モナコ公国が大阪・関西万博に出展決定
モナコ政府観光会議局は、2025年4月13日(日)から開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)にモナコ公国パビリオンを出展することを発表した。モナコ公国は「レスポンシブル・ラグジュアリー/地球に優しいラグジュアリー」をテーマに掲げ、環境に配慮した観光事業を推進する姿勢を示している。
メインコンセプト「Take Care of Wonder」
モナコ公国パビリオンのメインコンセプトは「Take Care of Wonder(自然の奇跡を守る)」である。このコンセプトは、来場者に自然と人類の未来について考える機会を提供することを目的としている。パビリオン内では、没入型展示や屋外スペースを通じて、自然を敬うことが自己を大切にすることにつながるというメッセージが伝えられる。
日本式庭園と地中海スタイルの融合
モナコ公国パビリオンは、日本式庭園と地中海スタイルの庭園が融合した設計となっており、来場者に自然を再発見し、守り育てることの重要性を訴える。アルベール2世財団の環境問題への取り組みにも焦点を当てている。
万博への参加の歴史
モナコは1873年のウィーン万博以来、万国博覧会に参加しており、1958年には国際博覧会事務局(BIE)のメンバーとなった。1970年の大阪万博では「伝統と進歩」をテーマにモナコの歴史や文化を紹介しており、今回の万博では新たなパビリオンが未来へと誘う。
美とサステナビリティの調和
モナコ公国パビリオンは、地中海と日本庭園からインスピレーションを受けた建築で構成されている。来場者は、自然を表現した庭園の中を散策しながら、4つの異なるコンセプトでユニークな体験を楽しむことができる。
- TAKE CARE OF WONDER(自然の奇跡を守る)
- TAKE CARE OF OUR CITY(街を守る)
- TAKE CARE OF OUR MOTHER EARTH(母なる地球を守る)
- TAKE CARE OF OUR OCEANS(海を守る)
ワインセラーと展望テラスの設置
パビリオン内には、モナコの5つ星ホテルが設置したワインセラーと展望テラスが設けられる。このワインセラーは、オテル・ド・パリ・モンテカルロの150周年を記念したもので、マスターソムリエによる厳選されたワインやコニャックのテイスティングが楽しめる。
プレゼントキャンペーンの開催
2025年3月26日(水)から4月30日(水)まで、モナコ公国パビリオンに関するクイズに答えることで参加できるプレゼントキャンペーンが開催される。参加者の中から抽選で、ワイン試飲券やASモナコのユニフォームなどがプレゼントされる。
応募方法と賞品
応募はインスタグラムの投稿コメントに回答を書き込み、@monacotabiをフォローすることで完了する。合計13名に豪華賞品が当たるチャンスがある。
終わりに
モナコ公国パビリオンは、環境保護とラグジュアリーの融合をテーマに、多くの人々に自然の重要性を伝える意義深い機会となるだろう。大阪・関西万博での体験を通じて、来場者が未来に向けた意識を高めることを期待している。