中央道上り線で大規模渋滞発生 小仏トンネル内で乗用車故障による停車が要因

2025年7月18日午後3時50分現在、中央自動車道の上り線で大規模な渋滞が発生しています。渋滞は、小仏トンネル内で乗用車が故障し停車したことが原因で、上野原インターチェンジ(IC)付近まで約12kmにわたっています。この影響で、通行車両が著しく滞り、他の利用者にも大きな影響が及んでいます。

渋滞の詳細と影響範囲

渋滞は小仏トンネルの厳しい上り坂区間で発生しており、この付近は交通の集中に加え、地形的な制約もあり、渋滞が特に起こりやすいポイントとして知られています。現在の渋滞の長さは12kmに及び、多くのドライバーが通過に時間を要している状況です。

小仏トンネル周辺の渋滞対策について

この地域の渋滞対策は国や地方自治体、高速道路運営会社により長年にわたり検討・推進されています。2023年には、山梨県にて「中央自動車道渋滞対策促進大会」が開かれ、小仏トンネル付近の上下線での渋滞解消を目指し、具体的な解決策の早期実施を国土交通省や中日本高速道路に要望する動きがありました。現在も各所で渋滞緩和のための工事やシステム改善が続けられていますが、今回のような故障車両の影響はどうしても現場で渋滞を招いてしまう状況です。

夏休み・お盆期間の高速道路混雑にも注目

この中央道の渋滞は、夏休みの行楽シーズンに重なって起きているため、特に注意が必要です。2025年のお盆期間中、四国の高速道路では特に混雑のピークが8月10日から16日に予想されていますが、中央道も例年通り交通集中に伴う長距離の渋滞が発生しやすい状況です。

お盆期間の交通予測と渋滞目安

  • 中央自動車道の小仏トンネル付近は、お盆時期に最大30kmもの渋滞が発生することが予測されています。
  • 渋滞ピーク時間帯は午後2時から午後9時頃で、通過に通常の約5倍の時間がかかることもあるため、早めの出発や時間帯分散が推奨されています。
  • 特に大月インターチェンジや八王子ジャンクションを利用する場合は午前11時前や深夜帯に通過する方法が所要時間短縮のポイントです。

ドライバーへのお願いと今後の対応

乗用車の故障や事故は突発的なトラブルであり、渋滞や交通事故のリスクを高めます。そのため、常日頃から車両の点検や走行前の準備が不可欠です。また、渋滞が発生している場合は、無理な割り込みや速度差、慌てた運転を避け、落ち着いて走行することが求められます。

国や高速道路会社は引き続き、渋滞緩和のためのインフラ整備や故障車両の迅速な対応体制の充実に努めています。利用者も道路状況の最新情報を常に確認し、安全運転に心がけましょう。