ひらしん平塚文化芸術ホールは、神奈川県平塚市見附町に位置する、多様な文化芸術活動をサポートする施設です。このホールは、2022年3月にオープンし、地域の文化芸術の創造拠点として、また日常的な居場所として地域住民に愛されることを目指しています。以下に、ひらしん平塚文化芸術ホールの詳細について説明します。
概要と設計
ひらしん平塚文化芸術ホールは、見附台公園跡地に建設されました。このプロジェクトは、旧東海道平塚宿の歴史ある場所に文化芸術ホールと公園を一体的に整備することを目指しました。設計は清水建設と安井建築設計の共同企業体が担当し、施工にはBIM(Building Information Modeling)を活用して複雑な躯体形状のシミュレーションを行いました。
ホールの外観は、宿場町の軒や格子をモチーフにしたデザインで、内装には「湘南ひらつか七夕まつり」の飾りを連想させる意匠が取り入れられています。また、ホールは見附台公園と一体的に設計されており、公園との一体利用が可能です。
施設概要
ひらしん平塚文化芸術ホールは、以下のような施設を備えています。
- 大ホール: 1,200席の固定席があり、三層構造で客席がコンパクトにまとめられています。視線や鑑賞環境に優れた計画がなされており、クラシック音楽にも適した音響設計が施されています。プロセニアム形式で、多様な演目に対応しています。
- 多目的ホール: 最大200名を収容でき、平土間として利用可能です。長手方向の側壁が公園側にも開放できるため、公園との一体利用が可能です。
- その他の施設: 大会議室、小会議室、和室、練習室、文化芸術支援室、キッズルームなどが整備されています。
キャパシティ
ひらしん平塚文化芸術ホールのキャパシティは、大ホールが1,200席です。また、多目的ホールは最大200名を収容できます46。これらの施設は、音楽、ダンス、会議、絵画、茶道など多様な用途に適しています。
大ホールのキャパシティ詳細 1階席: 663席(車椅子席6席)
2階席: 339席(車椅子席1席)
3階席: 198席
オーケストラピットを使用する場合、座席数は1,034席に減少します(1階席497席、2階席339席、3階席198席)。
多目的ホールのキャパシティ 最大収容人数: 200名
この多目的ホールは、平土間として利用可能で、公園側にも開放できるため、公園との一体利用が可能です。
アクセスと運営
ひらしん平塚文化芸術ホールは、JR東海道本線「平塚駅」西口から徒歩約8分、神奈川中央交通「平塚文化芸術ホール前」から徒歩約2分の場所に位置しています。運営は指定管理者制度を採用しており、設計段階から運営まで一貫して民間の活力を導入しています。
イベントと公演
ひらしん平塚文化芸術ホールでは、音楽、ダンス、会議、絵画、茶道など多様なイベントが開催されています。例えば、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏や、新日本フィルハーモニー交響楽団の公演などが行われています。また、オープニングウィークには「ひらしん美味しいもの物産展」が開催され、地域の物産を展示販売しました。
デザインと受賞
このホールは、2022年に平塚市の公共施設として初めてグッドデザイン賞を受賞しています。デザインはシックでスタイリッシュなモノトーンを基調とし、開放的な大きなガラス窓が特徴です。トイレまで含めて、公共施設とは思えないかっこよさが評価されています。
地域への影響
ひらしん平塚文化芸術ホールは、地域住民にとって日常的な居場所として機能しています。隣接する見附台公園と一体的に設計されており、地域の文化芸術活動を活性化させる役割を果たしています。また、ホール周辺にはファミリー向けの飲食店やコンビニ、スーパーなどが集約されており、自然と人が集まるように工夫されています。
将来の展望
ひらしん平塚文化芸術ホールは、地域の文化芸術の創造拠点としてさらに発展していくことが期待されています。将来的には、より多様なイベントや公演を通じて、地域住民だけでなく広く神奈川県内や全国から訪れる人々に親しまれる施設になることが目標です。