自民党両院議員懇談会が開かれ、石破総理の退陣議論が集中
2025年7月27日、自民党は党所属国会議員が参加する「両院議員懇談会」を開催しました。この会合では参院選の結果を受けて、石破総理の進退について議論が白熱。党内からは退陣を求める声や、その是非を慎重に議論すべきという意見が相次ぎました。
退陣圧力の背景と党内の意見
参院選で大阪選挙区が27年ぶりに議席を失い、大阪府連の青山繁晴会長は「全て私の責任」と謝罪し、会長職から辞任を表明しました。しかし、石破総理の即時退陣を求める結論は出ず、「議論すべき」という要望書も提出され、今後の意見集約が課題となっています。青山会長は会長職としては退陣を強く求めないものの、個人議員として懇談会に参加し意見を述べる考えを示しました。
「石破おろし」の声が絶えず
党内では依然として「石破おろし」の声がやまず、特に今回の両院議員懇談会では石破総理に対する批判や辞任を促す意見が相次ぐと予想されていました。選挙結果の責任を問う声や、党執行部の刷新を望む声が根強く存在するため、議論は紛糾必至と見られています。
森山自民幹事長の対応
一方、森山自民党幹事長は総会の招集署名について厳密に精査し、「党則にのっとり適切に対応していく」との姿勢を強調しました。党内の混乱を抑え、法的にも正当なプロセスを踏むことが重要としています。
党内混乱の背景と今後の展望
参院選の結果は党の内部からも大きな反省を促しており、今回の両院議員懇談会は執行部の信任を問う場となりました。石破総理はテレビ番組で「私心なく国民のために職務を全うする」と改めて決意を述べていますが、党内の退陣圧力は収まる気配がありません。
今後、懇談会での議論や総会招集の動きがどのように展開していくかに注目が集まります。党としては、参院選敗北の原因分析や執行部の人事についての議論を深めつつ、党則に基づいた対応を進めていくと見られています。
まとめ
- 2025年7月27日に自民党両院議員懇談会が開催され、石破総理の退陣議論が活発化。
- 大阪府連の青山繁晴会長は選挙敗北責任を取り辞任を表明、即時退陣は求めず議論継続。
- 党内には「石破おろし」の声が根強く、懇談会での議論は紛糾必至。
- 森山幹事長は総会招集署名の厳密な精査を表明し、党則に基づいた対応を強調。
- 今後の党内議論の行方と石破総理の対応に全国の関心が集まる。