全国高校総合文化祭「かがわ総文祭2025」郷土芸能部門が丸亀市で開幕

2025年7月28日、香川県丸亀市にて「第49回全国高等学校総合文化祭(かがわ総文祭2025)」の郷土芸能部門がスタートしました。会場は丸亀市綾歌町栗熊西にある綾歌総合文化会館アイレックスで、7月30日までの3日間にわたり、全国から集まった高校生たちが地域の伝統芸能を披露しています。

かがわ総文祭は、高校生による日本最大級の芸術文化の祭典で、昭和52年から続く全国的なイベントです。香川県での開催は平成3年度以来二度目となり、今回も合唱や吹奏楽、郷土芸能など19の規定部門と、「生活デザイン」「応援」「ロボット」「花いけバトル」の4つの協賛部門、合計23部門が展開されています。総合開会式やパレードも盛大に実施され、多様な舞台発表や展示、競技を通じて全国の高校生が交流を深めています。

秋篠宮ご夫妻が香川県をご視察

7月28日、秋篠宮ご夫妻がかがわ総文祭関連の視察を行い、香川県内の複数の会場を訪問されました。特に、栗林公園や大会の主要会場を訪れ、全国から集まった若者たちの熱気と地域の文化を間近に感じられました。ご夫妻の訪問は地域の盛り上がりにさらなる華を添え、香川県民や参加者の士気を一層高めました。

高校生たちが披露したフルーツカービングと野菜の飾り切り

かがわ総文祭の特徴の一つとして、高校生によるフルーツカービングや野菜の飾り切りの披露があります。今年も多くの参加者が繊細で見事な作品を生み出し、会場の観客から大きな拍手が送られました。これらの作品は、単なる料理技術の披露にとどまらず、芸術性も高く評価されています。

この取り組みは、高校生の創造性と技術力を養い、地域の食文化や伝統を次世代へ継承する意義も持っています。訪れた多くの観客も高校生の真剣な取り組みに感銘を受けていました。

全国から集まる高校生の熱意と地域文化の融合

かがわ総文祭2025は7月26日から31日まで香川県内の各地で開催されており、丸亀市だけでなく高松市のあなぶきアリーナ香川など多数の会場で多彩な催しが行われています。全国の高校生が日頃の成果を発表するとともに、異なる地域の文化と交流し合うことで、新しい感動と発見が生まれる場となっています。

大会の期間中は、開催23部門の魅力を伝える企画やクイズなども用意されており、来場者が楽しめる工夫も多く施されています。大会マスコット「さぬぽん」のオリジナルグッズも配布され、訪れた人々の記念となっています。

地域や未来をつなぐ文化祭の意義

かがわ総文祭は、高校生が文化活動を通じて自己表現をし、全国の若者との交流を深め、地域文化への誇りを育む重要な機会です。特に郷土芸能部門は地域の特色を色濃く反映し、伝統の継承と新たな創造の場ともなっています。

香川県丸亀市での開催により、地元の人々も全国からの参加者も一体となって文化祭を盛り上げています。この機会を通じて、次世代を担う若者たちが地域の歴史や文化に触れ、未来に向けた新しい価値を見出すことが期待されています。

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