再エネ×生活困窮者支援団体◇パワーシフトHOMEプロジェクトがスタート
社会的弱者を支援し、持続可能なエネルギー社会を実現するための「パワーシフトHOMEプロジェクト」が始動しました。このプロジェクトは、生活困窮者支援団体のシェルターなどを再生可能エネルギーに切り替えることを目指しています。プロジェクトの理念は、社会的弱者が再エネを利用できる社会を築くことです。
プロジェクトの背景と理念
化石燃料の使用が気候変動を引き起こし、電気代の高騰を招いています。特に、生活困窮者などの社会的弱者は、その影響をより深刻に受けています。原発事故後の被ばく労働にも、社会的弱者が多く関わってきた現実があります。しかし、彼らは再生可能エネルギーを選ぶことが難しく、依然として化石燃料や原発からの電気を使用せざるを得ない状況にあります。このプロジェクトは、社会的弱者が持続可能な再エネを利用できるモデルを構築することを目指しています。
プロジェクトの具体的な内容
「HOMEプロジェクト」では、以下のような取り組みを行っています。
1. 困窮者支援団体の事務所やシェルターの電気をパワーシフト!
反貧困ネットワーク(西早稲田)では、相談支援や外国人支援、シェルター運営などの活動を行っています。東京都内の4ヶ所のシェルターの電気をUPDATER(みんな電力)に切り替えます。詳細はこちら。
また、つくろい東京ファンド(沼袋)は、ハウジングファーストによる生活困窮者支援を行い、事務所やカフェ潮の路、シェルター8室の10ヶ所をグリーンピープルズパワーに切り替えます。詳細はこちら。
2. みんなの電気代で支援団体を応援!
UPDATER(みんな電力)では、反貧困ネットワークを応援する「反貧困・ミライへのでんき」を提供しています。詳細はこちら。
グリーンピープルズパワーでは、つくろい東京ファンドを応援する「ほどける応援基金」を設立しました。詳細はこちら。
3. 省エネも大事!断熱・省エネDIY
つくろい東京ファンドの事務所では、1月より簡易断熱DIYを実施中です。3月21日(金)20:00~21:30にはオンラインで報告イベントを開催します。詳細はこちら。
キックオフイベントの動画公開
プロジェクトのキックオフイベントの動画もウェブページに公開されています。詳細はこちら。
終わりに
パワーシフト「HOME」は、みんなで作り上げるプロジェクトです。社会的弱者が再エネを利用できる社会の実現に向けて、連携や支援、アイディアを歓迎しています。今後の活動に期待が寄せられ、持続可能な未来に向けた一歩となることでしょう。