎさふれあいセンター内)の広さ約1,126㎡に対し、「駅の図書室」は約188㎡とかなり小規模です。南図書館の利用者がそのまま移行するとなると、スペースの狭さや蔵書の少なさが気になる点となりそうです。
しかし、南図書館の利用者の中には、駅から遠いという不便さを感じていた方も多かったと思われ、そういった方々にとっては利便性の向上という側面もあるでしょう。
ラスカ平塚のリニューアルと周辺環境
「ひらつか 駅の図書室」が入居するラスカ平塚は、2023年6月の開業50周年を節目に2年をかけて新装を進めており、これまでに24店舗がリニューアルオープンしています。6月13日にも第3弾のリニューアルが予定されており、1階に湘南エリア初出店の「クロワッサンの店」をはじめとする5店舗、2階のドクターズスクエア内に産婦人科が先行オープンする予定です。
このように、ラスカ平塚全体が生まれ変わる中での「ひらつか 駅の図書室」のオープンは、平塚駅周辺の利便性と文化的な環境を一層高めることにつながるでしょう。
私が子どもの頃の平塚駅周辺と比べると、随分と洗練された空間になりました。駅ビル内に図書室があるというのは、当時では考えられないことでした。湘南エリアの中心都市である平塚らしい、文化的な取り組みだと感じます。
湘南エリアの図書館文化と「ひらつか 駅の図書室」の意義
湘南エリアは昔から文化・芸術活動が盛んな地域であり、図書館も地域コミュニティの重要な場として親しまれてきました。特に平塚市は市民の読書活動を支援する取り組みに力を入れており、中央図書館をはじめとする複数の図書館施設を展開してきました。
そんな中、駅直結という絶好のロケーションに新たな図書室が誕生したことは、湘南エリアの図書館文化にとって新たな一歩と言えるでしょう。通勤・通学のついでに気軽に立ち寄れる図書施設は、忙しい現代人の読書習慣をサポートする重要な役割を果たすと期待されます。
また、近隣には神奈川大学湘南ひらつかキャンパスもあり、学生の利用も見込まれます。駅から大学までの動線上に図書室があることで、学生の学習環境の選択肢が広がりそうです。
私自身、平塚で育った経験から言えば、子どもの頃は中央図書館までの距離が遠く感じられました。もし駅直結の図書室があれば、もっと頻繁に図書館を利用していたかもしれません。特に中学生の頃は、学校帰りに立ち寄れる場所として大変重宝したことでしょう。
おすすめの利用シーンと活用方法
「ひらつか 駅の図書室」は、その立地と特性を活かした様々な利用シーンが考えられます。ここでは、どのような方にどのように利用していただくのが良いか、具体的なシーンをご紹介します。
通勤・通学者におすすめの利用法
平日は夜8時まで開館しているため、仕事や学校帰りに立ち寄って本を借りたり、返却したりするのに最適です。特に電車通勤・通学の方は、帰りの電車を待つ間の時間を有効活用できるでしょう。また、朝の通勤・通学前に返却だけを済ませるという使い方もできます。
子育て世代の方におすすめの利用法
キッズスペースが設けられているため、お子さんと一緒に訪れるのにも適しています。特に、中学生以下の方は駐輪場料金が3時間まで無料になるサービスもあるため、子どもたちの図書館デビューや読書習慣づくりにぴったりです。また、ブックスタートへの参加も可能なので、小さなお子さんを持つ親御さんにもおすすめします。
学生・受験生におすすめの利用法
自習席(8席)は申込制ですが、静かな環境で勉強ができるスペースとなっています。特に家では集中できないという学生さんには、放課後の学習スポットとして活用できるでしょう。また、参考書や問題集を借りて自宅学習の質を高めることもできます。
買い物ついでの利用
ラスカ平塚でのショッピングついでに立ち寄るのも便利です。買い物の合間に一息つきながら雑誌や本を読んだり、買い物のアイデアを本から得たりすることができます。特に6月13日に予定されているリニューアルオープン後は、新たなショップと組み合わせた利用も楽しみですね。
私のおすすめは、土日の午前中に訪れて、新聞や雑誌をゆっくり読んでから、ラスカ平塚内でランチを楽しむというプランです。湘南の週末を有意義に過ごす定番コースになるかもしれません。
「ひらつか 駅の図書室」をさらに活用するためのヒント
せっかくの新施設を最大限に活用するために、いくつかのヒントをご紹介します。
予約サービスを活用しよう
施設の規模が小さいため、蔵書数には限りがあります。読みたい本が見つからない場合は、リクエストサービスを利用して他の図書館から取り寄せるのがおすすめです。事前に市立図書館のオンラインシステムで予約しておけば、駅の図書室で受け取ることも可能なようです。
開館時間の差を利用しよう
平日は夜8時まで、土日祝は午後6時までと開館時間に差があるので、平日の夕方以降に利用するのが混雑を避けるコツかもしれません。特に仕事帰りの時間帯は、中央図書館よりも長く開いているというメリットを活かせます。
イベント情報をチェックしよう
ブックスタートをはじめとする各種イベントが開催される可能性があります。定期的に図書室の情報をチェックして、興味のあるイベントに参加すると、より図書室を楽しむことができるでしょう。
周辺施設と組み合わせた利用を
ラスカ平塚内の他の施設や、6月にオープン予定の新店舗と組み合わせた利用プランを考えると、一日を効率的に過ごせます。例えば、買い物→図書室で休憩→カフェでリフレッシュといった流れが考えられます。
私の地元民としてのアドバイスは、平日の夕方以降や雨の日などに立ち寄る場所として心に留めておくことです。突然の雨や電車の遅延など、予定外の待ち時間が生じた際に、駅直結の図書室があることは大きな安心感につながります。
まとめ – 湘南の新たな文化拠点としての可能性
「ひらつか 駅の図書室」は、南図書館の改修工事に伴う一時的な施設ではあるものの、その立地の良さから新たな利用者層を開拓する可能性を秘めています。駅直結という利便性は、これまで図書館を頻繁に利用していなかった方にとっても、読書や学習の機会を広げるきっかけとなるでしょう。
特に良い点としては、①駅直結という立地の良さ、②平日夜8時までの開館、③中学生以下の駐輪場料金減免サービス、④キッズスペースの設置などが挙げられます。一方で、デメリットとしては、①施設規模の小ささ、②蔵書数の限界、③自習席の少なさ、④臨時施設であるという点が考えられます。
これらを総合的に考えると、「ひらつか 駅の図書室」は、通勤・通学の合間や買い物ついでの利用に最適で、特に時間に余裕がない方や、駅を頻繁に利用する方におすすめの施設だといえるでしょう。一方で、じっくりと多くの本を探したい方や、長時間落ち着いて学習したい方は、従来通り中央図書館などの利用が適しているかもしれません。
最後に、湘南エリア担当記者として一言申し上げると、この「ひらつか 駅の図書室」は単なる代替施設以上の意味を持つと考えています。駅直結という利便性の高さは、現代の忙しい生活スタイルに合致しており、図書館の新しい形を示していると言えるでしょう。南図書館の改修工事終了後も、何らかの形でこうした便利な「駅の図書室」が残ることを願わずにはいられません。
平塚育ちの筆者としては、子どもの頃からもっと気軽に図書館を利用できる環境があればと常々思っていました。「ひらつか 駅の図書室」のような施設が増えることで、湘南エリア全体の読書文化がさらに発展することを期待しています。皆さんもぜひ一度、新しい図書施設を訪れてみてはいかがでしょうか。