吉本興業のお笑いトリオ「さんさんず」が解散 ゾエは芸人を引退、タカシと木田は継続へ
吉本興業に所属するお笑いトリオ「さんさんず」が2025年11月28日付けで解散することを発表しました。メンバーのゾエ(37)とタカシ(43)が同日、自身のX(旧ツイッター)を通じて解散と進路変更について報告。パワフルなネタで注目を集めていたトリオの終焉は、お笑い界でも大きな話題となっています。
解散の詳細と各メンバーの進路
ゾエは自身のXアカウントで「本日11月28日付けでさんさんずゾエはよしもとを退所し芸人を辞めることにしました!!」と報告。一方、タカシは「2025.11.28をもちまして、さんさんずは解散する事になりました!僕たちはそれぞれ、新たなる道を進みます!応援し続けてください!」と投稿しました。
解散により、ゾエは吉本興業を退所して芸人活動を完全に引退します。一方、タカシと木田大輔の2人は芸人として継続活動することが明かされています。ゾエは退所時のメッセージで「酒飲みとハゲの酒飲み相方2人には感謝しかありません!2人は芸人を続けるみたいです!」とコメントし、相方たちの継続活動にエールを送りました。
さんさんずの活動歴と実績
さんさんずは2015年7月にタカシ、ゾエ、木田大輔の3人によって札幌吉本で結成されました。その後、2016年4月に東京吉本に移籍し、徐々にその知名度を高めていきました。
トリオは「トリプルハイテンション」と「ダブルツッコミ」と称したパワフルなネタで注目を集めるようになります。2017年11月には、タウンワークが主催する”次世代のモンスター芸人”を発掘するためのオーディションライブ「BAKE-MON」の決勝戦に出場。テレビ東京の「ぴったりにちようチャップリン」やテレビ朝日系の「アメトーーク!」といった番組にも出演を重ね、着実にテレビ出演の機会を増やしていきました。
特に話題となったのが、テレビ埼玉の「いろはに千鳥」への登場です。この番組で千鳥から「なんで耳に入らんの?こんなんが」「吉本は今すぐこいつらのグッズを作れ」と絶賛されるなど、他の芸人からも高く評価されていました。パワフルなステージパフォーマンスと個性的なネタで、多くのお笑いファンから支持を受けていたトリオです。
ゾエからの感謝のメッセージ
解散を発表したゾエは、自身のSNSで充実した活動を振り返り、感謝の気持ちを綴りました。「この最高のお笑い界にいれたのも、最高のお客さん、最高の芸人仲間、最高のスタッフさんがいてくれたおかげです!!BIG感謝!!」と、お世話になった全ての人への感謝を表現しています。
また、ゾエは相方のタカシと木田に対しても特別な感謝を述べ、「酒飲みとハゲの酒飲み相方2人には感謝しかありません!」とユーモアを交えたメッセージを送りました。最後には「本当に皆様長い間お世話になりました!!またどこかでお会いしましょう!!さー!昼飯だ!!!!!」と、ポジティブなメッセージで締めくくっています。
お笑い界への影響と今後の展望
さんさんずの解散は、日本のお笑い界にとって一つの区切りとなります。トリオとして活動していた期間は、お笑い界で個性的で新鮮なネタを提供していました。パワフルで高テンションなパフォーマンススタイルは、多くの後進芸人たちにも影響を与えていたと考えられます。
今後、タカシと木田は2人での活動に切り替わることになります。トリオとしてのダイナミズムが失われる一方で、2人の新しいスタイルへの期待も生まれています。芸人を引退するゾエについては、新たなキャリアの構築に向けて新しい道を歩んでいくことになります。
解散というポイントを迎えたさんさんずですが、これまでのお笑い活動を通じて多くのファンに笑顔を届けてきたトリオの功績は、お笑い界の歴史に残ることでしょう。ゾエの芸人引退とタカシ・木田の継続活動という選択は、各メンバーが新しいステージへ進むための決断として受け止められています。
まとめ
2025年11月28日、吉本興業の人気お笑いトリオ「さんさんず」は10年間の活動に幕を下ろしました。ゾエの退所と芸人引退、そしてタカシと木田の継続活動という形での解散となります。パワフルなネタで千鳥からも絶賛されたトリオの解散は、お笑い界の一つの転機を示すものとなりました。各メンバーの新しい道での活躍に注目が集まります。
