スマホでPCゲームを楽しめる新サービス「viviON GAMES」発表――あおぎり高校運営のviviONがゲーム事業を本格強化
あおぎり高校の運営企業としても知られる株式会社viviONが、ゲーム分野での取り組みを大きく前進させています。
スマートフォンでPCゲームをそのまま遊べる新サービス「viviON GAMES」の発表に加え、インディーゲームのパブリッシング事業を行うゲームレーベル「viviON Lab」も始動しました。
本記事では、現在話題となっているこれらのニュースを、わかりやすく整理してお伝えします。
スマホでPCゲームが遊べる「viviON GAMES」とは?
viviONが新たに発表した「viviON GAMES」は、スマートフォンからPCゲームを手軽に楽しめることをコンセプトとしたゲーム販売サービスです。
ブランドメッセージは、「あのゲームが、スマホで今すぐ。」。
これまでPCでしか遊べなかったタイトルを、アプリのインストールや複雑な設定を最小限に抑えつつ、スマホからすぐに遊べる体験を目指しています。
サービスは2026年内のリリースを予定しており、正式な開始時期や価格体系など、詳しい情報は今後順次発表される見込みです。
クラウドゲーミング技術「OOParts Engine」を採用
「viviON GAMES」の大きな特徴は、ゲームをスマホ本体ではなくサーバー上で動かすクラウドゲーミング方式を採用している点です。
この仕組みには、「OOParts Engine(オーパーツエンジン)」と呼ばれるクラウドゲーミングエンジンが利用されています。
- ユーザーのスマホにはゲーム画面の映像がストリーミングされる
- 操作入力はインターネット経由でサーバーに送られ、そこでゲームが動く
- スマホのスペックに左右されにくく、比較的スペックの低い端末でもPCゲームが楽しめる可能性がある
このようなクラウド型の仕組みによって、「ダウンロードの待ち時間」や「高性能PCの準備」といった従来のハードルを下げることが期待されています。
ユーザーは「ちょっと時間が空いたから、気になっていたPCゲームをスマホで少し遊んでみる」といった、スキマ時間でのプレイも視野に入れられるようになります。
BitSummit PUNCHに出展、人気タイトルの試遊も実施
viviONは、「viviON GAMES」の本格サービス開始に先立ち、京都市勧業館みやこめっせで開催されるインディーゲームの祭典「BitSummit PUNCH」への出展を発表しました。
イベント会期中には、「viviON GAMES」を実際に触れることができる試遊展示が行われます。
試遊できるタイトルの一例として、以下の作品が挙げられています。
- 『夜廻三』 ― 夜の街を舞台にしたホラーアドベンチャーシリーズの最新作
- 『シロナガス島への帰還』 ― 孤島を舞台にした推理アドベンチャー
- 『だる絡み背後霊』 ― 背後霊が主人公というユニークな設定の作品
これらのタイトルをスマートフォンで実際に動かしながら体験できる場として、BitSummit PUNCHは一般ユーザーにとっても貴重な機会となりそうです。
また、会場ではユーザー向けのサービス紹介だけでなく、ゲーム会社やクリエイター向けの相談窓口も設けられる予定です。
自作ゲームの販売や配信に関心を持つクリエイターが、「viviON GAMES」上での展開について直接相談できる場としても機能します。
あおぎり高校運営企業としてのviviONがゲームプラットフォームを本格始動
viviONは、VTuberグループ「あおぎり高校」の運営企業としても知られています。
動画配信やコンテンツビジネスを通じて培ったファンコミュニティとのつながりを持つ同社が、自前のゲームプラットフォームを立ち上げることで、今後は
- 配信者とゲーム
- ゲームとユーザー
- クリエイターとプラットフォーム
といった関係性を、より密接につなぐことが期待されます。
今回の発表は、viviONがエンターテインメント企業としてゲーム領域をこれまで以上に重視していく姿勢を示すものともいえます。
2026年、ゲーム領域の取り組みを強化――新レーベル「viviON Lab」始動
viviONは2026年を「ゲーム領域の取り組みを強化する年」と位置づけ、その第1歩としてインディーゲームのパブリッシング事業への参入を表明しました。
