ヤジマリー。旋風、「水曜日のダウンタウン」女子中高生人気芸人ランキングに新風を巻き起こす

2025年8月20日放送のTBS系人気バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」で、女子中高生を対象にした「人気芸人ランキング」が発表され、バラエティ界やファンの間で大きな話題となっています。今年の調査でヤジマリー。がなんと陣内智則を超える人気を獲得し、陣内が長年守り続けてきたベスト10から陥落するという予想外の結果が波紋を呼んでいます

毎年恒例の街頭アンケート調査が明かした世代交代の兆し

「水曜日のダウンタウン」ではこれまでにも2014年、2017年、2019年、2021年、2022年と5回にわたり、女子中高生を対象とした大規模な「好きな芸人」アンケートが実施されてきました。今年も例年同様に街頭でリアルな声を集め、世代ごとの笑いの嗜好を明らかにしています。

2025年の最新ランキングは、既存の人気芸人たちが長年築き上げてきた牙城に新たな風を吹き込みました。特にヤジマリー。の初のベスト10入りが注目を集めています。これまで男性芸人がランキングを独占してきた流れの中で、意外な活躍を見せる女性コンビも登場し、「イッテQ」などバラエティ番組への出演が強い追い風となったと分析されています

陣内智則、ついにランキング陥落――本人も思わず本音ポロリ

かつては絶大な人気を誇り、女子中高生からも支持を集めてきた陣内智則。近年は街頭調査のトップ10常連で、そのコミカルなネタや安定感のあるトーク力で名を馳せてきました。しかし今回、思いがけずベスト10から外れるというショッキングな結果に本人も「正直、まだ?」と率直な心境を打ち明けています

番組内では、陣内自身が「いやー、ついにこの日が来たか」というような苦笑混じりのコメントを残し、スタジオの共演者たちもその変化に驚きを隠しきれませんでした。

ヤジマリー。人気躍進の理由とは?

  • 親しみやすさと自然体のキャラクター:

    ヤジマリー。は、従来の毒舌系やインパクト重視の芸風とは一線を画す、その素朴なリアクションや、等身大のトーク、幅広い層に受け入れられる柔らかいユーモアで支持を伸ばしてきました。
  • 女子向け企画や番組での活躍:

    バラエティだけでなく、恋愛リアリティショーやトレンドを取り込んだ企画へ積極的に参加。親しみやすい雰囲気が女子中高生の共感を集めています。
  • 女性芸人としてのロールモデル:

    これまで男性主流だったお笑い界において、女性芸人がランキング上位に食い込むことは大きな意味を持ち、身近な存在として憧れを集めています

ノンスタイル健在!「まだまだいける」女子高生の声

ランキングではノンスタイルも健闘。特に井上裕介がMCを務める恋愛リアリティ番組「今日、好きになりました」への出演が支持層拡大に繋がっています。過去のトラブルも新しいファン層にはもはや話題にならず、「ネタ一辺倒でなく、様々なコンテンツでの存在感が人気維持のカギ」とされています

イッテQパワーと女性コンビの台頭――勢力図はどう変わる?

今回のランキングでひと際目立ったのが、女性芸人コンビの台頭。これまでは男子芸人がランキング上位を独占する状況が続いていましたが、バラエティ「イッテQ」などで活躍する女性タレントが支持を集め、「千鳥」「かまいたち」といった大御所を押しのける場面もありました。「千鳥かまいたちより上!?」「すごい!」というSNSでの驚きの声も相次ぎ、バラエティ界の世代交代を感じさせる結果となりました

“ほぼレギュラー化”?注目芸人の出演傾向に視聴者からもツッコミ

注目が集まるのは、ランキング上位芸人たちの「水ダウ」への連続出演。中には36歳の若手芸人が“ほぼレギュラー化”とも言えるほど頻繁に登場し、視聴者から「もう出過ぎ!」とSNSでのツッコミが殺到。これも高い人気の証であり、「水ダウ」における“旬”芸人の顔ぶれが、世代や流行の敏感なリトマス紙となっています。

業界関係者の分析:「Z世代」の笑いが変えるお笑い界

お笑いのトレンドが10代を中心とする「Z世代」の支持によって急速に変化していることがわかります。コンテンツへの露出機会や、SNS上での拡散性、バズを呼びやすい柔軟な芸風が、今後の人気芸人ランキングを左右する要素となっていくことは間違いありません。「水曜日のダウンタウン」での調査結果そのものが、芸人のみならずテレビ業界、お笑い界全体への新たなメッセージとなっています。

受け止め方も世代ごとに多様化

ランキングの発表を巡っては、ネット上でもさまざまな受け止めが見られます。慣れ親しんだ大御所芸人の退場に「寂しい」という声が上がる一方、「もっと女性芸人を見たい!」「次はどんな新しい顔が出てくるのか楽しみ」と、ポジティブに受け止める意見も多く、若年層の求める「共感」や「新鮮さ」が求められている時代の空気が感じられます。

今後の展望——変わり続けるお笑いの現場とメディアの責任

今回のランキング結果を受け、番組や芸人たちがどのような変化を見せるのかに業界内外から注目が集まっています。「お笑い」の価値観や楽しみ方が多様化し続ける中、メディアとしても新しい才能や個性ある芸人の登用・発掘に積極的に取り組む必要性が高まっています。今後も「水曜日のダウンタウン」をはじめとするバラエティ番組から、思いがけないスターや新たなブームが誕生するのか。女子中高生の投票というシンプルかつ最もトレンドを反映しやすい指標は、これからも多くの人々がお笑い界に注目する原動力となることでしょう。

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