みちょぱが生理の症状と夫からのサポートを明かす
モデルでタレントの池田美優さん、通称「みちょぱ」が2025年7月24日、東京都内で行われたツムラの「#OneMoreChoiceプロジェクト」発表会に登壇し、自身の生理やPMS(月経前症候群)に伴う症状を率直に語りました。
みちょぱは「生理の期間中は眠気が強くて、寝不足ではないのに体がだるく重い感じになる」と話し、腹痛や頭痛の症状は月ごとに異なると説明しました。腹痛は約2か月に1回程度強く感じることが多く、頭痛もその時々で強さに差があるといいます。
そうした辛さについて夫でラッパーの大倉士門さんも理解しており、みちょぱが体調のつらさを感じている際は「そっとしておいてくれる」と感謝の気持ちを述べました。具体的には、重要な話は別の機会にする、ソファでゆっくり休ませてくれるなど、体調を気遣う対応をしているとのことです。
生理の理解促進を目指す #OneMoreChoiceプロジェクト
この発表会は、生理・PMSによるつらさの実態を体験できるVR装置「ピリオノイド」も紹介され、参加者が実際に女性の生理時の症状を疑似体験できる企画となっていました。みちょぱ自身もこのVR体験を実施し、生理のつらさをリアルに感じたと語っています。
2025年5月実施の男女3000人対象調査によると、生理経験者の約7割が「隠れ我慢」を経験しており、つらさの程度や症状の種類が人それぞれ異なっていることを「知ってもらいたい」と答える人が9割以上に上ったことも報告されました。
みちょぱの生理体験エピソード:ポジティブに開き直る姿勢
みちょぱは生理の症状について「人によって違いが本当に大きい」と話します。友人たちの間でも「生理が重い子」「軽い子」とオープンに話し合う雰囲気があるとし、症状の差を認め合うことで理解が深まると述べました。
また、みちょぱは「伝えないと理解されない」と強調し、生理やPMSの症状を隠さずに表現することの重要性を伝えています。実際には眠気や腹痛、頭痛だけでなく、イライラや疲れといった精神的・身体的な症状の個人差が大きく、周囲の理解を得ることが生活の質向上につながるとの考えです。
飲み会での誤解と断りのエピソード
みちょぱは飲酒が全くできないことを告白しており、「妊娠しているのでは?」と視聴者や周囲からたびたび誤解されることに困惑しているそうです。実際は単にお酒が苦手なだけであり、「飲みにも誘わないでほしい」と冗談交じりに話していました。
丸の内で話題の男性による「生理痛体験」イベント
全国的に生理の実態理解を深める動きの中、東京・丸の内では特に男性が生理痛を体験・実感するイベントが注目されています。ツムラが設置した生理痛VR体験装置「ピリオノイド」では、多様な症状を疑似体験でき、参加した男性たちからは「生理痛の辛さが具体的にわかった」「もっと周囲の女性を配慮したい」という声が上がっています。
このような取り組みは「生理のつらさは我慢すべきもの」ではなく、支え合い理解し合う社会の実現を目指しています。調査結果によると、生理・PMSの症状を理解してほしいと答える人は多く、社会全体での意識変革が進んでいることがうかがえます。
まとめ:みちょぱの生理体験から考える周囲の理解とサポート
みちょぱがオープンに発信する生理のつらさや夫の大倉士門さんからの配慮は、多くの女性が抱える悩みと重なる点が多いでしょう。本人の体験を通じて、症状は人によって大きく異なり、それを理解して支える環境が大切だと伝えています。
また、丸の内をはじめ全国で生理痛体験を行うイベントも広がりつつあり、男女を問わず生理への理解を深める動きが活発です。こうした情報発信と社会的な取り組みは、将来的に生理のつらさを「隠れ我慢」せずに済む社会づくりにつながることが期待されます。