丸山隆平出演舞台「震度3」での「オペラグラス禁止」発言が波紋に

2025年8月に東京・本多劇場ほかで上演予定の舞台「震度3」(演出・赤堀雅秋)に関して、出演者である丸山隆平さんの「オペラグラス使用禁止」発言が一部ファンの間で大きな話題となり、公式サイトで謝罪文が掲載される事態となりました。

発端は合同インタビューでのやりとり

7月21日にWEBメディア「推し楽」で公開された、赤堀雅秋さん(演出・出演)、俳優の荒川良々さん、丸山隆平さん、上白石萌歌さんによる合同座談会の中で、赤堀さんが舞台鑑賞マナーとして「オペラグラスの使用は禁止」と柔らかく呼びかけました。

これに対して丸山隆平さんは、冗談交じりに「それはファンの方に伝えなくちゃ」と応じ、さらに「(丸山の)メンバーカラーであるオレンジ色の服も目立つので着ないでほしい」と発言していました。

この軽い雰囲気でのやりとりが一部で話題となり、ファンの間には戸惑いや反発の声も上がりました。

舞台公式HPで謝罪と演出家からの真意説明

その後、「震度3」の公式サイトは7月24日までに更新され、「オペラグラス使用禁止」の発言に関して謝罪文を掲載しました。公式サイトでは、観客に対し「皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております」と丁寧に呼びかけています。

また、演出の赤堀雅秋さんも自身の公式X(旧Twitter)にて、「オペラグラス禁止発言」について1200件を超えるコメントが寄せられたことを受け、長文で真意の説明を行いました。

赤堀さんは、観劇中にオペラグラスを使用すると舞台や他の観客の集中を妨げる可能性があるための注意喚起であったことを強調。演出や表現をしっかり受け止めてほしいという思いからの発言であったと説明しています。

舞台「震度3」の魅力と出演者の熱意

「震度3」は、赤堀雅秋さんがプロデュースし自身も出演。荒川良々さん、丸山隆平さん、上白石萌歌さんら豪華キャストがそろい、家族や人間の歪んだ感情を描く深い作品として注目されています。

座談会では、出演者それぞれが赤堀作品の奥深さやキャラクターの魅力、舞台の意図について熱く語り合い、観客に向けて作品の世界観を楽しんでほしいとメッセージを送りました。

観客へのお願いと今後の対応

今回の「オペラグラス禁止」発言をめぐる騒動を受けて、劇場からも観劇マナーへの理解を求める声があがっています。舞台では、作品の世界に集中してもらうため、過度な双眼鏡使用などを控えてほしいという点は共通の認識です。

丸山隆平さん本人も公式の場でファンに誤解を生まないよう丁寧に説明していく意向を示しており、円滑な舞台運営と快適な観劇環境のための協力を呼びかけています。

「震度3」は、東京公演が8月21日から9月7日まで本多劇場で上演され、その後大阪、福岡でも公演が予定されています。話題の舞台として注目が集まっていますが、今回の件を教訓にして、関係者一同慎重かつ誠実な対応を続けていくことが求められそうです。

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