その中核となるのが、新たに立ち上げられたゲームレーベル「viviON Lab(ビビオンラボ)」です。
「viviON Lab」は、主にインディーゲームクリエイターの作品を支援・発信するレーベルとして位置付けられています。
具体的には、以下のような役割が想定されています。
- インディーゲームのパブリッシング(配信・販売の支援)
- マーケティングやプロモーションのサポート
- プラットフォーム側との調整や運営支援
これにより、個人や小規模チームのクリエイターでも、開発に専念しながら広く作品を届けやすくなる環境づくりが進められています。
「viviON GAMES」と「viviON Lab」の関係
今回発表された
- スマホでPCゲームを遊べるプラットフォーム「viviON GAMES」
- インディーゲームレーベル「viviON Lab」
は、それぞれ独立した取り組みでありながら、互いを補完し合う関係にあります。
一方で「viviON GAMES」は、ユーザーがゲームを遊ぶ場として機能し、
「viviON Lab」は、その場に並ぶゲームを生み出し、送り出していく側を支える形です。
つまり、
- インディークリエイターは「viviON Lab」のサポートを受けながら作品を制作・発表し
- 完成した作品は「viviON GAMES」などのプラットフォーム上でユーザーに届けられる
という流れが想定されています。
これによって、クリエイターとユーザーの双方にとってメリットのあるエコシステムの構築が進められていきます。
ユーザーにとってのメリット
「viviON GAMES」や「viviON Lab」の動きによって、ユーザー側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ニュースから読み取れる範囲で整理すると、次のようなポイントが挙げられます。
- PCを持っていなくてもPCゲームが遊べる可能性
高性能なゲーミングPCを持っていない人でも、スマホさえあれば対応タイトルを楽しめるようになることが期待されます。 - ダウンロードやインストールの手間の軽減
クラウドゲーミングの仕組みによって、ゲーム開始までの待ち時間を短縮しやすくなります。 - スキマ時間でのプレイがしやすい
通勤・通学の合間やちょっとした休憩時間にも、スマホからPCゲームを起動して遊べるようになります。 - インディーゲームとの出会いの場が広がる
「viviON Lab」を通じて、新しいインディー作品が生まれ、プラットフォーム上で見つけやすくなることで、個性的なゲームに出会う機会が増えそうです。
クリエイターにとってのチャンス
ゲームクリエイターにとっても、今回のviviONの取り組みは新たな発表の場・収益の場となる可能性があります。
- 新たな販売チャネルの獲得
既存のPCゲーム販売サイトに加え、「viviON GAMES」という新たなプラットフォームで作品を届けられる可能性があります。 - パブリッシング支援
「viviON Lab」によるサポートを受けることで、マーケティングや運営の負担を軽減し、制作に集中しやすくなることが期待されます。 - イベントでの出会い
BitSummit PUNCHのような場で、viviON担当者に直接相談できる機会が設けられているため、企画段階から連携を模索することも可能です。
今後の情報に注目
今回の発表は、あくまで「サービス展開の予告」と「方向性の表明」という段階に位置付けられます。
viviON GAMESの正式なサービス開始日、料金体系、対応タイトルのラインナップなど、ユーザーが具体的に気になるポイントは、今後の続報で明らかになっていく見込みです。
また、「viviON Lab」からどのようなインディーゲームが世に送り出されるのかも、大きな注目ポイントです。
あおぎり高校をはじめとする既存のコンテンツとのコラボレーションや、配信文化との連動など、viviONならではの展開がどのように形になっていくのか、今後の動きが期待されています。
スマホでPCゲームを手軽に楽しめる新たな選択肢として、そしてインディーゲームシーンに新風を吹き込む存在として、viviONのゲーム事業の本格始動から今後も目が離せません。




