第1回「つたえたい、心の川柳」コンテスト 結果発表
株式会社くらしの友が主催した初の「第1回 つたえたい、心の川柳コンテスト」が、全国から2,711通の応募を集め、感動的な作品が多数寄せられたことが発表された。このコンテストは、亡くなった両親や祖父母との思い出を振り返り、彼らの愛情に気づくことをテーマにしている。受賞作品には、涙やユーモアに満ちた川柳が選ばれ、参加者たちの心温まるエピソードが詰まっている。
コンテストの概要
「つたえたい、心の川柳」コンテストは、故人との思い出を川柳として表現することを目的としている。応募期間は2025年7月1日から10月31日までで、審査は作家や日経元記者、ライターなどからなる専門家によって行われた。
応募者の属性は、男性が60%、女性が40%で、平均年齢は60歳であった。応募経路は自社ホームページからが25%を占めており、多くの方がこのコンテストに興味を持って参加したことが伺える。
受賞作品の紹介
最優秀賞には、ペンネーム「マコッチャン」の作品「これも食べ 母ちゃんお腹が 一杯や」が選ばれた。この作品は、作者が小学校5年生の誕生日に母が自分の分まで食べさせてくれた思い出を描いている。
優秀賞には、西城さんの「雪道の 祖父の歩幅は 孫の幅」が選ばれた。雪道を歩く祖父と孫の心温まるエピソードが表現されている。
審査員賞には、ペンネーム「ふくまる」の作品「言ったけど カレーが好きだと 言ったけど」が選ばれ、祖母とのカレーの思い出が描かれている。これらの作品は、短い言葉の中に深い愛情が詰まっており、参加者たちの心に響く内容となっている。
審査員のコメント
審査員の一人である作家の朝比奈あすか氏は、「どれも短い文章の中にしっかりその当時の愛情が詰め込まれている作品ばかりでした。川柳という短い文字数だからこそ誰もが簡単に参加できる企画になっていて、亡くなった両親や祖父母との思い出を振り返るきっかけを作っていると思います」とコメントした。
今後の展望
株式会社くらしの友は、今回のコンテストの反響を受けて、来年以降も同様のコンテストを開催する予定である。より多くの方に「故人への弔い」や「家族の繋がり」を感じてもらうため、幅広い世代が参加しやすい取り組みを進めていく方針である。
株式会社くらしの友について
株式会社くらしの友は、東京都大田区に本社を置く冠婚葬祭互助会を中心とした総合生活サービス業を展開している。1967年に設立され、以来多くの人々の人生の節目を豊かに彩ってきた。詳細については公式サイト(こちら)を参照してほしい。
終わりに
第1回「つたえたい、心の川柳」コンテストは、参加者が故人との思い出を振り返り、愛情に気づく貴重な機会を提供した。今後の開催が期待される中、さらなる多くの人々がこの取り組みに参加し、家族の絆を深めることができることを願っている。