安住紳一郎アナ、新潟・十日町の棚田から4か月連続の生中継

2025年7月24日、TBS系の朝の情報番組「THE TIME,」にて、安住紳一郎アナウンサーが新潟県十日町市の棚田から4か月連続の出張中継を行いました。安住アナは総合司会を務めながら、地元の農業現場を丁寧に取材し、全国の視聴者に米作りの現状を伝えています。

棚田の田んぼが「ピンチ」—厳しい気象状況

今回の中継では、松代地区の約20アールの棚田を舞台に、田植えから生長の過程をおよそ4か月間にわたり追いかけてきました。しかし、報告されたのは新潟の棚田が現在「田んぼのピンチ」を迎えているという深刻な状況です。

主な原因は長引く雨不足により、稲の生育が危ぶまれていること。棚田の特徴である段々畑は水の確保が重要ですが、雨が少ないことで水源である近隣の川の水量も減少。それに対応すべく、中継では川から水をポンプで吸い上げて棚田に流す作業も紹介されました。水管理に工夫を重ねながら、稲の生長を支えています。

「出張!安住がいく」シリーズで伝える地域の魅力と課題

この中継は安住アナの企画「出張!安住がいく」の一環で、視聴者に地域の旬な情報や季節感を届けることを目的としています。4月の田植えから5月、6月を経て、7月の水不足という自然の厳しさをリアルに伝えてきました。

同シリーズは新潟十日町の棚田の風景や米作りの工程に加え、地域の農家さんの努力や地元の文化にも触れ、魅力の発信にも力を注いでいます。例えば、地元産の白米や茄子の漬物の紹介、農作業の合間の和やかな様子など、温かい地域の空気感も伝わってきます。

安住アナ、出演者たちと共に稲刈り計画も

今回の放送では、安住アナが出演者とともに稲刈りの計画についても話し合い、視聴者と共に収穫の時期を迎えようとする期待感を演出しました。江藤愛アナが「不安」を口にする中、安住アナは「ここからやればいいじゃないか」と前向きな言葉で鼓舞。これも長期にわたる中継ならではの一体感が感じられました。

地域の棚田を守る意味

新潟・十日町の棚田は日本の伝統的な農業景観であり、国の重要な文化資源でもあります。現代の気候変動による異常気象の影響もあり、水不足や作物の生育に影響が及ぶ中、こうした中継を通じて地域農業の現実を知ることは大きな意義があります。

視聴者は単に美しい棚田の風景を見るだけではなく、生産者の苦労や地域の取り組みも感じ取ることができ、農業への理解や地域支援にもつながっていくことが期待されます。

まとめ

  • 安住紳一郎アナが4か月連続で新潟・十日町の棚田から生中継を実施し、米作りの現在の状況を届けている。
  • 長引く雨不足で田んぼがピンチを迎え、水の確保のために川の水をポンプでくみ上げている状況を紹介。
  • 番組「THE TIME,」の「出張!安住がいく」シリーズとして地域の農業や文化も伝え、視聴者に地域の魅力と問題を届けている。
  • 出演者と共に稲刈り計画を語り、視聴者との一体感を創出している。

このように、安住紳一郎アナは情報番組の枠を超え、地域農業の現状に密着しながら、日本の貴重な棚田文化の保全と未来につながるメッセージを発信しています。今後の稲の成長と収穫までの様子にも、引き続き注目が集まっています。

参考元