劇場版『鬼滅の刃』無限城編、公開10日間で興行収入128.7億円突破!日本映画史上最速の大ヒット記録更新
2025年7月18日に公開された劇場版アニメ『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』が、公開からわずか10日間で興行収入128.7億円を突破しました。これは、2020年に大ヒットした『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の興行収入を21億円上回るペースとなっており、公開8日間で早くも100億円を突破するという、日本映画史上最速の記録を再び塗り替えました。
驚異的なスタートダッシュと歴代記録の更新
初日に動員115万人、興行収入16.5億円を記録。さらに7月20日の単日成績では動員142万人、興行収入20.4億円と、日本映画の公開初期成績として最高記録を打ち立てています。公開4日間の累計動員は516万人、興行収入は73億円に達し、他の作品を圧倒する異次元の勢いで推移しました。
この作品は、前作『無限列車編』が達成した歴代最高興行収入404.3億円を超えることが期待され、既に公開1週間未満で100億円を超えた点も過去のどの作品よりも早い記録となっています。これにより、アニメ映画としての国内最高興行収入の更新はほぼ確実視されています。
作品の魅力とキャラクターへの関心の高まり
『無限城編』では、物語の核心に迫る重要なエピソードが描かれています。特に注目されているのは、上弦の鬼の一人・童磨というキャラクターです。彼は、なぜ女性を「喰う」ことを「救済」と呼ぶのか、ただのサイコパスとしてではなく、“教祖の鬼”としての複雑な心理や虚無感が描かれており、ファンや評論家の間で深い議論が交わされています。
さらに、劇場版の第3弾キービジュアルも話題となっています。物語上は直接描かれていないにも関わらず、多くのファンが「煉獄さんを感じる」と反応し、キャラクターへの愛着や作品への期待感を高める要素として盛り上がりを見せています。
背景と今後の展望
『鬼滅の刃』は、漫画家・吾峠呼世晴(ごとうげ きよはる)氏による漫画が原作で、2019年のテレビアニメ化、2020年の劇場版「無限列車編」の大ヒットを経て、シリーズファンを拡大してきました。続編となる本作『無限城編』は、2025年に3部作として製作され、その第1章が公開されたばかりです。
今回の大ヒットは、前作の熱烈なファン層を引き継ぎつつ、新たなファンも掴んだことを反映しており、国内外での人気をさらに加速させると予想されます。アニメ映画としての新たな歴史を切り開いているこの作品は、引き続き公開中であり、今後の興行収入の伸びにも注目が集まっています。
まとめ
- 公開10日間で興行収入128.7億円突破し、2020年の『無限列車編』を大きく上回るペース。
- 日本映画史上最速の公開8日間で100億円突破、数々の最高記録を更新。
- キャラクター・童磨の心理描写が深く描かれ、ファンの関心高まる。
- シリーズとしては3部作の第1章で、続編への期待が非常に高い。
『鬼滅の刃 無限城編』は今後も上映が続き、大ヒット作として今後の展開に大きな注目が集まっています。