次期ダイハツ「コペン」は軽自動車を卒業、小型車化して1.3リッターエンジン搭載へ
ダイハツの人気オープンスポーツカー「コペン」が、2025年から2026年にかけて約12年ぶりのフルモデルチェンジを迎えます。これまでの軽自動車規格から一転し、普通車規格にサイズアップされることがほぼ確実とされています。ボディは全長約3835mm、全幅約1695mmに拡大され、従来の軽自動車の枠を超えるゆとりある室内空間を実現します。
エンジンも、現行の660ccターボから1.3リッターの直列4気筒エンジンに刷新。140馬力超えとされ、パワフルな走りとスポーツ性能の向上が期待されています。駆動方式はFR(後輪駆動)を採用。さらに6速MT(マニュアルトランスミッション)もラインアップされ、走る楽しさを追求したスポーツカーとして新生します。
「ビジョン コペン」がベース、デザインは伝統と最新技術の融合
新型コペンの設計は、2023年の「ジャパンモビリティショー」で公開されたコンセプトカー「VISION COPEN」を大きく踏襲します。初代コペンの愛らしいスタイルを継承しつつ、現代的なデザイン要素を融合。電動開閉式のルーフアクティブトップも採用し、開放感と利便性の両立を目指しています。
スポーツカーとしての魅力を強化
- 140馬力超えの1.3L直列4気筒エンジン搭載で力強い動力性能を実現
- FRレイアウトによりハンドリング性能が向上し、軽快な走りを提供
- 6速MTの設定でドライバーの走りの楽しみを広げる
- 車体重量は600kg台と軽量化も意識され、走行性能に貢献
これにより、単なる軽スポーツカーの枠を超えた「大排気量スポーツカー」とも戦えるポテンシャルを持つクルマに仕上げられています。
価格は200万円台後半を予想、ターゲットは幅広い層へシフト
価格は現行モデルから大幅にアップし、200万円台後半になる見通しです。これにより従来の若者層だけでなく、車にこだわりを持つ中高年層のスポーツカーユーザーもターゲットに含む展開が期待されています。快適性の向上やスポーティな性能強化が、幅広い層に支持される要因となるでしょう。
まとめ:ダイハツ コペンの新たな挑戦
ダイハツ コペンは、2026年に向けて軽自動車という枠を超え、小型FRスポーツカーとして生まれ変わります。1.3リッターエンジンの搭載、FR化、6速MT設定、デザイン刷新により、スポーツ走行の質を高めつつ快適性も強化。新たなスタンダードを作り出すことが期待されています。楽しさと実用性を兼ね備えた「次世代コペン」に、多くの注目が集まっています。